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パナソニック液晶ディスプレイ

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パナソニックホールディングス > パナソニック インダストリー > パナソニック液晶ディスプレイ
パナソニック液晶ディスプレイ株式会社
Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
672-8033
兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1番6号
設立 2004年10月1日
業種 電気機器
法人番号 3140001065892 ウィキデータを編集
事業内容 液晶表示装置等電子部品・デバイスの開発、設計、製造、販売及び保守サービス
代表者 代表清算人 加藤知之[1]
資本金 5億円
売上高 110億7300万円
(2023年3月期)[2]
営業利益 ▲37億3300万円
(2023年3月期)[2]
経常利益 ▲60億6200万円
(2023年3月期)[2]
純利益 ▲37億4700万円
(2023年3月期)[2]
純資産 ▲5832億1600万円
(2023年3月期)[2]
総資産 431億4900万円
(2023年3月期)[2]
従業員数 579名
主要株主 パナソニック出資管理合同会社[3]
関係する人物 朴木秀行(元社長)
外部リンク http://www.panasonic.com/jp/company/pld.html
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パナソニック液晶ディスプレイ株式会社は、かつて存在した薄形テレビ向け液晶パネルの製造及び販売会社。本社は兵庫県姫路市

沿革欄にあるとおり、元は日立ディスプレイズと松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)、東芝の共同出資によって設立された会社だったが、2008年3月に松下電器が東芝の保有株式を買い取り、出資比率を高めた。そして2010年6月30日、日立ディスプレイズが会社分割によって「株式会社IPSアルファ支援会社」を新設し全株式を支援会社に譲渡、パナソニックと日立製作所が支援会社の全株式を取得した(パナソニック94%・日立製作所6%)。その結果、実質的な出資比率はパナソニック92%・日立製作所3%・DBJ新産業創造投資事業組合など少数株主が5%となり、経営権が日立ディスプレイズからパナソニックに移った[4]

2022年4月のパナソニックの持株会社制移行に伴い、インダストリー社の事業を基に発足したパナソニック インダストリー株式会社の子会社となった。

事業概要

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テレビアモルファスTFT液晶パネルの製造、設計、販売を行っている。

主にパナソニック「VIERA」向けに23型以上の液晶パネルを製造し、「IPSαパネル」として出荷している。23型未満の液晶パネルについては、隣接する日立ディスプレイズの工場が受け持っている。以前は東芝「REGZA」、日立「Wooo」にも搭載されていたが、前述の通り東芝が株式をパナソニックに売却・撤退したため、現在はなくなっている。

生産開始当初の生産能力は160万台/年であったが、薄型テレビの需要拡大に対応するため、2007年1月に250万台/年、2007年9月に500万台/年、2008年7月に600万台/年に引き上げられた。(台数はいずれも32型換算)

2008年2月には兵庫県姫路市出光興産姫路製油所跡地(シャープの液晶新工場の候補地の1つでもあった)に新工場を建設し、2010年1月に操業開始することを発表した。新工場は第8世代のガラス基板を使ったパネルの生産を行ない、2013年度までに32型換算で1500万台/年の生産能力を持たせていた。

2023年3月に事業を停止。パナソニックホールディングスは2023年7月31日に、同年8月31日にパナソニック液晶ディスプレイを解散した上で、特別清算を申請する事を発表[3]。パナソニック液晶ディスプレイは2023年9月19日に神戸地方裁判所姫路支部へ特別清算を申請した。負債総額は5836億円[1][5]

沿革

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  • 2004年10月 - 当社の前身となる株式会社日立液晶TVディスプレイ設立。当初は日立ディスプレイズの子会社であった。
  • 2005年1月 - 松下電器産業・東芝の出資を受け、社名を株式会社IPSアルファテクノロジへ変更。
  • 2006年
    • 5月 ‐ 千葉県茂原市の工場で生産開始。
    • 6月 - チェコ共和国に現地法人「IPS Alpha Technology Europe, s.r.o.」を設立。
  • 2007年
    • 1月 - 生産能力を250万台/年に増強。
    • 7月 - IPS Alpha Technology Europe, s.r.o.で生産開始。
    • 9月 - 生産能力を500万台/年に増強。
  • 2008年
    • 3月 - 東芝が保有株式を松下電器産業へ売却。
    • 4月 - 子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ姫路」(本店は茂原市)を設立。
    • 7月 - 生産能力を600万台/年に増強。
  • 2010年
    • 4月 - 子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ姫路」のG8.5ラインで量産開始。
    • 6月 - 日立ディスプレイズが支援会社を設立して全保有株式を譲渡。支援会社にパナソニックと日立製作所が出資し、パナソニックが経営権を掌握。
    • 10月 - IPSアルファテクノロジ姫路及びIPSアルファ支援会社を吸収合併し、パナソニック液晶ディスプレイ株式会社に商号変更、本店を兵庫県姫路市に移転[6]
  • 2012年3月 - 茂原工場生産終了。JDIに売却。
  • 2013年1月 - チェコ・マレーシア工場生産終了。
  • 2014年6月 - 姫路工場拠点集約。
  • 2023年
    • 3月 - 事業停止。
    • 9月 - 神戸地方裁判所姫路支部へ特別清算を申請。

脚注

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  1. ^ a b 倒産・動向速報記事 パナソニック液晶ディスプレイ株式会社帝国データバンク 2023年9月20日
  2. ^ a b c d e f パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 第19期決算公告
  3. ^ a b 連結子会社(PLD)の解散(特別清算)と、連結子会社(PEMJ)における債権放棄および連結通期業績予想の修正に関するお知らせ パナソニックホールディングス 2023年7月31日
  4. ^ IPSアルファテクノロジに関する経営権の譲渡について - パナソニック・2010年6月30日
  5. ^ TSR速報 パナソニック液晶ディスプレイ(株)東京商工リサーチ 2023年9月21日
  6. ^ IPSアルファテクノロジの商号変更に関するお知らせ - パナソニック・2010年8月23日

外部リンク

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