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不死鳥伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『不死鳥伝説』
山口百恵スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
歌謡曲
時間
レーベル CBSソニー
プロデュース 酒井政利
チャート最高順位
山口百恵 アルバム 年表
Star Legend 百恵伝説
(1980年)
不死鳥伝説
(1980年)
This is my trial
(1980年)
『不死鳥伝説』収録のシングル
  1. さよならの向う側
    リリース: 1980年8月21日
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不死鳥伝説』(フェニックスでんせつ)は、山口百恵の21枚目のスタジオ・アルバム。1980年8月21日CBSソニーよりリリースされた。

概要

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帯コピー:蘇ると約束するわ 心だけは永遠の生きもの…

シングル「さよならの向う側」と同時発売。この年に引退することが決まっていた百恵にとって最後となる「百恵ちゃんまつり」(新宿コマ劇場)におけるオリジナル・ミュージカル「不死鳥伝説」(阿木燿子脚本)用のアルバムとして制作された[1]。歌詞カードには物語のあらすじが書かれている。ミュージカルの主題は、1980年から19年後の未来に人類が滅亡するという危機が訪れ、百恵の扮する救世主が現れて世界を救うというもので、『ノストラダムスの大予言』をモチーフにした、阿木によるオリジナルのストーリーとなっている[1]

LPは2枚組で、4面目(2枚目のB面)に曲は収録されておらず、盤に百恵の直筆サインが刻印されている[2]。カセットはミュージカルの曲順通りに構成されており、LPとは曲順が異なる。

2003年6月4日に発売された全オリジナルアルバム22枚を復刻したCD-BOX『MOMOE PREMIUM』には、リマスタリング音源で収録されている。2007年9月30日には更なるマスターサウンド仕様が施された『Complete MOMOE PREMIUM』が発売された。

収録曲

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DISC1-A
全作詞: 阿木燿子、全作曲: 宇崎竜童、全編曲: 萩田光雄(注記を除く)。
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「序曲」(作曲:萩田光雄)阿木燿子宇崎竜童
2.「海から零へ」阿木燿子宇崎竜童
3.不死鳥フェニックス伝説」阿木燿子宇崎竜童
4.「Miss Boy」阿木燿子宇崎竜童
DISC1-B
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ブラックボール」(作曲:佐々木勉)  
2.「テレパシーナ」  
3.「Who」  
4.「スペース・トラブル危機一髪」  
DISC2-A
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ダンシング・スターシャイン」(作曲:萩田光雄)  
2.死と詩 death and poem  
3.さよならの向う側  
4.「空から無限大」(作曲:萩田光雄)  

カセット

A面
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「序曲」  
2.「海から零へ」  
3.「Miss Boy」  
4.「死と詩 death and poem」  
5.「テレパシーナ」  
6.「Who」  
B面
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「ブラックボール」  
2.「ダンシング・スターシャイン」  
3.「スペース・トラブル危機一髪」  
4.不死鳥フェニックス伝説」  
5.「さよならの向う側」  
6.「空から無限大」  

クレジット

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ミュージシャン

スタッフ

関連作品

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 川瀬 2011, p. 321
  2. ^ 山口百恵 – 不死鳥伝説 (1980, Vinyl)”. Discogs. 2023年11月3日閲覧。

参考資料

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  • 川瀬泰雄『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259