ビル・ハークルロード
ビル・ハークルロード Bill Harkleroad | |
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別名 | ズート・ホーン・ロロ |
生誕 | |
職業 |
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担当楽器 | |
活動期間 | 1968年 - 2001年 |
共同作業者 |
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公式サイト | https://www.zoothornrollo.com/ |
ビル・ハークルロード(Bill Harkleroad、1949年1月6日 - )は、アメリカ合衆国のロック・ミュージシャン。キャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリートが率いたキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドのギタリストであった。
略歴
[編集]ハークルロードは1949年1月6日、カリフォルニア州ロングビーチで生まれ、ホーソーンで育った。1962年、13歳の時にドラムスを叩き始め、やがてギターを弾くようになった。1964年、ブルースを演奏するBC・アンド・ザ・ケイヴマンというバンドに加入[1]。メンバーには、後にキャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドの初期メンバーになったP. G. ブレイクリー(ドラムス)と、キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドでハークルロードの同僚になったマーク・ボストン(ベース・ギター)がいた[1]。
1968年、オリジナル・ギタリストのアレックス・セント・クレアの後任として、キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンドに加入[2]。ヴァン・ヴリートの方針[注釈 1]に従って、ヴァン・ヴリートが彼につけたズート・ホーン・ロロ(Zoot Horn Rollo)のステージ名[3]で活動した。
1974年にキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド[注釈 2]を脱退[4]。同時に脱退したボストンらとマラードを結成して、ジェスロ・タルの支援[注釈 3]を受けて制作したデビュー・アルバムMallard(1975年)発表[5]。
2000年、アント‐ビーことビリー・ジェイムスと共著で自伝"Lunar Notes: Zoot Horn Rollo's Captain Beefheart Experience"を上梓。ヘンリー・カイザーが序文を寄せた。
2001年、ソロ・アルバムWe Saw A Bozo Under The Sea[6]を発表。
ディスコグラフィ
[編集]- ビル・ハークルロード
- We Saw A Bozo Under The Sea (2001年)[6]
- キャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド
キャプテン・ビーフハート・アンド・ヒズ・マジック・バンド名義とキャプテン・ビーフハート名義[注釈 4]のアルバムも含む。
- 『トラウト・マスク・レプリカ』 – Trout Mask Replica (1969年)
- 『リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー』 – Lick My Decals Off, Baby (1970年)
- 『ザ・スポットライト・キッド』 – The Spotlight Kid (1972年)
- 『クリア・スポット』 – Clear Spot (1973年)
- 『アンコンディショナリー・ギャランティード』 – Unconditionally Guaranteed (1974年)
- 『グロウ・フィンズ:レアリティーズ 1965–1982』 – Grow Fins: Rarities 1965–1982 (1999年)
- 『ザ・ダスト・ブロウズ・フォワード(アン・アンソロジー)』 – The Dust Blows Forward (An Anthology) (1999年)
- 『サン・ズーム・スパーク:1970・トゥ・1972』 – Sun Zoom Spark: 1970 To 1972 (2014年)
- マラード
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b Harkleroad & James, p. 17.
- ^ Harkleroad & James, pp. 17–18.
- ^ Harkleroad & James, p. 24.
- ^ Harkleroad & James, pp. 105–106.
- ^ Harkleroad & James, pp. 107–109.
- ^ a b “Discogs”. 2022年12月17日閲覧。
- ^ “Discogs”. 2022年12月17日閲覧。
注釈
[編集]- ^ メンバー全員に自分がつけた奇妙なステージ名を名乗らせた。
- ^ 1970年発表の『リック・マイ・デカルズ・オフ、ベイビー』から、バンド名はキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンドになった。
- ^ ギタリストのマーティン・バーの家に滞在して、イアン・アンダーソンの経済的援助を受けて、アンダーソンが所有するモービル・スタジオで、ドラマーのバリモア・バーロウをゲストに迎えて、アルバムを制作した。
- ^ 実質はキャプテン・ビーフハート・アンド・ザ・マジック・バンド名義である。
参考文献
[編集]- Harkleroad, Bill; James, Billy (2000). Lunar Notes: Zoot Horn Rollo's Captain Beefheart Experience. Gonzo Multimedia Publishing. ISBN 978-1-908728-34-0