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ブラムト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブラムト
欧字表記 Brametot
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2014年2月24日(10歳)
Rajsaman
Morning Light
母の父 Linamix
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 H Cardemil
馬主 Al Shaqab &
G Augustin-Normand
調教師 Jean-Claude Rougetフランス
競走成績
生涯成績 8戦6勝
獲得賞金 1,135,273ポンド
勝ち鞍
GI 仏2000ギニー 2017年
GI ジョッケクルブ賞 2017年
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ブラムトBrametot, 2014年2月24日 - ) は、アイルランドで生産されフランスで調教された競走馬。主な勝ち鞍は2017年プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)、ジョッケクルブ賞(仏ダービー)である。

経歴

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2歳時(2016年)

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2016年ドーヴィル競馬場でデビューし勝利した。以降、準重賞を含め3戦して2勝し、この年を4戦3勝で終えた。

3歳時(2017年)

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3歳初戦のフォンテーヌブロー賞英語版(G3)を勝利すると、プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー、G1)に向かった。最後方を進んでいたブラムトはゴール前でまとめて差し切り、G1初制覇となった。続くジョッケクルブ賞(仏ダービー、G1)も後方からの競馬となったが、ゴール直前でヴァルトガイストを差し切って勝利し、2冠を達成した[1]

次走のギョーム・ドルナノ賞(G2)も前走、前々走と同じく後方からの競馬となったが、差し切れずにエミネント (Eminent) から9+34馬身差の5着に敗れた。その後、凱旋門賞は5着、チャンピオンステークスも6着に敗れ、現役を引退し種牡馬入りした。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2016.06.17 ドーヴィル 未勝利戦 芝1200m 1着 C.デムーロ 2馬身 (Xaarino)
2016.08.02 ドーヴィル 条件戦 芝1500m 1着 C.デムーロ 4馬身 (Incampo)
2016.08.20 ドーヴィル エレバージュ賞 L 芝1600m 2着 C.デムーロ 3馬身 High Alpha
2016.10.11 ボルドールブスカ グランクリテリウムドボルドー L 芝1600m 1着 C.デムーロ 1+12馬身 (Samuna)
2017.04.16 シャンティイ フォンテーヌブロー賞 G3 芝1600m 1着 C.デムーロ 2+12馬身 (Stunning Spirit)
2017.05.14 ドーヴィル 仏2000ギニー G1 芝1600m 1着 C.デムーロ 短頭 (Le Brivido)
2017.06.04 シャンティイ 仏ダービー G1 芝2100m 1着 C.デムーロ 短頭 (Waldgeist)
2017.08.15 ドーヴィル ギョームドルナノ賞 G2 芝2000m 5着 C.デムーロ 9+34馬身 Eminent
2017.10.01 シャンティイ 凱旋門賞 G1 芝2400m 5着 C.デムーロ 6+12馬身 Enable
2017.10.22 アスコット 英チャンピオンS G1 芝10f 6着 C.デムーロ 14+34馬身 Cracksman

血統表

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ブラムト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 リファール系
[§ 2]

Rajsaman
2007 芦毛
父の父
Linamix
1987 芦毛
*メンデス *ベリファ英語版
Miss Carina
Lunadix Breton
Lutine
父の母
Rose Quartz
1997 鹿毛
*ラムタラ Nijinsky
Snow Bride英語版
Graphite Mr. Prospector
Stellarette

Morning Light
1997 黒鹿毛
Law Society
1982 黒鹿毛
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Bold Bikini Boldnesian
Ran-Tan
母の母
Mosella
1985 黒鹿毛
Surumu Literat
Surama
Monasia Authi
Monacensia
母系(F-No.) 8号族(FN:8-a) [§ 3]
出典
  1. ^ JBISサーチ[2]
  2. ^ netkeiba.com[3]
  3. ^ JBISサーチ[2]

父ラジサマン (Rajsaman) は現役時代重賞4勝。G1ではムーラン・ド・ロンシャン賞イスパーン賞での3着が最高。ブラムトらの世代が初年度産駒に当たる。母モーニングライト (Morning Light) は大種牡馬モンズーンの半妹でブラムトの上に9頭の兄姉がいるが(すべて父は異なっている)、これといった活躍馬はいない。母父ローソサイエティアレッジド産駒で1985年アイリッシュダービー勝ち馬。種牡馬としても何頭かのG1馬を出しているが、母父として大きな成功を収めており、日本ではマンハッタンカフェの母父として知られる。

脚注

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出典

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  1. ^ Rouget hails Brametot among his greats after Classic late show” (英語). Racing Post. 2017年7月12日閲覧。
  2. ^ a b 血統情報:5代血統表|Brametot(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年9月28日閲覧。
  3. ^ ブラムトの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2020年9月28日閲覧。

外部リンク

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