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ヨード酢酸エチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨード酢酸エチル
ethyl iodoacetate
識別情報
CAS登録番号 623-48-3
特性
化学式 ICH2COOC2H5
モル質量 214.00
外観 無色の油状液体
密度 1.808 g/mL
沸点

179-180℃

危険性
EU分類 有毒 T
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヨード酢酸エチル(ヨードさくさんエチル)とは、示性式 ICH2COOC2H5で表される有機ヨウ素化合物である。

性質

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アルコール中でクロロ酢酸エチル英語版ヨウ化カリウムを加熱し、水を加えて油分を分離・蒸留して得られる。分子中のヨウ素は脱離し易く、空気中に放置されたり、光が当たる事によって分解し、ヨウ素を分離して褐色になる。水及びアルカリ溶液で分解してグリコール酸エステルやグリコール酸塩を与えるが、とは反応しない。

催涙作用を有し、その最低催涙濃度は4 (mg/m3)である。

関連項目

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参考文献

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松岡敬一郎『ヨウ素綜説(第二版)』霞ヶ関出版、1992年。ISBN 9784760301355 

外部リンク

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