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仏向町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仏向町
町丁
地図北緯35度27分23秒 東経139度34分36秒 / 北緯35.456406度 東経139.576594度 / 35.456406; 139.576594
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 保土ケ谷区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 12,548 人
 世帯数 6,294 世帯
面積[2]
  1.812 km²
人口密度 6924.94 人/km²
設置日 1927年昭和2年)4月1日
郵便番号 240-0044[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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仏向町(ぶっこうちょう)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区の町名。丁番を持たない単独町名である。住居表示未実施[5]

2010年12月、西部地区の新興住宅地を中心に住居表示が実施され『仏向西[6] として分割されたが、ここでは従来通りのまま記載する。

地理

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保土ケ谷区西部に位置し、面積は1.812km2[2]。面積・人口とも保土ケ谷区最大の町である。

町の北東には相鉄本線が通り、町内に和田町駅がある。南端には横浜新道が通り、星川町と東戸塚駅とを結ぶ路線バスが運行されている。また写真のようにNTTコミュニケーションズのコンクリート製の高さ103mの巨大な無線中継所(mmbiNOTTV」放送送信所)があり、町のランドマークとなっている。町の中央部を東海道貨物線が通るが、町内には駅は設けられていない。

かつて町の西部には栗田工業横浜研究所や日本カーリット保土ヶ谷工場があったが、栗田工業は1985年厚木市森の里に移転(現在は閉鎖)、日本カーリットは1995年群馬県渋川市に移転した。

跡地は新興住宅地として開発されたが、日本カーリット工場跡地の一部が『たちばなの丘公園[7]として2011年に開園し、操業当時の遺構が保存されている。

市沢・仏向の里山、谷戸の原風景保全に取り組む「ホタルの里水辺愛護会」が、平成13年度国土交通省手づくり郷土賞(地域活動部門)受賞

字名

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  • 前耕地(まえごうち)
  • 北ノ上(きたのうえ)
  • 神木前(かみきまえ)
  • 坂本台(さかもとだい)
  • 行座谷(ぎょうざや)
  • 矢シ塚(やしつか)
  • 猪ノ久保(いのくぼ)

  • 上原(うえはら)
  • 向原(むかいはら)
  • 栗ノ沢(くりのさわ)
  • 中谷(なかや)
  • 倉沢(くらさわ)
  • 外野(そとの)
  • 横谷(よこや)[2]

地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、仏向町字前耕地239番1地点で19万8000円/m2となっている[8]

歴史

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町名の由来

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町名の由来は、『新編武蔵風土記稿』によれば、仏に供える食物を意味する「佛餉」から来ているとする説がある[9][10]

沿革

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古くは橘樹郡仏向村で、1889年(明治22年)4月1日に坂本村と合併、矢崎村となる。矢崎村は明治42年に保土ケ谷町と合併、保土ケ谷町大字仏向となる。

  • 1927年(昭和2年)4月1日に横浜市に編入時に新設。
  • 同年10月1日に区制施行により保土ケ谷区に編入された。

主な出来事

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  • 1955年(昭和30年)8月2日 - 日本カーリット保土ケ谷工場(1995年群馬県へ移転)で爆発事故。従業員ら21人が死亡、19人が重軽傷。工場10数棟が損壊。同工場では1958年1月14日にも、2人死亡、15人が重軽傷を負う爆発事故が発生した[11]

世帯数と人口

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2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
仏向町 6,294世帯 12,548人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[12]
13,131
2000年(平成12年)[13]
13,806
2005年(平成17年)[14]
13,835
2010年(平成22年)[15]
14,921
2015年(平成27年)[16]
11,245
2020年(令和2年)[17]
12,693

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[12]
4,978
2000年(平成12年)[13]
5,464
2005年(平成17年)[14]
5,612
2010年(平成22年)[15]
6,220
2015年(平成27年)[16]
4,861
2020年(令和2年)[17]
5,604

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[18]

番・番地等 小学校 中学校
1〜399番地、508〜511番地
552〜554番地、615〜646番地
764〜780番地、822〜836番地
1600番地以降
横浜市立坂本小学校 横浜市立保土ケ谷中学校
1518番地〜1561番地の2
1561番地の4〜1599番地
横浜市立橘中学校
1006番地の3〜5・8〜終り
1007・1008番地(どちらも国道1号以南)
1009〜1013番地、1307〜1327番地
1328番地(国道1号以南)
1330〜1349番地
1350〜1352番地(国道1号以南)
横浜市立初音が丘小学校
1378〜1380番地まで、1515〜1517番地
1561番地の3
横浜市立藤塚小学校
400〜507番地、512〜551番地
555〜614番地、647〜763番地
781〜821番地、837〜980番地
984〜996番地、998番地
1001番地〜1003番地の1、1005番地
1007・1008番地(どちらも国道1号以北)
1014〜1306番地、1328番地(国道1号以北)
1329番地、1350〜1352番地(国道1号以北)
1353〜1377番地、1381〜1514番地
横浜市立仏向小学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[19]

町丁 事業所数 従業員数
仏向町 229事業所 2,697人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[20]
176
2021年(令和3年)[19]
229

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[20]
2,090
2021年(令和3年)[19]
2,697

交通

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路線バス

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かつては横浜新道上に『仏向町』バスストップが存在したが、6車線化工事に伴い廃止された。

  • 相鉄バス浜16、19系統:横浜駅西口・和田町駅 - 西原住宅・鶴ヶ峰駅・新桜ヶ丘団地
  • 相鉄バス浜17系統:東戸塚駅西口 - (今井IC~横浜新道) - 藤塚町 - 星川ランプ - (横浜新道~今井IC) - 東戸塚駅西口
  • 相鉄バス浜18系統:東戸塚駅西口 - (川上IC~横浜新道) - 藤塚町 - 星川ランプ - (横浜新道~川上IC) - 東戸塚駅西口 (始発一本のみ)
  • 横浜市営22系統:保土ケ谷駅西口 - 花見台 - 橘中学校 - 仏向町団地 - 和田町駅 - 星川町 - 保土ケ谷駅西口
  • 横浜市営22系統:和田町駅 - 仏向地域ケアプラザ - 橘中学校 - 仏向町団地 - 和田町駅

公共施設

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  • 横浜市立橘中学校
  • 横浜市立仏向小学校
  • むかいはら幼稚園
  • 岩崎学園附属幼稚園
  • 特別支援教育総合センター
  • 横浜市水道局西谷浄水場分庁舎

その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[22]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
1~950番地
1115~1247番地
1359~1367番地
1431~1655番地
保土ケ谷警察署 両郡橋交番
951~1114番地
1248~1358番地
1368~1430番地
花見台交番

脚注

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  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b c 横浜市町区域要覧、1 - 27頁
  3. ^ a b 仏向町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 住居表示実施町名一覧 (令和2年10月19日現在)”. 横浜市 (2020年10月29日). 2021年8月28日閲覧。
  6. ^ 横浜市 平成22年度住居表示実施地区(横浜市市民局HP)
  7. ^ 火薬工場跡地が『たちばなの丘公園』として生まれ変わります(横浜市環境創造局HP)
  8. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年6月4日閲覧。
  9. ^ 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
  10. ^ 蘆田伊人編 編「巻ノ68橘樹郡ノ11 佛向村」『大日本地誌大系』 第7巻 新編武蔵國風土記稿3、雄山閣、1929年8月、279頁。NDLJP:1214845/145。「文字も古くは佛餉と書きたると見ゆ」 
  11. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、108,126頁。ISBN 9784816922749 
  12. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  18. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  19. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  20. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  21. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  22. ^ 交番案内”. 保土ケ谷警察署. 2023年10月15日閲覧。

参考資料

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