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ブリリアント (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリリアント
品種 サラブレッド
性別
毛色 河原毛
生誕 1750年
死没 1772年
クラブ
シスタートゥーバフコート
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 第2代ポルトモア伯爵
馬主 ウィリアム・クロフツ
競走成績
生涯成績 7勝
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ブリリアント (Brilliant) は18世紀中ごろに活躍した競走馬種牡馬である。現在のサラブレッドで一般的でない毛色を持つ馬としては、最後の著名な競走馬であった。

経歴

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第2代ポルトモア伯爵チャールズ・コルイヤーの生産。父は芦毛で有名なクラブ (Crab) であるが、芦毛は受け継がなかった。本馬は母の母シルヴァーロックス (Silverlocks) の月毛から佐目毛遺伝子を受け継いだものと考えられる。2歳のとき、ノーフォークのウィリアム・クロフツに売却された。 競走馬としては1754年から1757年にかけ7勝、同時代のスナップ (Snap) やスペクテイター (Spectator) 、マッチェム (Matchem) に次ぐ上級馬であった。1754年のイプスウィッチのキングズプレート、1755年バーフォードのキングズプレートなどに勝ち、1755年の50ゾブリンを賭けたニューマーケットのレースでは、サイフォン (Syphon) やマースク (Marske) などを倒している。このほか1756年のニューマーケットのジョッキークラブプレートでは、マッチェムに先着した記録が残る(1着はスペクテイター)。

種牡馬としては当初エプソムで、のちにノーフォークで供用され成功した。産駒にはベラリオ(Bellario。10勝、ただし鹿毛)、アンテロープ (Antelope) 、ドンダン (Don Dun) らがいる。この中でアンテロープは種牡馬となり、ゲム (Gem) を出したが、そこで父系は途絶えている。このため後世への影響はかなり限定される。1767年生まれのBrilliant Mareの父としてわずかに見出すことができる程度である。

なお、この時期には月毛や河原毛はほとんど見られなくなっており、ブリリアントとその仔アンテロープ、半妹のイサベラ (Isabella) の死とともにサラブレッドの遺伝子プールから月毛や河原毛、佐目毛を発現する遺伝子は排除された。

血統表

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ブリリアント血統(オルコックアラビアン系) (血統表の出典)

Crab
イギリス
芦毛 1722年
父の父
Alcock Arabian
芦毛 1700年
不明 不明
不明
不明 不明
不明
父の母
Sister to Soreheels
イギリス
1711年
Basto
イギリス 黒鹿毛 1703年
Byerley Turk
Bay Peg
Sister one to Mixbury
イギリス
Curwen's Bay Barb
Curwen Spot Mare

Sister one to Buff Coat
イギリス
河原毛 1738年
Godolphin Arabian
鹿毛 1724年
不明 不明
不明
不明 不明
不明
母の母
Silverlocks
イギリス
月毛 1725年
Bald Galloway
イギリス 芦毛 1705年
St. Victors Barb
Grey Whynot
Sister to Chaunter
イギリス 月毛 1712年
Akaster Turk
Cream Cheeks


参考文献

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外部リンク

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