ハイ・ライフ (ウェイン・ショーターのアルバム)
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『ハイ・ライフ』 | ||||
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ウェイン・ショーター の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | マーカス・ミラー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ウェイン・ショーター アルバム 年表 | ||||
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『ハイ・ライフ』(High Life)は、ウェイン・ショーターが1995年に発表したスタジオ・アルバム。『ジョイ・ライダー』(1988年)以来7年ぶりのリーダー・アルバムで[1]、ヴァーヴ・レコード移籍第1弾アルバムに当たる[2]。
背景
[編集]マーカス・ミラーがプロデュース及び演奏で参加した[3]。また、元ステップス・アヘッドのレイチェルZ、元リヴィング・カラーのウィル・カルホーン、M-Base系ギタリストのデヴィッド・ギルモア等のプレイヤーがサイドマンを務めた[4]。
反響・評価
[編集]アメリカの『ビルボード』では、コンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートで15位に達した[5]。第39回グラミー賞では、本作が最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス賞を受賞した[6]。また、収録曲「チルドレン・オブ・ザ・ナイト」は最優秀インストゥルメンタル編曲賞、「ミッドナイト・イン・カルロッタズ・ヘア」は最優秀インストゥルメンタル作曲賞にノミネートされた[6]。
Scott Yanowはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ウェザー・リポートのサウンドとの繋がりが見出せる(ただし、このグループがウェザー・リポートのコピーというわけではない)だけでなく、古くからのショーターのファンも、ここで聴ける彼の演奏が極めて刺激的と感じることだろう」と評している[2]。
収録曲
[編集]全曲ともウェイン・ショーター作曲・編曲。
- チルドレン・オブ・ザ・ナイト - "Children of the Night" - 7:24
- アット・ザ・フェア - "At the Fair" - 7:29
- マヤ - "Maya" - 5:12
- オン・ザ・ミルキー・ウェイ・エクスプレス - "On the Milky Way Express" - 5:34
- パンドラ・アウェイクンド - "Pandora Awakened" - 6:19
- ヴァーゴ・ライジング - "Virgo Rising" - 6:46
- ハイ・ライフ - "High Life" - 6:28
- ミッドナイト・イン・カルロッタズ・ヘア - "Midnight in Carlotta's Hair" - 7:19
- ブラック・スワン(スーザン・ポートリン・ロメオの記念に) - "Black Swan (In Memory of Susan Portlynn Romeo)" - 2:01
参加ミュージシャン
[編集]- ウェイン・ショーター - サクソフォーン(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)
- マーカス・ミラー - ギター、ベース・ギター、バスクラリネット、プログラミング
- レイチェルZ - ピアノ、シンセサイザー、サウンド・デザイン、シーケンシング
- デヴィッド・ギルモア - ギター
- ウィル・カルホーン - ドラムス
- レニー・カストロ - パーカッション
- アイアート・モレイラ - パーカッション
- テリ・リン・キャリントン - ドラムス(on #8)
- ムニャンゴ・ジャクソン - パーカッション(on #8)
- ケヴィン・リカード - パーカッション(on #8)
- デヴィッド・ワード - アディショナル・サウンド・デザイン
アディショナル・ミュージシャン
- ダニエル・ケリー、ジョセフ・マイヤー、ブラッド・ワーナー - フレンチホルン
- ジョン・ルイス、ロブ・マクレガー - トランペット
- スティーヴン・ホルトマン、ロバート・ペイン - トロンボーン
- カズエ・マクレガー、Annarenee Grizell、サラ・ワイズ - フルート
- エミリー・バーンスタイン、ラルフ・ウィリアムズ - クラリネット
- ゲイリー・ボヴヤー、ロリン・レヴィー - バスクラリネット
- ジョイス・ケリー=クラーク - オーボエ
- リンダ・マゲリッジ、レスリー・リード - イングリッシュホルン
- ロナルド・ジャネリ - バスーン
- ジュリー・フェヴス、ミシェル・グレゴ - コントラバスーン
- スージー片山 - ヴァイオリン、コントラクター
- ブルース・デュコフ、アーメン・ガラベディアン、エディス・マークマン、シド・ペイジ、ミシェル・リチャーズ - ヴァイオリン
- ロバート・ベッカー、デニス・バッファム、ラルフ・フィールディング、ハリー・シリニアン、エヴァン・ウィルソン - ヴィオラ
- ラリー・コーベット - チェロ
脚注・出典
[編集]- ^ a b “ウェイン・ショーター/ハイ・ライフ”. CDJournal. 音楽出版社. 2017年9月6日閲覧。
- ^ a b Yanow, Scott. “High Life - Wayne Shorter”. AllMusic. 2017年9月6日閲覧。
- ^ Wayne Shorter - High Life (CD, Album) at Discogs
- ^ 日本盤CD (POCJ-1287)ライナーノーツ(小川隆夫)
- ^ “Wayne Shorter - Awards”. AllMusic. 2014年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月6日閲覧。
- ^ a b “Wayne Shorter - Artist”. GRAMMY.com. The Recording Academy. 2017年9月6日閲覧。