ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
ボーダレス・アートミュージアム NO-MA | |
---|---|
施設情報 | |
専門分野 | 障害者アートを含むアール・ブリュット |
館長 | 大西暢夫 |
事業主体 | 社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団 |
管理運営 | ボーダレス・アートミュージアムNO-MA運営委員会 |
開館 | 2004年 |
所在地 |
〒523-0849 滋賀県近江八幡市永原町上16 |
位置 | 北緯35度8分15.5秒 東経136度5分40.1秒 / 北緯35.137639度 東経136.094472度座標: 北緯35度8分15.5秒 東経136度5分40.1秒 / 北緯35.137639度 東経136.094472度 |
プロジェクト:GLAM |
ボーダレス・アートミュージアム NO-MA(ボーダレス・アートミュージアム ノマ)は、滋賀県近江八幡市にある美術館である。当館はアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の一部をなす障害者による美術作品の展示を目的とする施設である。
概要
[編集]近江八幡市の中心部、重要伝統的建造物群保存地区としても知られる八幡地区永原町にあり、昭和初期に建てられた町屋、旧野間邸をオルタナティヴ・スペースとして展示施設に改築して利用している。当館は日本財団の助成を得て[1]、社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団によって2004年(平成16年)にボーダレス・アートギャラリー NO-MAとして開館し、2007年(平成19年)に現在の名称に改称した。
絵本作家のはたよしこをアート・ディレクターとし、「ボーダレス」の意味に込められた、障害者アートだけにとらわれない企画を模索している。はたは1995年(平成7年)から新たなアール・ブリュットの作家の発掘に取り組み、その記録を公表している[2][3]。ちなみに、「ボーダレス・アート」は当館の設立にあたり、その場を象徴するために編み出された造語である[4]。
写真家・映画監督の大西暢夫が開館当初より当館発行の出版物などの取材でアール・ブリュットの作家と作品の写真や映像を撮影する[5][6][7]。2023年に大西暢夫が館長に就任する[8][9]。
歴史
[編集]年表
[編集]名称の由来
[編集]町屋の家主、旧野間邸が由来。それが転じて、「NO-MA」の名が付いた。
海外との連携
[編集]2006年、スイス・ローザンヌのアール・ブリュット・コレクションとの連携企画に取り組み、2008年 - 2009年に「JAPON」展が開催された[10]。その後、フランス・パリにあるアル・サン・ピエール美術館の申し入れにより、2010年 - 2011年に「アール・ブリュット・ジャポネ」が開催され、来場者は12万人となった[10]。その後、フランス・ナントにある国立現代芸術センターリュー・ユニックで「KOMOREBI」展が開催された[10][11]。
周辺施設
[編集]利用案内
[編集]アクセス
[編集]- 交通機関
- JR東海道本線(琵琶湖線)および近江鉄道八日市線(万葉あかね線)近江八幡駅から近江鉄道バス。「大杉町八幡山ロープウェー口」停留所下車、徒歩6分[13]。
- 同駅からあかこんバス。
「仲屋上筋」 ()停留所下車、徒歩2分。
- 自動車
脚注
[編集]- ^ “アール・ブリュット支援”. 日本財団. 2023年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ “ボーダレスの証明 はたよしこという衝動”. NO-MA アーカイブ. ボーダレス・アートミュージアム NO-MA (2021年). 2023年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ “ボーダレスの証明 はたよしこという衝動”. アートスペース コージン. ピックアップ〜co-jin以外の展示・イベント. きょうと障害者文化芸術推進機構 (2021年). 2023年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ 原田綾子(社会福祉法人グロー 展覧会担当): “アートディレクター はたよしこが紡いだ言葉”. ボーダレス・アートミュージアムNO-MA ブログ. ボーダレス・アートミュージアムNO-MA (2023年4月25日). 2023年10月11日閲覧。
- ^ 監督・編集:代島治彦/撮影:代島治彦 大西暢夫 栗原朗『アール・ブリュット・ジャポネ展 パリ市立アル・サン・ピエール美術館 ドキュメンタリー 日本のアール・ブリュット パリに上陸するの巻』〈社会福祉法人 滋賀県社会福祉事業団〉、2011年、DVD
- ^ “アウトサイダー・アートの作家たち 写真 大西暢夫 Outsider Artists of Japan”. NITESHA. 2023年12月17日閲覧。
- ^ “大西暢夫写真展 つくり手たちのこだわり 職人、アール・ブリュットの作者、独学の仏像づくり―写真家、大西暢夫がとらえた10人の肖像”. ボーダレス・アートミュージアムNO-MA. 社会福祉法人 GLOW (2018年). 2023年12月17日閲覧。
- ^ “アメニティーフォーラム27 パンフTEXT 【呼びかけ文】”. 「第27回アメニティーフォーラム」参加へのご案内. NPO法人 全国地域生活支援ネットワーク (2023年11月24日). 2023年12月17日閲覧。
- ^ “境界 意識を変えて新しいステージへ 関係性から壁を取り払う”. 【Walk on The Outside? 障害×表現は特別ですか】⑤. 西日本新聞 (2023年12月13日). 2023年12月17日閲覧。
- ^ a b c d e “コンセプト - NO-MAについて”. ボーダレス・アートミュージアム NO-MA. 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ “日本のアール・ブリュット「KOMOREBI」展”. 2017 ジャパン×ナントプロジェクト. 2017 ジャパン×ナントプロジェクト実行委員会. 2023年10月11日閲覧。
- ^ a b c “来館情報”. ボーダレス・アートミュージアムNO-MA. 2023年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
- ^ a b “アクセス”. ボーダレス・アートミュージアムNO-MA. 2023年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
関連項目
[編集]- ボーダレスアートギャラリーLapoLapoLa - 北海道旭川市にある、同様の趣旨のギャラリー。
外部リンク
[編集]- ボーダレス・アートミュージアム NO-MA - 公式サイト
- ボーダレス・アートミュージアム NO-MA - 滋賀・びわ湖観光情報
- ボーダレス・アートミュージアム NO-MA (@museum_noma) - X(旧Twitter)