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ローレンツ (オーストリア=エステ大公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ローレンツ
Lorenz
エスターライヒ=エステ家
エスターライヒ=エステ大公ローレンツ(2019年6月)

全名
称号 エスターライヒ=エステ大公
モデナ公
出生 (1955-12-16) 1955年12月16日(69歳)
フランスの旗 フランスオー=ド=セーヌ県ブローニュ=ビヤンクール
配偶者 アストリッド・ド・ベルジック
子女
父親 ローベルト
母親 マルゲリータ・ディ・サヴォイア=アオスタ
宗教 キリスト教カトリック教会
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ベルギー王室



ローレンツ・フォン・エスターライヒ=エステドイツ語: Lorenz von Österreich-Este, 1955年12月16日 - )は、ベルギーの王族。最後のオーストリア皇帝ハンガリー王カール1世の孫にあたる。

経歴

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エスターライヒ=エステ大公ローベルトと、マルゲリータ・ディ・サヴォイア=アオスタ(アオスタ公アメデーオの長女)の長男として、フランスブローニュ=ビヤンクールで生まれた。ザンクト・ガレン大学、インスブルック大学経済学を学ぶ。

1984年、リエージュ公アルベール(後のベルギー国王アルベール2世)の長女アストリッドと結婚した。1995年にアルベール2世からベルギー王子(Prince de Belgique)の称号を授けられた。

UCBに勤務。UCBでの修行の後、父親と同じスイスのプライベートバンク、E.Gutzwiller & Cie銀行の4人の頭取の一人としてバーゼルに勤務。

2015年ルーマニア王室ルーマニア語版の諮問機関である王室評議会顧問官に就任した[1]

なお、オーストリアの君主主義者たちの中には、ローレンツこそが正当なオーストリア帝冠の継承者だとみなす者も少なからずいるという[2][注釈 1]

称号と敬称(英語)

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  • 皇室の殿下にして王室の殿下, ベルギー王子にしてオーストリア=エステ大公なるローレンツ王子
    英語: His Imperial and Royal Highness Prince Lorenz, the Archduke of Austria-Este, Prince of Belgium
    略して:HI&RH Prince Lorenz of Belgium
    または:HI&RH The Archduke of Austria-Este

子女

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栄典

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スペイン市民功労勲章英語版受勲者としての紋章

脚注

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注釈

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  1. ^ 元皇太子オットー・フォン・ハプスブルクの長男カールの結婚はハプスブルク家の伝統に照らし合わせれば貴賤結婚であり、その弟ゲオルクは父がハプスブルク法を受諾した後に生まれたうえルター派の妻を迎えている。両系統の帝位請求権を認めない場合は、ローレンツが筆頭継承者となる。

出典

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先代
ローベルト
エスターライヒ=エステ大公
1996年 -
次代