六甲アイランド大橋
六甲アイランド大橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 神戸市東灘区魚崎浜町 - 向洋町東 |
交差物件 | 神戸港 六甲北水路 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 阪神高速5号湾岸線 |
管理者 | 兵庫県 |
着工 | 1990年9月 |
竣工 | 1994年4月 |
開通 | 同上 |
座標 | 北緯34度42分2秒 東経135度16分24秒 / 北緯34.70056度 東経135.27333度 |
構造諸元 | |
形式 |
非平行弦ダブルデッキローゼ桁橋 (基礎:ニューマチックケーソン) |
全長 | 217 m |
幅 |
西行:13.5m - 19.004m 東行:13.5m - (15.15m+7.512m) |
桁下高 | 32.8 m |
地図 | |
関連項目 | |
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六甲アイランド大橋 (英: Rokko Island Bridge) は、神戸市東灘区魚崎浜町と六甲アイランドに架かる阪神高速5号湾岸線のアーチ橋。
構造
[編集]六甲アイランド大橋 (以下、RI大橋) は、橋長217mの非平行弦ダブルデッキローゼ桁橋である。RI大橋は、神戸大橋や六甲大橋、東神戸大橋と同様に二層構造となっており、上段は北行き(USJ•関西空港方面)、下段は南行き(六甲アイランド方面)の道路が通っている。RI大橋の架かっている六甲北水路には大型船が通るが、港湾計画によって高さ29mの制限があるので、橋は水面上32.8mの高さに架かっている[1]。
道路は湾岸線の他の区間と同様に片側3車線であり、道路規格は第二種第一級であるにもかかわらず、制限速度は40km/hである(湾岸線の他の区間は80km/h)。また、橋の南端(六甲アイランド側)には湾岸線の駒栄方面の延伸のための用地が確保されている。
歴史
[編集]1994年4月、阪神高速5号湾岸線中島~六甲アイランド北区間開通と同時にRI大橋が完成•開通した。
しばらくして1995年1月、阪神淡路大震災が発生し、湾岸線全体でこの地震の被害を受けて、他と同様にRI大橋も被害を受けた。橋の支承が破損し、アーチ橋本体も横に3mずれた。復旧にあたっては、ずれたアーチ橋本体をまず大型クレーンで一時撤去し、もう一度クレーンで元の位置に戻すという作業を行った。慎重かつ迅速にこれらの作業は行われ、当初1995年10月復旧を目途としていたところ、3か月短縮し同年7月に交通開放することができた[1]。
その後、2009年には大阪湾岸道路西伸部の都市計画が決まり、2028年に湾岸線が駒栄方面に延伸される予定となっており、RI大橋においても交通量が増加することが予想されている[2]。
なお、2023年に水道管の経年劣化に伴う漏水が発生した橋は六甲大橋であり、RI大橋ではない。
脚注
[編集]- ^ a b “震災を乗り越え本土と島をつなぐ架け橋 六甲アイランド大橋”. 阪神高速道路株式会社. 2023年7月19日閲覧。
- ^ “大阪湾岸道路西伸部 (六甲アイランド北~駒栄)”. 神戸市. 2023年7月19日閲覧。