三浦逸雄
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三浦 逸雄(みうら はやお、1899年 - 1991年頃?)は、日本のイタリア文学者、翻訳家。 ダンテ『神曲』を訳した。
略歴
[編集]第一書房『セルパン』編集長、日本大学芸術学部講師などを務める。
息子は作家の三浦朱門で、聖書のシモン・ペテロより名付けた。妻は元新劇女優。
翻訳
[編集]- 『二十四の脳膸』(ジヨヴアンニ・パピイニ、弘文社書店) 1924
- 『行つまれる男』(パピニイ、弘文社書店) 1924
- 『蠹魚』(ベネエリ、第一書房、近代劇全集35) 1928
- 『小さき泉』(ブラツコオ、第一書房、近代劇全集36) 1930
- 『フアシスト革命』(ムツソリーニ、日本評論社、ムツソリーニ全集2) 1935
- 『スターリン政権を発く』(トロツキイ、新潮社) 1937
- 『純粋行動の哲学』(ジョヴァンニ・ジェンティーレ、白揚社、世界全体主義大系) 1939
- 『技術と文明』(マンフオード、育生社弘道閣) 1942
- 『新生』(ダンテ、平凡社、世界名詩集大成14) 1960、のち角川文庫で再刊
- 『ハイネ新詩集』(日本文芸社) 1966
- 『バイロン新詩集』(日本文芸社) 1966
- 『テニソン新詩集』(日本文芸社) 1967
- 『破船も楽し / 魔神に捧ぐる頌』(ウンガレッティ / カルドゥッチ、平凡社、世界名詩集25) 1968
- 『神曲』全3巻(ダンテ、角川文庫) 1970 - 1972、のち角川ソフィア文庫で再刊 2014
参考
[編集]- 「三浦朱門年譜」(講談社文芸文庫『箱庭』):父の死去は記されていない。
- 『文藝年鑑1940』