コンテンツにスキップ

久邇家 (侯爵家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
久邇家
家祖 久邇邦久
久邇宮邦彦王第2王子)
種別 華族侯爵
凡例 / Category:日本の氏族

久邇家(くにけ[1])は、久邇宮邦彦王の第2王子で臣籍降下した久邇邦久が創設した華族侯爵[1]

歴史

[編集]

久邇宮邦彦王の第2王子久邇邦久は、大正12年10月に請願に依り臣籍降下して久邇の家名を賜り[2][3]、10月25日に華族の侯爵に列せられた[4]。夫人は前妻が島津忠済公爵の娘量子、後妻が松浦靖子爵の娘董子。しかしいずれも離婚に至っており、実子はなかった[2]

邦久は歩兵大尉まで昇進した陸軍軍人だったが、昭和10年に死去[2]三条西公正伯爵の次男実栄が養子相続して襲爵した[2]

実栄の長男は之房(昭和32年5月26日生)、さらにその長男は之尭(平成3年11月18日生)である[2]

系図

[編集]
実線は実子、点線(縦)は養子。系図は『平成新修旧華族家系大成 上巻』に準拠[5]
久邇邦久[† 1]
 
 
 
実栄[† 2]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
之房之宣(田口姓)
 
 
 
之尭

系譜注

[編集]
  1. ^ 久邇宮邦彦王の第2王子。
  2. ^ 三条西公正伯爵の次男。

脚注

[編集]

出典

[編集]

参考文献

[編集]
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年(平成8年)。ISBN 978-4642036702 
  • 華族大鑑刊行会『華族大鑑』日本図書センター〈日本人物誌叢書7〉、1990年(平成2年)。ISBN 978-4820540342 
  • 小田部雄次『華族 近代日本貴族の虚像と実像』中央公論新社中公新書1836〉、2006年(平成18年)。ISBN 978-4121018366 
  • 森岡浩『日本名門・名家大辞典』東京堂出版、2012年(平成24年)。ISBN 978-4490108217 

関連項目

[編集]