コンテンツにスキップ

リンデル・フレイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リンデル・フレイター Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Lindel Frater
国籍 ジャマイカの旗 ジャマイカ
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m
大学 アメリカ合衆国の旗 タールトン州立大学英語版
アメリカ合衆国の旗 テキサスクリスチャン大学
生年月日 (1977-11-13) 1977年11月13日(47歳)
出身地 ジャマイカの旗 トレローニー教区
身長 170cm
体重 64kg
成績
オリンピック 100m 準決勝1組8着 (2000年)
4x100mR 4位 (2000年)
世界選手権 100m 1次予選3組4着 (2001年)
地域大会決勝 ジャマイカ選手権
100m 優勝 (2001年)
自己ベスト
50m 5秒89 (2004年)
60m 6秒61 (1999年)
100m 10秒07 (2000年)
200m 20秒58 (1998年)
20秒57w (2003年)
獲得メダル
陸上競技
ジャマイカの旗 ジャマイカ
パンアメリカンジュニア選手権
1995 サンティアゴ 4x100mR
カリフタゲームズ
1995 ジョージタウン 100m
1995 ジョージタウン 4x100mR
1996 キングストン 100m
編集 テンプレートのヘルプを表示する

リンデル・フレイター(Lindel Frater、1977年11月13日 ‐ )は、ジャマイカトレローニー教区出身で短距離走が専門の元陸上競技選手。4×100mリレーの元ジャマイカ記録保持者。シニアの世界大会個人種目では準決勝進出が最高成績だが、4×100mリレーでは2000年シドニーオリンピックで4位の実績を持つ。弟は2008年北京オリンピック2012年ロンドンオリンピックの男子4×100mリレーの金メダリストであり、同種目の世界記録保持者であるマイケル・フレイター

経歴

[編集]

1995年

[編集]

4月、カリフタゲームズ英語版(U20)の男子100mを10秒60で制すると、ジャマイカチームの2走を務めた男子4×100mリレーは40秒68をマークしての優勝に貢献し、2冠を達成した。

9月、パンアメリカンジュニア選手権英語版の男子4×100mリレーでジャマイカチームの3走を務め、40秒23をマークしての優勝に貢献した。

1996年

[編集]

4月、地元ジャマイカのキングストンで開催されたカリフタゲームズ(U20)の男子100mを10秒50(+0.4)で制し、2連覇を達成した。

8月、世界ジュニア選手権の男子100mでファイナリストになり、10秒52(+1.0)をマークして7位に入った。

1998年

[編集]

5月、タールトン州立大学英語版の選手として出場した全米学生(NCAA)2部選手権の男子100m決勝で10秒37(-1.2)をマークし、パトリック・ジャレット英語版らを破り優勝した[1]

2000年

[編集]

3月、テキサスクリスチャン大学の選手として出場した全米学生室内選手権の男子60m決勝で6秒63をマークし、テレンス・トランメル(6秒54)、キム・コリンズ(6秒61)についで3位に入った[2]

5月、全米学生選手権の男子100m準決勝を自己ベストとなる10秒07(+0.4)で突破するも[3]、決勝は10秒20(+1.2)とタイムを落とし、バーナード・ウィリアムズ(10秒03)、コビー・ミラー(10秒14)、Kaaron Conwright(10秒19)に次ぐ4位に終わった[4]

9月、シドニーオリンピックでシニアの世界大会デビューを果たすと、男子100mの1次予選は10秒45(-0.7)の組2着で突破。2次予選はタイムで拾われる形ながら10秒23(+0.8)で突破し、初出場ながらセミファイナリストになったが、準決勝は10秒46(+0.4)と今大会で一番悪いタイムをマークして組8着に終わった[5]。男子4×100mリレーでは予選でジャマイカチームの3走を務め、タイムで拾われる形ながら38秒97で突破すると、1走(フレイター、ドワイト・トーマスクリストファー・ウィリアムズ、Llewelyn Bredwood)を務めた準決勝では38秒27のジャマイカ記録(当時)を樹立し、全体3位タイで突破。迎えた決勝でも1走(準決勝と同じオーダー)を務め、準決勝に続いてジャマイカ記録(当時)となる38秒20をマークするも4位に終わり、3位のキューバには0秒16及ばずメダルを逃した[6]

2001年

[編集]

ジャマイカ選手権の男子100mを制した。

8月、エドモントン世界選手権に初出場を果たすも、男子100mの1次予選で10秒57(-0.3)の組4着に終わった[7]

2003年

[編集]

3月、バーミンガム世界室内選手権の男子60mでセミファイナリストになるも、6秒69の組4着(全体16位)で敗退した[8]

自己ベスト

[編集]

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒07 (+0.4) 2000年6月2日 アメリカ合衆国の旗 ダーラム
200m 20秒58 (-1.5) 1998年5月23日 アメリカ合衆国の旗 エドワーズビル
20秒57w (+3.6) 2003年5月3日 日本の旗 静岡 追い風参考記録
4x100mR 38秒20 (1走) 2000年9月30日 オーストラリアの旗 シドニー 元ジャマイカ記録
室内
50m 5秒89 2004年1月24日 オランダの旗 ザイドブルク
55m 6秒24 2001年2月24日 アメリカ合衆国の旗 リノ
60m 6秒61 1999年2月12日 アメリカ合衆国の旗 コロラドスプリングス
100m 10秒47 2004年2月14日 フィンランドの旗 タンペレ
200m 21秒30 2000年2月11日 アメリカ合衆国の旗 フェイエットビル

主要大会成績

[編集]

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1995 カリフタゲームズ (U20) (en ケイマン諸島の旗 ジョージタウン 100m 優勝 10秒60
4x100mR 優勝 40秒68 (2走)
パンアメリカン
ジュニア選手権 (en
チリの旗 サンティアゴ 100m 5位 10秒7 (+1.0)
4x100mR 優勝 40秒23 (3走)
1996 カリフタゲームズ (U20) (en ジャマイカの旗 キングストン 100m 優勝 10秒50 (+0.4)
世界ジュニア選手権 オーストラリアの旗 シドニー 100m 7位 10秒52 (+1.0)
4x100mR 予選 40秒46 (3走)
2000 オリンピック オーストラリアの旗 シドニー 100m 準決勝 10秒46 (+0.4)
4x100mR 4位 38秒20 (1走) ジャマイカ記録
2001 世界選手権 カナダの旗 エドモントン 100m 1次予選 10秒57 (-0.3)
2003 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 60m 準決勝 6秒69

脚注

[編集]
  1. ^ NCAA Division II Track & Field Championships”. Flash Results, Inc.. 2016年4月27日閲覧。
  2. ^ NCAA Division I Indoor”. Flash Results, Inc.. 2016年4月27日閲覧。
  3. ^ NCAA Division I Outdoor”. Flash Results, Inc.. 2016年4月27日閲覧。
  4. ^ NCAA Division I Outdoor”. Flash Results, Inc.. 2016年4月27日閲覧。
  5. ^ 第27回オリンピック男子100m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月27日閲覧。
  6. ^ 第27回オリンピック男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月27日閲覧。
  7. ^ 第8回世界選手権男子100m1次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月27日閲覧。
  8. ^ 第9回世界室内選手権男子60m準決勝サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年4月27日閲覧。

外部リンク

[編集]