コンテンツにスキップ

ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜」
MALICE MIZERシングル
初出アルバム『merveilles
B面 COLOR ME BLOOD RED
リリース
規格 8cmCD
録音 1997年
日本の旗 日本
ジャンル ヴィジュアル系
プログレッシヴ・ロック
J-POP
レーベル コロムビアミュージックエンタテインメント
作詞・作曲 Gackt
Mana
チャート最高順位
  • 20位(初回盤、オリコン
  • 42位(通常盤、オリコン)
  • 登場回数3回(両作、オリコン)
MALICE MIZER シングル 年表
ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜
1997年
au revoir
(1997年)
merveilles 収録曲
Syunikiss~二度目の哀悼~
(2)
ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜
(3)
ILLUMINATI
(4)
テンプレートを表示

ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜」(ヴェル・エール くうはくのときのなかで)は、MALICE MIZERメジャーデビューシングル。1997年7月19日コロムビアミュージックエンタテインメントから発売された。

解説

[編集]
  • 初回限定盤は5万枚限定、フランスでロケーションが行われたPVが収録されたビデオテープ・16ページのブックレット付きでリリースされた[1]。その約2週間後にc/w、instrumentalも収録された通常盤がリリース。

収録曲

[編集]

(全編曲:MALICE MIZER・島田陽平)

初回限定盤
  1. ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜 [5:18]
    作詞:Gackt.C、作曲:Mana
    • 基本はメロディアスだが、変拍子を取り入れたり、間奏の最中に楽器の音が少なくなってハープだけになったり等独自の構成を構築している[1]
    • Gacktはアレンジに対して「耳に入ってくる分には違和感がない様に」考慮した[1]
    • Manaは構成について「サビを聞きやすくする」「ギターのアプローチを最大限にクラシック的にした」「イントロからエンディングまで、常に2本のギターがハモっていてという独自のギターラインを聞かせたかった」と語っている[1]
    • アルバム『merveilles』収録のものはアレンジが加えられている。また、歌も一部コーラスが足されている。
通常盤
  1. ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜
  2. COLOR ME BLOOD RED [3:03]
    作詞・作曲:Közi
    • Gt.Köziがヴォーカルをとっている。
  3. ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜(instrumental [5:18]

ミュージック・ビデオ

[編集]

インディーズ時代のファン達から「PVを見たい」と言われ続けていたが、「限られた予算で中途半端なものを作るのがいやだ」というメンバー5人の意向から、フランスでのオールロケーションでの撮影が行われた[2]

ビデオカメラではなく、フィルムで撮影している。フィルムはビデオカメラと違い、1本で撮れる時間が短いため、納得いくまで撮り直すことができず、せいぜい同じシーンを2回撮っておく事が限度であり、事実上はぶっつけ本番・一発撮影だった。そういう制約の中でも、全てに目を配っていった監督の姿勢にManaは感動した[2]

Manaが小道具を使うシーンは音源とビデオとライブでのパフォーマンスに関連性を持たせるためだった。特に「ライブでのパフォーマンスは後方の客席からは見えないかもしれないから、その分ビデオでハッキリみせたい」というManaの意向があった[2]

収録アルバム

[編集]
アルバム 発売日 備考
ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜
merveilles 1998年3月18日 メジャー1stオリジナルアルバム
『La Collection des Singles』 2004年9月29日 1stベストアルバム
『La Meilleur Selection de MALICE MIZER』 2006年10月18日 2ndベストアルバム
COLOR ME BLOOD RED
『La Collection des Singles』 2004年9月29日 1stベストアルバム

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1997年8月号「MODERN VOICE」192Pより。
  2. ^ a b c ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1999年3月号「MALICE MIZER re-born」p.105より。