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ゼータ函数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼータ関数から転送)

数学では、ゼータ函数 (: zeta function) とは、通常はリーマンゼータ函数とそれに類似した函数のことを言う。リーマンゼータ函数は、

で定義される(この表示式自体はオイラーのゼータ函数であり,変数sを複素平面上全域で有理形に解析接続して得られるものがリーマンのゼータ函数である)。ゼータ函数と呼ばれる函数には、たとえば下記のものなどがある。

これらとは別に、数学の記号として同じギリシャ文字ゼータで表されるゼータ函数として

などがある。

参考となる文献

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文献リストは今後に追加予定。

洋書
和書
  • 末綱恕一:「解析的整數論」、岩波書店、(1950年2月10日)。
  • 鹿野健:「リーマン予想」、日本評論社、ISBN 4-535-78181-8 (1991年9月30日).
  • 本橋洋一:「リーマンゼータ函数と保型波動」、共立出版(共立講座21世紀の数学21)、ISBN 4-320-01573-8 (1999年1月25日)。
  • リーマン(著)、足立恒雄・杉浦光夫・長岡亮介(編):「リーマン論文集」、朝倉書店、ISBN 4-254-11460-5 (2004年2月20日)。
  • 松本耕二:「リーマンのゼータ関数」、朝倉書店、ISBN 4-254-11731-0 (2005年11月15日).
  • 黒川信也:「リーマン予想の150年」、岩波書店、ISBN 978-4-00-006792-8 (2009年11月5日).
  • 本橋洋一:「解析的整数論 I:素数分布論」、朝倉書店(朝倉数学大系1)、ISBN 978-4-254-11821-6 (2009年11月15日).
  • 黒川信重(編著):「リーマン予想がわかる」、日本評論社(数学セミナー増刊)(2009年11月25日).
  • 黒川信重、小山信也:「リーマン予想のこれまでとこれから」、日本評論社、ISBN 978-4-535-78550-2 (2009年12月10日).
  • 黒川信重、小山信也:「絶対数学」、日本評論社、ISBN 978-4-535-78552-6 (2010年9月15日).
  • 小山信也:「素数からゼータへ,そしてカオスへ」、日本評論社、ISBN 978-4-535-78553-3 (2010年12月12日).
  • 本橋洋一:「解析的整数論 II:ゼータ解析」、朝倉書店(朝倉数学大系2)、ISBN 978-4-254-11822-3 (2011年7月10日).
  • ハロルド・M・エドワーズ:「明解 ゼータ関数とリーマン予想」、講談社、ISBN 978-4-06-155799-4(2012年6月25日). ※ 原タイトル:Riemann's Zeta Function.
  • 黒川信重:「リーマン予想の先へ:深リーマン予想ーDRH」、東京図書、ISBN 978-4-489-02151-0 (2013年4月25日).
  • 黒川信重:「ゼータの冒険と進化」、現代数学社、ISBN 978-4-7687-1020-3 (2014年10月20日).
  • 黒川信重:「ラマヌジャン:ζの衝撃」、現代数学社、ISBN 978-4-7687-0447-9 (2015年8月8日).
  • 中村亨:「リーマン予想とはなにか」、講談社(ブルーバックスB-1828)、ISBN 978-4-06-257828-8 (2015年8月20日).
  • 小山信也:「素数とゼータ関数」、共立出版(数学の輝き6)、ISBN 978-4-320-11200-1 (2015年10月25日).
  • 黒川信重:「リーマンと数論」、共立出版、ISBN 978-4-320-11234-6 (2016年12月15日).
  • 黒川信重、小山信也:「ゼータへの招待」、日本評論社、ISBN 978-4-535-60351-6 (2018年2月25日).