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ヤン・ヨンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤン・ヨンソン
名前
ラテン文字 Jan JÖNSSON
基本情報
国籍  スウェーデン
生年月日 (1960-05-24) 1960年5月24日(64歳)
身長 177cm
体重 75kg
選手情報
ポジション MF
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1978-1992 スウェーデンの旗 ハルムスタッズ 557 (65)
1993 日本の旗 サンフレッチェ広島 6 (1)
1995-1996 日本の旗 ヴィッセル神戸 30 (7)
通算 593 (73)
監督歴
1990-1991 スウェーデンの旗 ハルムスタッズコーチ
1993-1994 日本の旗 サンフレッチェ広島コーチ
1995-1997 日本の旗 神戸コーチ兼サテライト監督
1998-2000 スウェーデンの旗 リュングスキレ英語版コーチ
2001-2004 スウェーデンの旗 ランズクルーナ監督
2005-2010 ノルウェーの旗 スターベク監督
2011-2012 ノルウェーの旗 ローゼンボリ監督
2013-2014 ノルウェーの旗 オーレスン監督
2015-2017 スウェーデンの旗 ハルムスタッズ監督
2017 日本の旗 サンフレッチェ広島監督
2018-2019 日本の旗 清水エスパルス監督
2019-2021 ノルウェーの旗 スターベク監督
1. 国内リーグ戦に限る。2007年10月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ヤン・アンデルス・ヨンソンJan Anders Jönsson1960年5月24日 - )は、スウェーデン出身の元サッカー選手、指導者。

経歴

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ハルムスタッズ

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1978年、ロイ・ホジソン率いるハルムスタッズBKに入団すると、長年にわたり同クラブでプレーした。1979年にはアルスヴェンスカン優勝を経験したものの、この頃は若手の一人であり出場機会はあまりなかった。1981年、ヤン・マク英語版監督に抜擢され試合出場を増やしたものの、以降はリーグで中位を維持し、1987年にはスーペルエッタンに降格してしまう。

1988年、降格を受けて新監督にスチュワート・バクスターが就任する。この出会いがヨンソンの後のキャリアを運命づけた。1シーズンでアルスヴェンスカン昇格し、以降アルスヴェンスカン残留を続け、1990年シーズンからバクスターの下で2年間アシスタントコーチを兼務する。1991年スーペルエッタン降格、バクスターは退任する。1992年、1シーズンでアルスヴェンスカン昇格し、同年現役引退する。

日本へ

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1993年、バクスターに誘われる形でJリーグサンフレッチェ広島のトップチームコーチに就任した。選手層の薄さを埋めるために同じくコーチであった松田浩望月一頼と共に選手登録され、その後現役復帰することとなった。バクスター監督はヨンソンを重用したため、フォンデルブルグなどの現役選手の不満を買い、監督と選手間での対立が生じた。結果、ヨンソンは選手として解雇され翌1994年、コーチに専念することになった。同年、チームはサントリーステージで優勝した。

1995年、当時旧JFLヴィッセル神戸でもバクスター監督に伴って松田と共にコーチに就任する。同年阪神・淡路大震災が発生し選手層に問題が発生したため再び現役復帰し、1996年末のJリーグ昇格に貢献した。

北欧へ

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1998年、リュングスキレSK英語版でコーチを務めたあと、2001年スーペルエッタンのランズクルーナBoIS監督に就任する[1][2]。1年でアルスヴェンスカン昇格し以降3シーズン残留した。

2005年、ノルウェーアデコリーガエンスターベクIF監督に就任する[2]。1年でエリテセリエンに昇格、3年目の2007年にはエリテセリエン準優勝、4年目の2008年にはチーム史上初の優勝[2] に導いた。

2011年、ノルウェーの強豪であるローゼンボリBK監督に就任した[2]。しかし2年連続でエリテセリエン3位に終わったことから、2012年末を以て解任される[3]。2013年、オーレスンFK監督に就任した[4]

2015年、スウェーデンの古巣であるハルムスタッズBK監督に就任した[5]

監督として再び日本へ

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2017年7月10日、選手・コーチとして所属していたサンフレッチェ広島の監督に就任した[6]

2017年12月20日、清水エスパルスの監督に就任した[7]

2018年11月2日、J1第31節・湘南ベルマーレ戦で後半20分に審判の判定に激怒し、ラインを跨いでピッチの中に入り、湘南のFW小川慶治朗が外に蹴り出したボールをピッチへ蹴り返した行為で退席処分を受けた[8][9]。11月7日、Jリーグ規律委員会が「主審、副審の判定に対する執拗な抗議」に相当すると判断し、J1第32節・名古屋グランパス戦のベンチ入り停止処分を発表した[10][11]

「リーグ戦トップ5、カップ戦ベスト4以内」を目標として2019年シーズンも清水で采配を振るった。しかしリーグ戦では、J1第11節終了時点で2勝2分7敗と自動降格圏内である17位に低迷。また、「守備力の強化」を重点強化方針として掲げたが、第11節終了時点で26失点とリーグ最多を記録[12]。更に、ルヴァンカップでは最終戦を待たずに予選ラウンド敗退が決まった。2018シーズンの功績に感謝を示した一方、2019シーズンの戦績と、改善の兆しが不透明であるとして清水は監督交代を決断[13]し、5月12日に清水より監督退任が発表された[14]

個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
スウェーデン リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
1978 ハルムスタッズ アルスヴェンスカン
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988 スーペルエッタン
1989 アルスヴェンスカン
1990
1991
1992 スーペルエッタン
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
1993 広島 - J 6 1 0 0 0 0 6 1
1995 神戸 45 旧JFL 15 6 - 3 0 18 6
1996 15 1 - 0 0 15 1
通算 スウェーデン
日本 J 6 1 0 0 0 0 6 1
日本 旧JFL 30 7 - 3 0 33 7
総通算

タイトル

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監督時代

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スターベクIF

脚注

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  1. ^ Den förre Landskronatränaren tar över Stabaek som i år åkte ur norska Tippeligan.”. DN.se (2004年12月10日). 2013年5月22日閲覧。
  2. ^ a b c d Jan Jönsson helt klar för Rosenborg”. expressen.se (2010年7月26日). 2013年5月22日閲覧。
  3. ^ Jönsson hade två år kvar på sitt kontrakt med Rosenborg.”. DN.se (2012年12月7日). 2013年5月22日閲覧。
  4. ^ Jönsson ny trener i Aalesund: - Det er en god følelse!”. vg.no (2013年1月7日). 2013年5月22日閲覧。
  5. ^ Halmstad sparkar tränaren - Jan Jönsson tar över”. eurosport (2014年11月19日). 2014年11月20日閲覧。
  6. ^ ヤン・ヨンソン監督 就任のお知らせ”. サンフレッチェ広島 (2017年7月10日). 2017年7月10日閲覧。
  7. ^ ヤン ヨンソン 監督就任のお知らせ』(プレスリリース)清水エスパルス、2017年12月20日https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/38746/2018年11月8日閲覧 
  8. ^ 清水ヨンソン監督、ピッチ内でボール蹴り退席処分に 判定に不満?怒りの革靴キック”. スポニチ (2018年11月2日). 2018年11月8日閲覧。
  9. ^ 清水痛恨ドロー!ヨンソン監督判定に激高し退席処分”. 日刊スポーツ (2018年11月2日). 2018年11月8日閲覧。
  10. ^ 2018明治安田生命J1リーグ 第31節 退席に伴うヤン ヨンソン監督(清水)のベンチ入り停止処分について』(プレスリリース)J.LEAGUE.jp、2018年11月7日https://www.jleague.jp/release/post-56530/2018年11月8日閲覧 
  11. ^ 清水、ヤン・ヨンソン監督は名古屋戦ベンチ入り禁止…湘南戦で退席処分”. SOCCERKING (2018年11月7日). 2018年11月8日閲覧。
  12. ^ 2019明治安田生命J1リーグ 順位表 【第11節】”. J.LEAGUE.jp. 2019年5月14日閲覧。
  13. ^ ファン・サポーターの皆さまへ(ヨンソン監督の退任について)』(プレスリリース)清水エスパルス、2019年5月12日https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/42586/2019年5月14日閲覧 
  14. ^ ヤン ヨンソン監督 退任のお知らせ』(プレスリリース)清水エスパルス、2019年5月12日https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/42587/2019年5月14日閲覧 

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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