バナナピーマン
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バナナピーマン | |
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イェロー・ワックス・ペッパー | |
種 | Capsicum annuum |
辛さ | マイルド |
スコヴィル値 | 0-500 SHU |
バナナピーマンまたはバナナペッパー (banana pepper) は、中型の大きさの唐辛子の一種で、マイルドな辛味を持つ。普通は明るい黄色であるが、緑色、赤色や熟すと橙色にもなる。酢漬けにされたり、中に具材が詰められたり、生のまま料理に用いられたりする。トウガラシ (Capsicum annuum) の栽培品種である。辛さは0-500スコヴィル値程度とそれほど辛くはなく、多くの唐辛子と同様にその辛味は熟し加減に依り、熟したものは若いものよりも甘い。
名前
[編集]熟した果実は長さ5-8cmで、その曲がった形と黄色い色はバナナに似ているため、この名が名付けられた。フラジテッロはしばしば誤ってバナナピーマンと呼ばれ、また未熟なハンガリアンワックスもたびたび混同される。ハンガリアンワックスがバナナピーマンの束の中に混ざって売られ、期待したよりも辛くなってしまうことも珍しくない。
栽培
[編集]他のトウガラシの栽培と同様に日光を多く必要とする。種または挿し木から育てることができる。栽培品種には、Early Sweet Banana、Hungarian Yellow Wax、Sweet Banana、Sweet Hungarian等がある[1]。熟したものは高さ1-2フィートになり、多くの気候で育つことができるが、温帯を好む。
栄養価
[編集]100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 113 kJ (27 kcal) |
5.3 g | |
糖類 | 1.9 g |
食物繊維 | 3.4 g |
.5 g | |
1.7 g | |
ビタミン | |
ビタミンA | 340 IU |
チアミン (B1) |
(9%) 0.1 mg |
リボフラビン (B2) |
(8%) 0.1 mg |
ナイアシン (B3) |
(8%) 1.2 mg |
パントテン酸 (B5) |
(6%) 0.3 mg |
ビタミンB6 |
(31%) 0.4 mg |
葉酸 (B9) |
(7%) 29 µg |
ビタミンC |
(100%) 82.7 mg |
ミネラル | |
カリウム |
(5%) 256 mg |
カルシウム |
(1%) 14 mg |
マグネシウム |
(5%) 17 mg |
リン |
(5%) 32 mg |
鉄分 |
(4%) 0.5 mg |
亜鉛 |
(3%) 0.3 mg |
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%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース |
バナナピーマンは熱量、脂肪、ナトリウムが少なく、ダイエットに適した食品である。また食物繊維、ビタミンA、カリウム源になり、特に非常によいビタミンC源である。マイルドな辛味のため、サラダ等の軽い食事に加えるのに適している[2]。
食べ方
[編集]- 薄切りにした酢漬けのバナナピーマンが市販されており、ピザ、サンドウィッチ、グリークサラダ等の飾りつけに用いられる。
- 酢漬けしてプロシュットやチーズを詰めたバナナピーマンがアンティパストとして食べられる。
- 詰め物をして温めたバナナピーマンがイタリアンソーセージやチーズとともに食べられる。
- みじん切りや角切りにしたバナナピーマンが甘味を出すためにレリッシュやサルサに加えられる。
- ハラペーニョ等の辛い唐辛子とともにゼリー寄せとして食べられる。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Jean Andrews (1995). Peppers: The Domesticated Capsicums, New Edition. University of Texas Press. p. 97. ISBN 978-0-292-70467-1 31 August 2012閲覧。
- ^ Livestrong: Are Banana Peppers Good For You?