ノート:カクミガシ
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この記事が作成された2014年8月3日 04:03 (UTC) より前に信頼できる情報源においてこの種を「カクミガシ」と言及した例があれば是非ご教示下さい
[編集]題名の通りです。本文に反映した様に一応2020年に一般書において Trigonobalanus verticillata 一種のみを指して「カクミガシ」と言及した例は見つけたのですが、これが循環参照である可能性は残念ながら否定できません。今回の場合、属の方は本文中で示した通り1985年に「カクミガシ属」とした例があるのですが、Google Booksのスニペット表示で確認できる範囲の限りでは特定の1種のみを指して「カクミガシ」の和名が用いられている訳ではない模様です。現在は躊躇しておりますが、以前私は似た様な条件の「ニュージーランドブナ」を循環参照の可能性を確実に排除するために学名の Nothofagus menziesii に改名した事があります。正直確実に把握できている2014年よりも前の典拠が存在するからといってわざわざマレー語名の転写である「メンペニンバビ」に改名するのは抵抗があるのですが、これを依然選択肢として排除してはいないという事は付記しておきます。--Eryk Kij(会話) 2022年4月3日 (日) 11:21 (UTC)
- エリック・キィさんのことなので、メジャーでない外国植物の和名準拠元としての三大最強図鑑と(私が勝手に)認定している『熱帯植物便覧』『朝日百科 植物の世界』『世界有用植物事典』は少なくともチェック済みの上でのコメントと思っていたのですが、念の為手元にある『朝日百科 植物の世界』の総索引の和名索引で「カクミガシ」をチェックしてみたら8巻79ページにあるじゃないですか(^^; 学名索引でも Trigonobalanus verticillata が同じページにあり、また「カクミガシ属」も同じページにあるので、『朝日百科 植物の世界』が、"Trigonobalanus verticillata=カクミガシ" の準拠元として使えそうです。ただし私の手元にあるのは索引だけで、本編をチェックするためには図書館に行かないと確認できないので確実なことは言えません。私は今週は日曜まで休めそうにないのでエリック・キィさんが調べて頂いたほうが早いかもしれません。なお、和名索引によれば、「カクミガシ属」の名前は同書13巻(「植物の生態地理」編)の方にも数ページに渡って登場しているらしいので、同書13巻を参照すれば本種の生態や分布に関する解説が充実できるかもしれません。--Loasa(会話) 2022年4月6日 (水) 12:28 (UTC)
- @Loasaさん ご教示ありがとうございます、助かりました。まだ疫病も終熄しておらず、図書館も含め人が集まりそうな場所に足を運ぶ事は避けておりましたが、理由があれば話は別です。早速図書館に急行して参照した『朝日百科 植物の世界』第8巻 (1997) より加筆致しました。確かに岡本素治 (Motoharu Okamoto) 氏により Trigonobalanus verticillata 1種のみを指定して「カクミガシ」の名が用いられていました。これで改名を行う必要はなくなりました。実は『熱帯植物要覧』第4版以外の二つは手元になく、ブナ科に関してはこれまでまともに目を通した事がございませんでした。そのうち地域ごとの植物相に関する記事作りに役立てたいのでこの際に13巻も借りて色々読んでおりますが、確かにカクミガシ(属)に関する言及は34・38・149-150頁にありました。いずれも堀田満氏によるものです。34・38頁のものはあくまでも隔離分布も含めた熱帯の植物全般の分布に主眼が置かれている中でその一例として言及されている程度であり、この記事の加筆には使いにくそうですが、149-150頁の方は地域がアジアと限定されていて、少しだけ使いやすそうです。--Eryk Kij(会話) 2022年4月7日 (木) 15:59 (UTC)