ブライアン・ビロリア
基本情報 | |
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本名 | ブライアン・ビロリア |
通称 | The Hawaiian Punch |
階級 | フライ級 |
身長 | 163cm |
リーチ | 165cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1980年11月24日(44歳) |
出身地 | ハワイ州ホノルル郡ワイパフ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 45 |
勝ち | 38 |
KO勝ち | 23 |
敗け | 5 |
無効試合 | 2 |
獲得メダル | ||
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アメリカ合衆国 | ||
男子 ボクシング | ||
世界ボクシング選手権 | ||
金 | 1999 ヒューストン | ライトフライ級 |
ブライアン・ビロリア(Brian Viloria、1980年11月24日 - )は、アメリカ合衆国の元プロボクサー。ハワイ州ホノルル郡ワイパフ出身。元WBC世界ライトフライ級王者。元IBF世界ライトフライ級王者。元WBA・WBO世界フライ級スーパー王者。愛称は「The Hawaiian Punch(ハワイアン・パンチ)」。2000年シドニーオリンピックのライトフライ級アメリカ代表。トレーナーはフレディ・ローチ。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]9歳の頃からボクシングを始める。1995年に世界ジュニアオリンピックで優勝。
1998年、全米選手権にライトフライ級(48kg)で出場するが準決勝でホセ・ナバーロに敗退[1]。
1999年、全米選手権でライトフライ級王者になった[2]。ナショナル・ゴールデングローブでライトフライ級(48kg)の王者になった[3]。ヒューストンで開催された世界ボクシング選手権大会にライトフライ級(48kg)で出場、準々決勝でブライム・アスロウムを破り優勝を果たした[4]。
2000年、シドニーオリンピック国内予選選考会でライトフライ級(48kg)に出場しノニト・ドネアとグレン・ドネアを破り優勝[5]。アメリカ大陸予選でも優勝しオリンピック出場権を獲得した[6]。
2000年、オーストラリアのシドニーで開催されたシドニーオリンピックに出場し、2回戦でブライム・アスロウム(フランス)に敗れた [7]。
プロ時代
[編集]2001年5月15日にプロデビュー。
2002年8月30日、空位のNABF北米フライ級王座を獲得。
2005年9月10日にWBC世界ライトフライ級王者のエリック・オルティス(メキシコ)を初回KOで破り王座獲得に成功した。
2006年2月18日にはホセ・アントニオ・アギーレ(メキシコ)を判定で下し、初防衛に成功した。
2006年8月10日、ラスベガスでオマール・ニーニョ・ロメロ(メキシコ)と対戦し、12回0-3(112-117、110-118、111-117)の判定負けを喫し王座から陥落した。ビロリアはこの防衛をクリアしたらWBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅との統一戦を熱望していた経緯があるが、王座を防衛できず実現しなかった。
2006年11月18日にオマール・ニーニョ・ロメロと再戦したが、12回0-1で引き分けとなり王座返り咲きはならなかった。試合後、オマール・ニーニョ・ロメロはドーピング検査で陽性反応が出たため、王座を剥奪され、試合結果もノーコンテスト(無効試合)に変更された。
2007年4月14日、エドガル・ソーサ(メキシコ)とWBC世界ライトフライ級王座決定戦を行い、12回0-3(114-114、113-115、113-115)の判定負けを喫し、またしても王座奪取に失敗した。
その後5戦戦い、2008年は5連勝の結果を残した。
2009年4月19日、ケソンあるアラネタ・コロシアムでIBF世界ライトフライ級王者ウリセス・ソリス(メキシコ)と対戦し、11回2分56秒KO勝ちを収め、王座を獲得した。
2009年8月29日、ホノルルのニール・ブレイズデル・センターで15位ヘスス・イリベ(メキシコ)と対戦し、途中で拳を傷めたイリベに12回3-0(118-110、117-112、117-111)の判定勝ちで初防衛に成功した[8]。
2010年1月23日、カルロス・タマラ(コロンビア)と対戦し、12回TKO負けを喫し王座から陥落した。試合後の控え室で意識を失い、病院に搬送されたが大事には至らなかった[9]。
その後、2連勝して迎えた2011年7月16日、ホノルルのニール・ブレイズデル・センター・アリーナでWBO世界フライ級王者のフリオ・セサール・ミランダと対戦し、12回3-0(117-110、114-113、115-113)の判定勝ちを収め王座獲得に成功、2階級制覇を達成した[10]。
2011年12月11日、パシッグにあるイナレス・スポーツ・アリーナで元WBA・WBO世界ライトフライ級スーパー王者のジョバンニ・セグラと対戦し、右顔面負傷によるレフェリーストップとなる8回0分29秒TKO勝ちを収め、初防衛に成功した[11]。
2012年5月13日、パシッグにあるイナレス・スポーツ・アリーナでオマール・ニーニョ・ロメロと対戦し、9回2分7秒TKO勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[12]。
2012年11月17日、カリフォルニア州ロサンゼルスのスポーツ・アリーナにてWBA世界フライ級王者のエルナン・マルケス(メキシコ)と王座統一戦を行い、10回1分1秒TKO勝ちで王座統一に成功、WBA王座の獲得並びにWBO王座の3度目の防衛に成功した[13]。
2013年4月6日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナでファン・フランシスコ・エストラーダと対戦し、0-3の判定負けを喫しWBA王座の初防衛に失敗、WBO王座の4度目の防衛にも失敗し王座から陥落した[14]。
2014年3月29日、ラスベガスのテキサス・ステーション・カジノでマックウィリアムズ・アローヨと対戦予定だったがアローヨがケガで急遽欠場になったためファン・エレーラとスーパーフライ級契約10回戦で対戦し、10回3-0(2者が98-92、97-93)の判定勝ちを収め再起した。
2014年7月19日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナでホセ・アルフレド・スニガとフライ級契約10回戦を行い、5回1分42秒KO勝ちを収めた。
2014年12月6日、カリフォルニア州グレンデールのシビック・オーディトリウムでアルマンド・バスケスと対戦し、4回1分37秒KO勝ちを収めた。
2015年7月25日、ハリウッドのフロレンタイン・ガーデンズでオマール・ソトとノンタイトル8回戦を行い、初回2分2秒KO勝ちを収めた[15]。
2015年10月17日、マディソン・スクエア・ガーデンにてゲンナジー・ゴロフキンVSデイビッド・レミューの前座で、WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレスと対戦。3回にキャリア初のダウンを奪われるなどゴンサレスに攻め続けられ9回2分53秒TKO負けを喫しWBA・WBOに続く王座獲得に失敗した[16]。
2017年9月9日、スタブハブ・センターでミゲール・カルタヘナとスーパーフライ級8回戦を行い、5回44秒TKO勝ちを収めた[17][18]。
2017年11月30日、WBAは最新ランキングを発表し、ビロリアをWBA世界フライ級2位にランクインした[19]。
2018年2月24日、カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで行われた「SUPER FLY2」で井岡一翔の王座返上に伴いWBA世界フライ級1位のアルテム・ダラキアンとWBA世界フライ級王座決定戦を行い、12回0-3(3者とも109-118)の判定負けを喫し4年10ヵ月ぶりとなる王座返り咲きに失敗した[20][21][22]。この試合でビロリアは5万ドル(約530万円)、ダラキアンは2万5千ドル(約270万円)のファイトマネーを稼いだ[23]。
獲得タイトル
[編集]- WBC世界フライ級ユース王座
- NABF北米フライ級王座
- WBC世界ライトフライ級王座(防衛1)
- IBF世界ライトフライ級王座(防衛1)
- WBO世界フライ級王座(防衛3)
- WBA世界フライ級スーパー王座(防衛0)
脚注
[編集]- ^ “United States National Championships - Colorado Springs - March 16-21 1998”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “United States National Championships - Colorado Springs - March 8-13 1999”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “72.US National Golden Gloves - Syracuse - May 10-15 1999”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “10.World Championships - Houston, USA - August 20-27 1999”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “US Olympic Trials - Tampa - February 9-13 2000”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “American Olympic Qualifications - Tijuana, Mexico - April 17-22 2000”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2014年3月18日閲覧。
- ^ “27.Olympic Games - Sydney, Australia - September 17-30 2000”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年6月12日閲覧。
- ^ ビロリア郷里ハワイで初防衛 IBF・J・フライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月30日
- ^ ビロリアTKO負け 新王者にタマラ ボクシングニュース「Box-on!」 2010年1月24日
- ^ ビロリア地元ハワイで2階級制覇 WBOフライ級 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年7月18日
- ^ ビロリア、セグラをTKO! WBOフライ級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年12月11日
- ^ ビロリア、ニーニョをTKO WBOフライ級王座V2 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年5月15日
- ^ スリル満点! ビロリアが王座統一 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年11月18日
- ^ ビロリア失速 エストラーダ殊勲の2冠奪取 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月7日
- ^ ロマゴン覚悟! ビロリア初回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年7月26日
- ^ ロマゴン最強の証明、ビロリアに9回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年10月18日
- ^ Early Superfly Results from LA Fightnews.com 2017年9月9日
- ^ エストラーダ熱戦制す、クアドラス10回にダウン Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月10日
- ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2017年11月30日
- ^ Dalakian beats Viloria for WBA flyweight title Fightnews.com 2018年2月24日
- ^ Dalakian is the new WBA Flyweight Champion WBA公式サイト 2018年2月25日
- ^ ニエテスがレベコを7回TKO、ビロリアは敗れる Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月25日
- ^ “Purses: Rungvisai $250K, Estrada $100K, Cuadras $25K”. Boxing News 24 (2018年2月24日). 2020年6月28日閲覧。
関連項目
[編集]- 男子ボクサー一覧
- 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
- 世界ボクシング評議会(WBC)世界王者一覧
- 国際ボクシング連盟(IBF)世界王者一覧
- 世界ボクシング機構(WBO)世界王者一覧
- 統一世界王者
外部リンク
[編集]前王者 エリック・オルティス |
WBC世界ライトフライ級王者 2005年9月10日 - 2006年8月10日 |
次王者 オマール・ニーニョ・ロメロ |
前王者 ウリセス・ソリス |
IBF世界ライトフライ級王者 2009年4月19日 - 2010年1月23日 |
次王者 カルロス・タマラ |
前王者 フリオ・セサール・ミランダ |
WBO世界フライ級王者 2011年7月16日 - 2013年4月6日 |
次王者 ファン・フランシスコ・エストラーダ |
前WBA正規王者 エルナン・マルケス |
WBA・WBO世界フライ級スーパー王者 2012年11月17日 - 2013年4月6日 |
次スーパー王者 ファン・フランシスコ・エストラーダ |