ネイト・ルイス
ネイト・ルイス | |
---|---|
ツーソン公演にて(2012年) | |
基本情報 | |
原語名 | Nate Ruess |
出生名 | Nathaniel Joseph Ruess |
生誕 | |
出身地 | アメリカ合衆国 アリゾナ州グレンデール[4] |
学歴 | ディアバレー高校卒業[5] |
ジャンル | |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル |
レーベル | フュエルド・バイ・ラーメン |
共同作業者 | |
公式サイト | nateruess.com |
ナサニエル・ジョセフ・ルイス(Nathaniel Joseph Ruess[6]、発音: [ruːs] ROOSS[7]、1982年2月26日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター[8]。2008年にジャック・アントノフやアンドリュー・ドストとインディー・ポップ・バンドであるFUN.を結成し、リード・シンガーを務める。2002年に結成されたザ・フォーマットのメンバーでもある。
ソロのアーティストとして作品を発表しているほか、他のアーティストの楽曲に多数参加している。2015年にはソングライターの殿堂にてハル・デヴィッド・スターライト賞を受賞した[9]。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]アイオワ州アイオワシティで生まれる[10][11]。叔父のジョン・ルイスはブロードウェイのシンガーであり、ルイスに音楽面での影響を与えた[12]。
幼少期は肺炎を繰り返し起こし、両親はルイスの健康状態を考慮してアリゾナ州グレンデールへの引っ越しを決める[13]。アリゾナにいた頃はパンク・バンドに在籍していたが、2日間の公演の最中に複数の人物から「お前には歌えない」と言われていたほか、ボーカルのレッスンをすすめられていた[14]。高校卒業後は法律事務所に書類係として勤めた[15]。
2002年 - 2008年: ザ・フォーマット
[編集]2002年2月、友人であるサム・ミーンズとともにザ・フォーマットを結成[16][17][5]。2人はボブ・ホーグをプロデューサーに迎えて録音作業を行い[5]、8月9日に5曲入りのEP『EP』を発売[5][18]。同年にエレクトラ・レコードと契約[19]。
2003年10月21日、デビュー・スタジオ・アルバムとなる『Interventions + Lullabies』を発売[20]。アルバムは2004年初頭の時点で4万枚を売上を記録[5]。2005年4月8日に5曲入りのEP『Snails』[21]、2006年7月11日に2作目のスタジオ・アルバム『Dog Problems』が発売される[22]。
2008年2月4日、公式サイト上でザ・フォーマットの解散を発表[23]。
2008年 - 2015年: FUN.
[編集]ザ・フォーマットの解散からほどなくして、ルイスはスティール・トレインのジャック・アントノフとアナサロのアンドリュー・ドストに電話をかけ、ニューヨーク行きの片道切符を買いアントノフとドストに会いに向かった。その週の終わりにFUN.を結成[24]。2008年8月20日、FUN.にとって初となるデモ曲「ベンソン・ヘッジス」が公開される[25]。
2009年4月20日、メーリングリスト登録者を対象に「アット・リースト・アイム・ノット・アズ・サッド(アズ・アイ・ユースト・トゥー・ビー)」の無料ダウンロードを提供[26]。同年8月25日にNettwerk Recordsからデビュー・スタジオ・アルバム『エイム・アンド・イグナイト』を発売[27][28]。同作はBillboard 200で最高位71位を記録した[29]。
2010年8月4日、公式サイト上でフュエルド・バイ・ラーメンと契約したことを発表[30]。2012年2月21日に同レーベルから2作目のスタジオ・アルバム『サム・ナイツ 〜蒼い夜〜』を発売[31][32]。アルバムはBillboard 200で初登場3位を記録し[33]、2022年2月までにアメリカ国内で300万枚を売り上げた[34]。アルバムからの先行シングルとして2011年9月20日に発売された[35]「伝説のヤングマン〜ウィー・アー・ヤング〜(feat. ジャネール・モネイ)」は6週連続で第1位を獲得し[36]、2012年11月8日までにアメリカ国内の600万ダウンロードを記録した[37]。
FUN.としての活動と並行し、2012年にはアンソニー・グリーンの「Only Love」[38]、2013年にはP!NKの「ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン」[39]に客演するなど、多数のアーティストと共演した。
2015年2月5日、公式サイト上でFUN.の活動休止と各メンバーがソロ活動に専念することを発表[40][41][42]。
2015年 - : ソロ・アーティストとしての活動
[編集]2015年2月23日、ソロとして初となるシングル『ナッシング・ウィズアウト・ラヴ』を発売[43]。3月23日、NBCのオーディション番組『ザ・ヴォイス』にゲストアドバイザーとして出演[44]。6月16日にソロ・デビュー・アルバム『グランド・ロマンティック』が発売され[45]、Billboard 200で初登場7位を記録した[46]。アルバムの発売と前後し、5月31日から北アメリカとヨーロッパを巡るツアーを開催し[47]、8月にはサンフランシスコで開催された音楽フェスティバル『アウトサイド・ランズ』に出演した[48]。
2016年1月1日、ジレット・スタジアムで開催された『NHLウィンター・クラシック』で歌唱[49]。同月12日には俳優のパトリック・フィッシュラーを主演に迎えた「テイク・イット・バック」のミュージック・ビデオが公開された[50]。
2018年4月27日に発売されたキース・アーバンのアルバム『Graffiti U』にソングライターの1人として携わり、収録曲「Way Too Long」の作詞作曲をオスカー・ホルターやジュリア・マイケルズとともに手がけた[51][52]。2019年にはP!NKのシングル曲「ウォーク・ミー・ホーム」[53]、2020年にはホールジーのアルバム『マニック』やケシャのアルバム『ハイ・ロード』にソングライターの1人として携わった[54][55]。
2021年11月、NBCのバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に音楽ゲストとして出演したヤング・サグのサポートメンバーの1人として参加[56]。
私生活
[編集]2009年から2013年にかけてFUN.のギタリストであるジャック・アントノフの姉でファッションデザイナーであるレイチェル・アントノフと交際していた[57]。ジャックが在籍していたバンドであるスティール・トレインが2007年に発売したアルバム『Trampoline』に収録の「Dakota」では、ルイスとレイチェルの2人がバッキング・ボーカルを担当している[58]。2011年にレイチェルはFUN.の楽曲「伝説のヤングマン〜ウィー・アー・ヤング〜」のミュージック・ビデオに出演している[59]。
2014年3月にはイギリス出身のファッションデザイナーであるシャーロット・ロンソンと交際を開始[60]。2017年初頭に第1子となる男児[61]、2019年3月に第2子となる女児が誕生した[62]。
作品
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]タイトル | 詳細 | 最高位 | |||
---|---|---|---|---|---|
US [63] |
US Rock [64] |
CAN [65] |
AUS [66] | ||
グランド・ロマンティック |
|
7 | 1 | 16 | 61 |
シングル
[編集]ソロ
[編集]タイトル | 年 | 最高位 | 初収録アルバム | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
US [67] |
US Adult Pop [68] |
US Alt [69] |
US Rock [70] |
CAN [71] | |||
ナッシング・ウィズアウト・ラヴ[72] | 2015 | 77 | 14 | 24 | 6 | 90 | グランド・ロマンティック |
アーハー[73] | — | — | — | — | — | ||
グレイト・ビッグ・ストーム[74] | — | 30 | — | — | — | ||
ホワット・ディス・ワールド・イズ・カミング・トゥ (feat. ベック)[75] |
— | — | — | — [注 1] |
— | ||
「—」はチャート圏外もしくはその地域で未発売であることを示す。 |
フィーチャリング
[編集]タイトル | 年 | 認定 | 初収録アルバム |
---|---|---|---|
イッツ・フォー・ザ・ベスト (ストレイライト・ラン feat. ネイト・ルイス) |
2004 | ストレイライト・ラン | |
Kill Monsters in the Rain (スティール・トレイン feat. ネイト・ルイス) |
2007 | Trampoline | |
Only Love (アンソニー・グリーン feat. ネイト・ルイス) |
2012 | Beautiful Things | |
ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン (P!NK feat. ネイト・ルイス) |
2013 | トゥルース・アバウト・ラヴ | |
ヘッドライツ (エミネム feat. ネイト・ルイス)[87] |
ザ・マーシャル・マザーズ・LP2 | ||
Fool Me Too (エミール・ヘイニー feat. ネイト・ルイス) |
2015 | We Fall | |
サタデー・ナイト (ブライアン・ウィルソン feat. ネイト・ルイス) |
ノー・ピア・プレッシャー | ||
Hands (Various Artists)[91] |
2016 | アルバム未収録 | |
アイ・ウォナ・ノウ (フォリナー feat. ネイト・ルイス)[92] |
|||
My Sacrifice (ザ・ホット・ガイ・バンド feat. ネイト・ルイス)[93] |
2017 | Let's Do Coke in the Bathroom |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ "エミネム、新アルバム発売間近! リアーナとの共作「ザ・モンスターFt.リアーナ」解禁 [音源あり]". tvgroove.com. TVグルーヴ・ドット・コム. 2013年10月30日. 2024年7月13日閲覧。
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