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ダン・アルタビラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダン・アルタビラ
Dan Altavilla
AAA級オマハ時代
(2024年3月31日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州アレゲニー郡マッキーズポート
生年月日 (1992-09-08) 1992年9月8日(32歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト5巡目
初出場 2016年8月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ
プレミア12 2024年

ダニエル・アルタビラDaniel Altavilla, 1992年9月8日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州アレゲニー郡マッキーズポート出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

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プロ入りとマリナーズ時代

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シアトル・マリナーズ時代
(2017年6月17日)

2014年MLBドラフト5巡目(全体141位)でシアトル・マリナーズから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のA-級エバレット・アクアソックスでプロデビュー。14試合に先発登板して5勝3敗、防御率4.36、66奪三振を記録した。

2015年はA+級ベーカーズフィールド・ブレイズ英語版でプレーし、28試合に先発登板して6勝12敗、防御率4.07、134奪三振を記録した。

2016年リリーフに転向。開幕からAA級ジャクソン・ジェネラルズでプレーし、43試合に登板して7勝3敗16セーブ、防御率1.91、65奪三振を記録した。8月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは15試合に登板して防御率0.73、10奪三振を記録した。

2017年はシーズン前に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イタリア代表への参加を要請されたが、チームに集中したいという意向から辞退した[3]。シーズンでは初めて開幕25人枠入りし、4月6日のヒューストン・アストロズ戦では8回裏に3番手として1回を無失点に抑えると、続く9回表の攻撃で勝ち越し、最後はクローザーのエドウィン・ディアスが抑えてメジャー初勝利を挙げた[4]。この年は41試合に登板して1勝1敗、防御率4.24、52奪三振を記録した。

2018年は開幕はメジャーで迎えたが、4月になって関節の炎症で故障者リストに入った。5月12日に復帰したが、23日にAAA級タコマ・レイニアーズに降格した。5月27日に再びメジャー昇格を果たしたが、結局メジャーでの登板は22試合にとどまった。

2019年も怪我などにより17試合の登板に終わった。

パドレス時代

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2020年8月31日にタイ・フランスアンドレス・ムニョステイラー・トランメルルイス・トレンズとのトレードで、オースティン・ノラオースティン・アダムスと共にサンディエゴ・パドレスに移籍した[5]

2021年はメジャーで2試合に登板後の4月17日に10日間の負傷者リスト入りし[6]、5月28日に60日間のリストに移された[6]。そして6月末にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを終えた[7]。シーズン終了後の11月4日にFAとなった。

レッドソックス傘下時代

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2022年3月にボストン・レッドソックスと2年間のマイナー契約を結んだ[8]。この年もリハビリのため全休となった。

2023年も同チームに残留。この年のスプリングトレーニングに招待選手として参加した。しかし、開幕後はシーズンのほとんどをケガとリハビリで過ごした。この影響もあったのか、この年メジャーでは一度も登板することなく、8月15日に自由契約となった。なお、同年のオフにはドミニカウィンターリーグに参加し、ティグレス・デル・リセイに所属した。

ロイヤルズ時代

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2023年12月7日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、同日中にAAA級オマハ・ストームチェイサーズに配属された。2024年のスプリングトレーニングには招待選手として参加した。 3月25日に一度はAA級アーカンソー・ナチュラルズに配属されたが、3日後にオマハに再昇格し、6月10日に3年ぶりにメジャーに昇格したが、10日後に右腹斜筋を痛め、15日間の負傷者リスト入りし、7月5日に60日間のリストに移行した。その後は8月6日にリハビリのため、オマハに配属された。 しかし、9月5日にDFA、レギュラーシーズン終了後の10月2日にFAとなった。オフの10月22日に第3回WBSCプレミア12アメリカ代表に選出された。

投球スタイル

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平均96mph(約154.5km/h)強の快速球とスライダーが武器[9]。しかし、この快速球が玉に瑕でロイヤルズ時代の2024年6月17日にチームの本拠地カウフマン・スタジアムで行われた対ロサンゼルス・ドジャース戦では、ドジャースのムーキー・ベッツにこの快速球が直撃し、彼は骨折、長期の離脱を余儀なくされている。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2016 SEA 15 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 48 12.1 11 0 1 0 1 10 1 0 1 1 0.73 0.97
2017 41 0 0 0 0 1 1 0 2 .500 203 46.2 43 9 20 1 1 52 9 0 27 22 4.24 1.35
2018 22 0 0 0 0 3 2 0 5 .600 85 20.2 11 2 15 0 2 23 4 0 7 6 2.61 1.26
2019 17 0 0 0 0 2 1 0 1 .667 64 14.2 9 1 12 1 0 18 2 0 9 9 5.52 1.43
2020 13 0 0 0 0 1 2 1 1 .333 54 11.2 12 3 7 0 0 14 0 0 11 10 7.71 1.63
SD 9 0 0 0 0 1 1 0 2 .500 35 8.2 6 0 5 0 0 10 2 0 3 3 3.12 1.27
'20計 22 0 0 0 0 2 3 1 3 .400 89 20.1 18 3 12 0 0 24 2 0 14 13 5.75 1.48
2021 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.1 1 1 0 0 0 2 0 0 1 1 6.75 0.75
2024 KC 5 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 21 3.2 5 1 3 0 1 5 0 0 6 6 14.73 2.18
MLB:7年 124 1 0 0 0 8 8 1 12 .500 515 119.2 98 17 63 2 5 134 18 0 65 58 4.36 1.35
  • 2024年度シーズン終了時

年度別打撃成績

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O
P
S
2017 SEA 41 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2019 17 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2020 13 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2021 SD 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
MLB:4年 119 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2016 SEA 15 0 1 0 0 1.000
2017 41 4 3 0 0 1.000
2018 22 0 1 0 0 1.000
2019 17 0 4 0 0 1.000
2020 13 0 2 0 0 1.000
SD 9 0 1 0 0 1.000
'20計 22 0 3 0 0 1.000
2021 2 0 0 0 0 ----
MLB 119 4 12 0 0 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

代表歴

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背番号

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  • 53(2016年 - 2020年8月30日)
  • 57(2020年9月3日 - 2021年)
  • 54(2024年)

脚注

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  1. ^ Altavilla selected in MLB Draft; McKay, Matijevic still waiting
  2. ^ Mariners expected to announce multiple roster moves on Saturday, including Nori Aoki optioned to Class AAA Tacoma
  3. ^ https://mobile.twitter.com/GregJohnsMLB/status/825475056381751296
  4. ^ Dyson, Segura help Mariners to 1st win, 4-2 over Astros
  5. ^ Padres, Mariners Complete Seven-Player Trade” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  6. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2023年7月9日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2021年6月29日). “Dan Altavilla Undergoes Tommy John Surgery”. MLB Trade Rumors. 2023年7月9日閲覧。
  8. ^ Chris Cotillo (2022年3月16日). “Boston Red Sox sign reliever Dan Altavilla to 2-year minor-league deal; righty had Tommy John surgery in June”. masslive.com. 2023年7月9日閲覧。
  9. ^ 「シアトル・マリナーズ」『2017MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 62頁

関連項目

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外部リンク

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