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ニガナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニガナ
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: ニガナ属 Ixeris
: ニガナ I. dentata
学名
Ixeris dentata
和名
ニガナ

ニガナ(苦菜、黄瓜菜[1]学名Ixeris dentata)は、キク科多年草である。

概要

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路傍・田畑・山野に普通で環境により多形を示し、日本全土、東アジア温帯亜熱帯に分布する。高さ約40〜70cmで、は上部が枝分れし白汁を有し、苦味が多く、和名の由来にもなっている[2]根出葉は柄が長く、茎葉は基部が茎を抱き、下のものほど細長い。

5〜7月に、黄色の5弁花に見える舌状花を5〜7個もつ頭花を散状に開く。雄蕊は筒状に合着し、先が二つに分かれた雌蕊を抱く。

沖縄料理野菜として利用する「ニガナ」(ンジャナ)はホソバワダンという別種である。調理法は汁物やかき揚げ、葉を細かく千切りにし、島豆腐ピーナッツ白和えにするのが一般的である。現在は苦味の少なく栽培されたものが市場に多く出回っているが、海辺で自生しているンジャナは苦味が強い。沖縄県では昔、風邪で熱があるときはタイユ)と一緒に煮込み、煎じ薬として食べた(ターイユシンジー)。

沖縄民謡童歌であるウーマクーカマデーの4番と5番ではンジャナバーとタイユが歌詞として出てくる。

変種

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脚注

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出典

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  1. ^ 木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(1287ページ)
  2. ^ 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0  p.85

参考画像

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