ラブ&マーシー 終わらないメロディー
ラブ&マーシー 終わらないメロディー | |
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Love & Mercy | |
監督 | ビル・ポーラッド |
脚本 |
オーレン・ムーヴァーマン マイケル・アラン・ラーナー |
製作 |
ビル・ポーラッド クレア・ラドニック・ポルスタイン ジョン・ウェルズ |
製作総指揮 |
アン・ ルアーク ジム・レフコウィッツ オーレン・ムーヴァーマン |
出演者 |
ジョン・キューザック ポール・ダノ エリザベス・バンクス ポール・ジアマッティ |
音楽 | アッティカス・ロス |
撮影 | ロバート・イェーマン |
編集 | ディノ・ヨンサーテル |
製作会社 |
バトル・マウンテン・フィルムズ リヴァー・ロード・エンターテインメント |
配給 |
ライオンズゲート KADOKAWA |
公開 |
2014年9月7日(トロント国際映画祭)[1] 2015年6月5日[1] 2015年8月1日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$28,641,776[2] 3500万円[3] |
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(ラブ・アンド・マーシー おわらないメロディー、原題: Love & Mercy)は、2014年のアメリカ合衆国の伝記ドラマ映画である。ビル・ポーラッドが監督を務めている[4]。1980年代のブライアン・ウィルソンをジョン・キューザックが演じ、1960年代のウィルソンをポール・ダノが演じている[5]。第39回トロント国際映画祭にてプレミア上映された[6]。
あらすじ
[編集]1960年代。ブライアン・ウィルソン(ポール・ダノ)は、ロック・バンドのビーチ・ボーイズの一員として数々のヒット曲を世に送り出し、商業的な成功を収めていた。バンドがツアーに出ている間、ブライアンはスタジオに入り、アルバムの製作に取り組む。スタジオ・ミュージシャンたちに支えられながら、『ペット・サウンズ』の録音が進められていく。しかし、それまでのビーチ・ボーイズの楽曲とは異なる仕上がりであったため、ツアーから戻ってきたバンドのメンバーはブライアンの仕事ぶりを批判する。ブライアンはバンドの中で孤立しがちとなり、また、バンドの元マネージャーで父親のマリーとの確執も絶えないままである。その成功にもかかわらず、ブライアンは麻薬に溺れていき、幻聴に悩まされる。
1980年代。自動車販売店を訪れたブライアン(ジョン・キューザック)は、販売員のメリンダ・レッドベター(エリザベス・バンクス)と出会う。互いの魅力に惹かれあった2人は、デートを重ねるようになる。しかし、ブライアンの担当医師のユージン・ランディ(ポール・ジアマッティ)が2人のデートに同行し、彼らの言動を監視する。ユージンはブライアンが妄想型精神分裂病を患っているのだと述べるが、メリンダはユージンの治療方法に不信感を深める。
メリンダは、ユージンによって大量の薬がブライアンに与えられていることを、ブライアンの家政婦から聞かされる。家政婦の協力を得て、メリンダはユージンの不正行為の証拠となる書類を手に入れる。そのことを知ったユージンは、自動車販売店を訪れる。メリンダは、事務室の外に立つユージンから脅迫めいた言葉を投げつけられる。しかし、メリンダが意を決して事務室から出ていくと、虚をつかれたユージンは呆気なく店を立ち去る。
ある日、車を走らせていたメリンダは、ぼんやりと歩くブライアンの姿を見つける。車に乗り込んだブライアンと共に、メリンダはブライアンの実家があるはずの場所へ向かうが、そこは既に更地となっていた。2人は車を降りて立ち尽くす。ブライアンは、ユージンとは縁を切ったとメリンダに告げて、これからはメリンダと一緒にいたいという自らの思いを彼女に伝える。見つめ合う2人の顔には、朗らかな微笑が浮かんでいるのであった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。
- 1980年代のブライアン・ウィルソン: ジョン・キューザック
- 1960年代のブライアン・ウィルソン: ポール・ダノ
- メリンダ・レッドベター: エリザベス・バンクス
- ユージン・ランディ: ポール・ジアマッティ
- マイク・ラヴ: ジェイク・アベル
- デニス・ウィルソン: ケニー・ウォーマルド
- カール・ウィルソン: ブレット・ダヴァーン(相楽信頼)
- アル・ジャーディン: グレアム・ロジャース
- ハル・ブレイン: ジョニー・スニード(佐々木義人)
評価
[編集]Rotten Tomatoesでは、187件のレヴューで平均値は7.7点、支持率は91%だった[7]。Metacriticでは、40件のレヴューで平均値は80点だった[8]。
受賞
[編集]年 | 映画賞 | 賞 | 対象 | 結果 |
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2015 | 第25回ゴッサム・インディペンデント映画賞[9] | 最優秀男優賞 | ポール・ダノ | 受賞 |
第14回サンフランシスコ映画批評家協会賞[10] | 最優秀男優賞 | ポール・ダノ | 受賞 | |
最優秀オリジナル脚本賞 | オーレン・ムーヴァーマン マイケル・アラン・ラーナー |
受賞 |
脚注
[編集]- ^ a b “‘Love & Mercy’ Actor John Cusack Brings Candid Story Of The Beach Boys’ Brian Wilson To The Big Screen”. International Business Times (2015年6月5日). 2016年8月14日閲覧。
- ^ “Love & Mercy”. Box Office Mojo. 2016年8月15日閲覧。
- ^ 「キネマ旬報」2016年3月下旬号 75頁
- ^ “'Love & Mercy' Trailer Highlights John Cusack & Paul Dano in Dual Brian Wilson Performances”. Billboard (2015年4月15日). 2016年8月14日閲覧。
- ^ “Love & Mercy; the life of Brian Wilson on film”. BBC (2015年7月9日). 2016年8月14日閲覧。
- ^ “Toronto Film Fest Will Close With World Premiere of ‘A Little Chaos’; No Opener Yet; Jon Stewart, Chris Rock Get Perches”. Deadline (2014年7月22日). 2016年8月14日閲覧。
- ^ “Love & Mercy”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2016年8月14日閲覧。
- ^ “Love & Mercy”. Metacritic. CBS Interactive. 2016年8月14日閲覧。
- ^ “‘Spotlight,’ ‘Tangerine’ Win Big at 25th Gotham Independent Film Awards”. IndieWire (2015年11月30日). 2016年8月14日閲覧。
- ^ “2015 San Francisco Film Critics Circle Awards”. San Francisco Film Critics Circle (2015年12月13日). 2016年8月14日閲覧。