コンテンツにスキップ

ランボルギーニ・400GT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランボルギーニ・400GT
400GT
概要
販売期間 1966年 - 1968年
ボディ
乗車定員 2+2
ボディタイプ 2ドアクーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 3,929 cc V型12気筒[1]
最高出力 320馬力
変速機 5速MT
サスペンション
ダブル・ウイッシュボーン・コイル
ダブル・ウイッシュボーン・コイル
車両寸法
ホイールベース 2,550 mm
全長 4,470 mm
全幅 1,727 mm
全高 1,257 mm
車両重量 1,472 kg
その他
生産台数 247台
系譜
後継 イスレロ
テンプレートを表示

400GTは、イタリアの自動車メーカーランボルギーニ1966年から1968年まで生産したグランツーリスモである。350GTと同じくカロッツェリア・トゥーリングの製作した「スーペルレッジェーラ」方式のボディを採用しているが、ボディパネルはスチール製に変更されている。後継車種はイスレロ

400GT2+2

[編集]

350GTのホイールベースを2,690 mmに延長して4座席とし、ルーフラインの変更により全高を40 mm高くし実用性を向上させた改良発展型として開発され、1966年3月のジュネーヴ・ショーで発表された。350GT用エンジンのボアを拡大し、ボアφ82 mm×ストローク62 mmのV型12気筒3,929 cc[注釈 1]、320馬力のエンジンを搭載している。224台が生産された。

400GT

[編集]

350GTに400GT2+2の3,929 ccエンジンを搭載した仕様で1966年に23台生産された。

レース用車両

[編集]

400GT モンツァ(1965年)

400GT モンツァ
アメリカ人オーナーがル・マン24時間レースに参戦するためにイタリアのカロッツェリア・トゥーリングに依頼して1台のみ製作されたモデルである。競技用にエアロダイナミクスを見直し、新たなアルミニウムの外装に換装された以外はほぼオリジナルのままである。結局レースには出場せず、公道仕様として1967年のバルセロナ・ショーでミウラの横に展示された。その後スペイン人オーナーに売却され、1990年代に英国のオークション・プロモーターに渡り、現在はランボルギーニの故郷であるサンターガタ・ボロニェーゼにある。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 3.14159×(8.2/2)×(8.2/2)×6.2×12≒3929.07。

出典

[編集]
  1. ^ 『幻のスーパーカー』pp.31-54「シンクロニシティ」。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]


ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa