フィリッパ・ドゥーチ
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フィリッパ・ドゥーチ(伊:Filippa Duci, 1520年 - 1586年10月15日 トゥール)は、フランス王アンリ2世の妾で、王の庶長子ディアーヌ・ド・フランスの生母。フランス語名はフィリッピーヌ・デデュック(Philippine Desducs)。
ピエモンテ地方、モンカリエーリ出身のジャン・アントニオ・ドゥーチ(Gian Antonio Duci)の娘として生まれた。イタリア戦争中の1537年、ミラノ公国攻略のためにピエモンテを訪れた王太子時代のアンリ2世と知り合い、恋仲になった[1]。翌1538年にアンリの娘を出産する。生まれた子はアンリの寵姫ディアーヌ・ド・ポワチエ(ブレゼ伯爵夫人)に因むディアーヌの名を与えられ、ディアーヌ・ド・ポワチエの手元で養育された[2]。出産後まもなく、フィリッパは貴族のジャン・ド・サン・セヴラン(Jean Bernardin de Saint Severin)の妻となった。
参考文献
[編集]- Isabelle Pebay-Clottes, Claude Troquet: Philippe Desducs, mère de Diane de France. In: Bibliothèque de l’École des chartes. Band 148/1, 1990, ISSN 1953-8138, S. 151–160 (online).