ローダー数

ローダー数（ローダーすう、英: Loader's number）は、グラハム数を超える巨大数の一つ。

歴史

ローダー数は、ラルフ・ローダー（Ralph Loader）が1999年に発表したC言語のプログラム「loader.c」によって生成された非常に大きな数であり、このプログラムは計算理論の分野で知られる「CoC」を対角化することで、$D^{5}(99)$という数を生成する。$D(k)$は、CoCの表記で最初の$k$個の表現で表現できるすべてのビット列の合計を指し、すべてを2進数に変換したものです。デビッド・ジョン・モーズ（David John Moews）によれば、$D(99)$は$2\uparrow \uparrow 30419$より大きいとされている。

その大きさ

ローダー数は非常に大きな数であり、その大きさを直感的に理解するのは困難である。具体的な数値を示すことは困難だが、ローダー数はグラハム数を超える巨大数の一つとして知られている。

グラハム数やトリトリような巨大数の表記方法としては、拡張チェーン系の表記、配列表記、BEAF表記、ハイパーE表記、超階乗配列表記などが挙げられる。

このような巨大数は、数学や計算理論の分野で、数の大きさや増加速度を示す指標として研究されている。ローダー数のような数は、計算可能性や数理論理学の研究において、理論的な限界を探るための重要な役割を果たしている。

関連項目

• グラハム数を超える巨大数の一覧

外部リンク

• ローダー数 - 巨大数研究 Wiki
• Loader's number | Googology Wiki | Fandom