ジプロピレングリコール
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ジプロピレングリコール Dipropylene glycol | |
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4-Oxa-2,6-heptandiol and | |
別称 1,1'-Oxybis(1-propanol) and 1,1'-Oxybis(2-propanol) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 25265-71-8 |
ChemSpider | NA |
EC番号 | 246-770-3 |
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特性 | |
化学式 | C6H14O3 |
モル質量 | 134.173 g/mol |
外観 | 粘性のある無色の液体 |
匂い | わずかな特異臭[1] |
密度 | 1022kg/m3(25℃)[1] |
融点 |
-39℃[1] |
沸点 |
232.2℃(101.3kPa)[1] |
水への溶解度 | 水に混和、エタノールに可溶 |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | SIRI.org |
NFPA 704 | |
引火点 | 132℃(クリーブランド開放式)[1] |
発火点 | 310℃[3] |
半数致死量 LD50 | 14.9g/kg(ラット経口)[2] |
関連する物質 | |
関連物質 | プロピレングリコール トリプロピレングリコール エチレングリコール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジプロピレングリコール(英: Dipropylene glycol)は、グリコールの一種である。通常は4-オキサ-2,6-ヘプタンジオール、2-(2-ヒドロキシ-プロポキシ)-プロパン-1-オール、2-(2-ヒドロキシ-1-メチル-エトキシ)-プロパン-1-オールの3種の異性体の混合物である。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[4]。
用途
[編集]ジプロピレングリコールは、プロピレングリコール(PG)製造時の副産物として生じる[5]。性質はPGに類似するが、PGに比べ高粘度で溶解力が高い。ポリエステル樹脂の中間原料や水圧機器の作動油、不凍液、印刷インキ原料などに適する。毒性が低く、精製したものは化粧品原料や香料用溶媒に使用される[1]。1998年のアメリカ合衆国における需要は1億800万ポンドで、可塑剤38%、不飽和ポリエステル樹脂23%、化粧品及び芳香剤10%、ポリウレタンポリオール類8%、アルキド樹脂7%などの用途に利用された[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 旭硝子のプロピレングリコール類 (PDF) (旭硝子化学品カンパニー)
- ^ 化粧品用精製ジプロピレングリコール (PDF) (旭硝子化学品カンパニー)
- ^ 国際化学物質安全性カード ジプロピレングリコール ICSC番号:1055 (日本語版), 国立医薬品食品衛生研究所
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
- ^ a b OECD:高生産量物質初期評価プロファイル 4.ジプロピレングリコール、混合異性体と主要な異性体(日本化学物質安全・情報センター) (PDF)