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セレン化ゲルマニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セレン化ゲルマニウム
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識別情報
CAS登録番号 12065-10-0
PubChem 12049114
特性
化学式 GeSe
モル質量 151.57 g/mol
外観 黒色
密度 5.56 g/cm3
融点

667 °C (decomposes)

バンドギャップ 1.07 eV (indirect) [1]
屈折率 (nD) 2.5
構造
結晶構造 斜方晶
空間群 Pnma
関連する物質
その他の陰イオン 一硫化ゲルマニウム, 一テルル化ゲルマニウム
関連する セレン化鉛
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

セレン化ゲルマニウム()は、GeSeの化学式を持つ化合物である。黒色結晶粉末で、結晶構造は斜方晶であるが、650℃で立方晶に変化する[2]

セレン化ゲルマニウム結晶を成長させるために、密閉して熱したアンプルの端でセレン化ゲルマニウム粉末を気化させ、熱していないもう一方の端で凝集させる。通常の結晶は小さく、主に気体の対流のために不規則に成長するが、スカイラブ内の無重力で対流の少ない環境では、地上で成長する結晶より10倍も大きくなり、見た目にも欠陥のない結晶ができる[3][4]

出典

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  1. ^ L Makinistian et al (2007). “Ab initio calculations of the electronic and optical properties of germanium selenide”. J. Phys.: C 19: 186211. doi:10.1088/0953-8984/19/18/186211. 
  2. ^ Wiedemeier H., Siemers P.A. (1975). “The Thermal Expansion and High Temperature Transformation of GeSe”. Zeitschrift fur anorganische und allgemeine chemie 411: 90–96. doi:10.1002/zaac.19754110110. 
  3. ^ SP-400 Skylab, Our First Space Station”. NASA. 2009年6月6日閲覧。
  4. ^ H. Wiedemeier et al. (1975). “Crystal growth and transport rates of GeSe and GeTe in micro-gravity environment”. Journal of Crystal Growth 31: 36. doi:10.1016/0022-0248(75)90107-4.