スノーホワイト/氷の王国
スノーホワイト/氷の王国 | |
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The Huntsman: Winter's War | |
監督 | セドリック・ニコラス=トロイアン |
脚本 |
クレイグ・メイジン エヴァン・スピリオトプロス |
原作 |
グリム兄弟 『白雪姫』 |
製作 | ジョー・ロス |
製作総指揮 |
サラ・ブラッドショー パラック・パテル クロエ・イェリン |
ナレーター | リーアム・ニーソン |
出演者 |
クリス・ヘムズワース シャーリーズ・セロン エミリー・ブラント ニック・フロスト サム・クラフリン ロブ・ブライドン ジェシカ・チャステイン |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード |
主題歌 |
ホールジー[1] 「Castle」(映画オリジナルバージョン) |
撮影 | フェドン・パパマイケル |
編集 | コンラッド・バフ |
製作会社 |
ユニバーサル・ピクチャーズ ロス・フィルムズ パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ |
配給 |
ユニバーサル・ピクチャーズ 東宝東和 |
公開 |
2016年4月22日 2016年5月27日 |
上映時間 | 113分[2] |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 中華人民共和国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $115,000,000[3] |
興行収入 |
$164,989,338[3] 5億円[4] |
前作 | スノーホワイト |
『スノーホワイト/氷の王国』(スノーホワイトこおりのおうこく、The Huntsman: Winter's War)は、2016年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国合作のダークファンタジー映画作品である。監督は前作『スノーホワイト』でVFXスーパーバイザーを務めたセドリック・ニコラス=トロイアンであり、本作が彼の初監督作品となる[5][6]。
本作は2016年4月22日にアメリカにて公開され[7]、日本では5月27日に公開された[8]。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
かつて白雪姫の住む王国を支配していた邪悪な女王ラヴェンナには、妹のフレイヤがいた。彼女はある裏切りによって心を痛め、それと引き換えに全てを凍らせる魔力を手にし、姉の元を離れていた。数十年後、ラヴェンナが討たれたことを知ったフレイヤは自らの軍団に彼女の持っていた魔法の鏡を奪い取らせ、鏡と自身の魔力でもってラヴェンナを復活させる。2人によって世界に暗黒の闇が訪れようとする中、フレイヤに仕えていたハンターのエリックは彼女たちの野望を食い止めようとする。だが彼に立ちはだかったのは、死んだはずだった彼の恋人、サラだった[9][10][11][12]。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[13]
- エリック - クリス・ヘムズワース(杉田智和[14])
- ハンター。前作でスノーホワイトと戦った男。今作で彼の過去が明らかになる。フレイヤが組織した軍隊の一人であり、その中でも有能であった。サラとは恋人であったが愛が認められない王国であったことから抜け出す決意をしていた。
- ラヴェンナ - シャーリーズ・セロン(田中敦子[14])
- 女王。前作でスノーホワイトとエリックに敗れ、死亡したと思われていたが鏡の中で何とか生き延びており生存していた。妹を溺愛しているが独占欲の裏返しである。実はフレイヤの娘を殺害した張本人。
- ラヴェンナの妹。愛を禁忌とする氷の王国の女王。一人の人間と恋に落ち、娘も生まれたが、その娘が夫に殺されてしまった過去を持つ。これにより愛を信じられなくなり、王国を作った一因となった。
- サラ - ジェシカ・チャステイン(朴璐美[14])
- かつてのエリックの恋人。とある理由からエリックと別れた。氷の王国のハンターとして活動している。フレイヤが組織した軍隊の一人でもある。
- ドワーフ。エリックと旅をしている。
- ウィリアムの異父兄弟。
- 女ドワーフ。エリックとの旅に加わる。
- ドリーナ - アレクサンドラ・ローチ(武田華)
- 女ドワーフ。エリックとの旅に加わる。
- タル - ソープ・ディリス(長谷川俊介)
- 戦士。軍隊の中でも特に優秀。愛を認めない氷の王国の人間だが実際には愛を認めている。
- リーファ - サム・ヘイゼルダイン(西凜太朗)
- ウィリアム王 - サム・クラフリン(浪川大輔[14])
- フレイヤから監視されている。
- ピッパ - ソフィー・クックソン(朝井彩加)
- 幼少期のエリック - コンラッド・カーン
- 幼少期のサラ - ニーヴ・ウォルター
- 幼少期のタル - ナナ・アジェマン=ベディアコ(大地葉)
- 幼少期のピッパ - アメリア・クラウチ(朝井彩加)
- 鏡男 - フレッド・タタショア(大塚明夫)
- ブラックウッド公爵 - コリン・モーガン(青木強)
- エリックの母親 - マデリン・ウォーラル(森史絵)
- ナレーター - リーアム・ニーソン(クレジットなし)(石塚運昇)
- その他の日本語吹き替え =三上由理恵/三瓶雄樹/丸山智行/佐野康之/桂一雅/佐々木拓真/大泊貴揮
日本語版制作スタッフ
- 翻訳:栗原とみ子
- 演出:高橋正浩
- 日本語版制作:ニュージャパンフィルム
製作
この節の加筆が望まれています。 |
企画
本作は元々、前作に引き続き監督にルパート・サンダース、主演にクリステン・スチュワートを続投させる予定で企画が進められていたが、2012年7月にサンダースとスチュワートの不倫が発覚[15]。ハリウッド・リポーター誌の伝えたところでは、スチュワートはキャストを降板、サンダースの起用は不明で、配給元のユニバーサル映画は以前から持ち上がっていた企画としてクリス・ヘムズワース演じるハンターのエリックを主役に据えたスピンオフ作品として製作する方針を固めていた[16]。しかし同年8月にユニバーサル側はスチュワートの降板を否定し、主役としてではないものの出演の可能性はあるとコメントした[17][18]。11月、サンダースは不倫による結婚問題の修復のため降板し、本作は当初の予定通りスチュワートが続投されることとなったが[19]、2014年7月2日にスチュワートの降板が正式に発表された[20]。また、脚本家のデビッド・コープは本作のプロジェクトから離脱しており、製作陣はサンダースに代わる監督候補としてフランク・ダラボンを指名していた[20]。
7月31日、本作の題名をThe Huntsmanとし、『スノーホワイト』の前日譚として主人公のエリックが白雪姫と出会うまでを描いた作品とすることが発表された。それと合わせて、本作の公開日を2016年4月22日とすることが発表された[21]。2015年1月20日、ダラボンが監督を降板し、前作でVFXスーパーバイザーを務めていたセドリック・ニコラ=トロヤンが監督を務めることが明らかとなった[22]。脚本はクレイグ・メイジンとエヴァン・スピリオトプロスによる当初の草稿をもとにダラボンが草稿を執筆した[23]。
キャスティング
本作の主演キャストにはエリック役のクリス・ヘムズワースとラヴェンナ役のシャーリーズ・セロンが続投されることとなった[21]。2015年1月16日にはエミリー・ブラントが本作への出演交渉に入っていることが発表され、ラヴェンナの妹である雪の女王の役を演じることが予定されていた[24][25][22]。2月24日にはジェシカ・チャステインが新たにキャストに加わり、ニック・フロストが前作から引き続き続投された[26]。この間にはブラントの出演交渉が終了していた[26]。3月18日には、シェリダン・スミス、ロブ・ブライドン、アレクサンドラ・ローチがドワーフ役として出演が決まり[27]、5月7日にサム・クラフリンがウィリアム役で続投されることが発表された[28]。
撮影
撮影は2015年4月6日に開始され[29]、そのほとんどはイギリス南東部のサリーおよび南西部のウェルズにて行われた[30][31][32][33]。
マーケティング
2015年11月16日、ユニバーサル映画は本作の主要キャラクターのポスタービジュアルを公開し、題名を副題付きのThe Huntsman: Winter's Warに改めた[34]。
評価
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興行収入
2016年5月時点で、本作は北米で4666万ドル、北米以外の国々で1億1130万ドル、合計で1億5790万ドル以上の興行収入を記録している[3]。
北アメリカ
北アメリカ以外
批評家の反応
本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトRotten Tomatoesには216件のレビューがあり、批評家支持率は19%、平均点は10点満点で4.3点となっている。サイトでは批評家の総意として「魅力的なビジュアルと非常に素晴らしいキャストを誇っているが、まったくもって不必要だった続編をお勧めするには十分ではない」となっている[35]。また、Metacriticでも41件のレビューで加重平均値は35/100だった[36]。
テレビ放送
回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間(JST) | 放送分数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | フジテレビ | (なし) | 2019年10月22日[37] |
19:00 - 20:54 | 114分 | 地上波初放送(長野放送以外フジテレビ系列全国27ネットで同時ネット放送) 当初、この時間は「陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語 世界が祝う即位の礼SP」(18:30 - 20:54)を放送する予定だったが、『祝賀御列の儀』の日程変更に伴い放送延期となったため、急遽代替番組として放送された。 関東地区の視聴率は6.4% (長野放送は「NBSみんなの信州 報道特番 検証"千曲川氾濫"-被災地からの報告 復旧・生活再建の道筋は-」(19:00 - 19:57)・「NBSフォーカス∞信州 ブラジル・アリアンサに立った信州人(再放送)」(19:57 - 20:54)に差し替えた為、代替放送日が難しく放送できなかった。) |
脚注
- ^ “Watch Halsey's Elegant 'Castle (The Huntsman: Winter's War Version)' Video”. Rolling Stone (2016年4月13日). 2016年5月23日閲覧。
- ^ THE HUNTSMAN: WINTER'S WAR British Board of Film Classification、2016年4月6日閲覧。
- ^ a b c The Huntsman: Winter's War(2016)2016年5月23日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.43
- ^ “‘The Huntsman: Winter’s War’ Trailer: All-Star Cast Goes To War In Fairy Tale Sequel”. Geeks of Doom (2015年11月18日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “Watch: New ‘The Huntsman: Winter’s War’ Trailer Previews Sister Rivalry”. Variety (2016年2月11日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “Universal’s Snow White Prequel ‘Huntsman’ Targets April 2016 Release”. Deadline (2014年7月31日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “『スノーホワイト/氷の王国』5・27公開決定 予告&場面写真が解禁”. ORICON STYLE (2016年2月26日). 2016年2月26日閲覧。
- ^ “この世で最も邪悪な姉妹が登場。『スノーホワイト/氷の王国』が公開決定”. ぴあ映画生活 (2015年12月10日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “『スノーホワイト/氷の王国』あらすじ・キャスト【『スノーホワイト』続編!】”. Ciatr (2016年2月2日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “‘The Huntsman: Winter’s War’: New Trailer Reveals Chris Hemsworth’s Origin Story”. Collider (2016年3月22日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ 映画あらすじ『スノーホワイト/氷の王国』日本語公式サイト
- ^ “スノーホワイト 氷の王国”. 2016年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “田中敦子&水樹奈々が『スノーホワイト』続編で氷の女王に!豪華声優陣集結”. 2016年3月22日閲覧。
- ^ “「スノーホワイト」クリステン・スチュワートが監督と不倫!?”. TVグルーヴ (2012年7月25日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Kristen Stewart Dropped from 'Snow White' Sequel Plans (Exclusive)”. The Hollywood Reporter (2012年8月14日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Kristen Stewart hasn’t been dropped from Snow White sequel, says studio”. Metro (2012年8月16日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “「スノーホワイト」続編は、クリス・ヘムズワース主演のスピンオフに”. 映画.com (2012年8月16日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “「スノーホワイト」続編はクリステン・スチュワート続投!降板するのは監督”. クランクイン! (2012年11月24日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ a b “クリステン・スチュワート「スノーホワイト」第2弾から降板”. 映画.com (2014年7月2日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ a b “Universal’s Snow White Prequel ‘Huntsman’ Targets April 2016 Release”. Deadline (2014年7月31日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ a b “Cedric Nicolas-Troyan To Replace Frank Darabont On ‘The Huntsman’ – Update”. Deadline (2015年1月20日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Cedric Nicolas-Troyan to Replace Frank Darabont as ‘Huntsman’ Director”. Variety (2015年1月20日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Emily Blunt in Negotiations to Play Villain in ‘The Huntsman’ Opposite Chris Hemsworth (Exclusive)”. TheWrap (2015年1月16日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “『スノーホワイト』スピンオフ、悪役となる雪の女王はエミリー・ブラント?”. クランクイン! (2015年1月19日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ a b “Jessica Chastain Joins ‘The Huntsman’ For Universal”. Deadline (2015年2月24日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Universal's 'The Huntsman' Finds Its Dwarves (Exclusive)”. The Hollywood Reporter (2015年3月18日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Sam Claflin Returns for ‘The Huntsman’ Without Kristen Stewart’s Snow White”. TheWrap (2015年5月7日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “On the Set for 4/6/15: ‘Captain America: Civil War’ & ‘The Huntsman’ Start Shooting, Ryan Coogler Wraps ‘Rocky’ Sequel ‘Creed’”. SSN Insider (2015年4月6日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Surrey Film Locations”. Surrey Life (2016年1月19日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “The Huntsman filming starts as Chris Hemsworth, Emily Blunt don Medieval costumes on set; Extras needed for filming”. Venture Capital Post (2015年7月6日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “Hollywood film set in Wells includes fake castle”. Wells Journal (2015年7月8日). 2015年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月7日閲覧。
- ^ “Show business: Hollywood visits Gloucestershire to film Huntsman movie at Puzzlewood”. South West Business (2015年7月21日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “See Charlize Theron, Jessica Chastain in new The Huntsman Winter’s War character posters”. Entertainment Weekly (2015年11月16日). 2016年4月7日閲覧。
- ^ “The Huntsman: Winter's War (2016)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年12月15日閲覧。
- ^ “The Huntsman: Winter's War Reviews” (英語). Metacritic. 2020年12月15日閲覧。
- ^ “スノーホワイト -氷の王国-”. フジテレビ. 2019年10月21日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- スノーホワイト/氷の王国 (@IceKingdomMovie) - X(旧Twitter)
- The Huntsman: Winter's War - IMDb
- The Huntsman: Winter's War - オールムービー
- スノーホワイト/氷の王国 - allcinema
- スノーホワイト/氷の王国 - KINENOTE
- The Huntsman: Winter's War - Box Office Mojo
- The Huntsman: Winter's War - Rotten Tomatoes
- The Huntsman: Winter's War - Metacritic