ヴェネツィア国際映画祭 審査員大賞
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ヴェネツィア国際映画祭 審査員大賞(ヴェネツィアこくさいえいがさい しんさいんたいしょう、イタリア語: Leone d'argento - Gran premio della giuria、英語: Silver Lion - Grand Jury Prize)は、ヴェネツィア国際映画祭の作品賞の一つ。2013年(第70回ヴェネツィア国際映画祭)から審査員と冠された賞が2つに増えたことで設けられた[1]。
日本の作品としては『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が受賞している。
概要
[編集]金獅子賞に次ぐ第2席の作品に与えられる。2012年(第69回)までは第2席の作品には審査員特別賞(年によっては審査員大賞の名称が使われた)が与えられた。2013年(第70回)からは、第2席に審査員大賞、第3席に審査員特別賞が授与されている。
2016年(第73回)からは名称に銀獅子が付き、銀獅子 審査員大賞 [2] となっている。これにより、銀獅子賞は2012年(第69回)までは監督に授与される賞だったが、2013年(第70回)から銀獅子賞は監督賞と審査員大賞の2つとなった。
受賞作品
[編集]開催年 | 受賞作 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
2013年 | 郊遊 <ピクニック> 効遊 |
ツァイ・ミンリャン | 台湾 フランス |
2014年 | ルック・オブ・サイレンス The Look of Silence |
ジョシュア・オッペンハイマー | デンマーク フィンランド インドネシア ノルウェー イギリス |
2015年 | アノマリサ Anomalisa[3] |
デューク・ジョンソン チャーリー・カウフマン |
アメリカ合衆国 |
2016年 | ノクターナル・アニマルズ Nocturnal Animals |
トム・フォード | アメリカ合衆国 |
2017年 | 運命は踊る פוֹקְסטְרוֹט |
サミュエル・マオズ | イスラエル ドイツ フランス スイス |
2018年 | 女王陛下のお気に入り The Favourite |
ヨルゴス・ランティモス | アイルランド アメリカ合衆国 イギリス |
2019年 | オフィサー・アンド・スパイ J'accuse |
ロマン・ポランスキー | フランス イタリア |
2020年 | ニューオーダー Nuevo Orden |
ミシェル・フランコ | メキシコ |
2021年 | Hand of God -神の手が触れた日- È stata la mano di Dio |
パオロ・ソレンティーノ | イタリア |
2022年 | サントメール ある被告 Saint Omer |
アリス・ディオップ | フランス |
2023年 | 悪は存在しない Evil Does Not Exist |
濱口竜介 | 日本 |
脚注
[編集]- ^ “Venice Film Festival to Add New Jury Prize”. Hollywood Reporter. 19 August 2014閲覧。
- ^ “La Biennale di Venezia - Official Awards of the 73rd Venice Film Festival”. ヴェネツィア国際映画祭 (2016年9月10日). 2017年10月16日閲覧。
- ^ “ベネチア映画祭結果発表!金獅子賞はベネズエラ人新進監督のデビュー作!【第72回ベネチア国際映画祭】(1/2)”. シネマトゥデイ (2015年9月13日). 2015年9月14日閲覧。
関連項目
[編集]- カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ - カンヌ国際映画祭 第2席
- 銀熊賞 (審査員グランプリ)