ジプロピルジスルフィド
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ジプロピルジスルフィド Dipropyl disulfide[1] | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 629-19-6 |
特性 | |
化学式 | C6H14S2 |
モル質量 | 150.31 g mol−1 |
外観 | 無色ないし薄い黄色の液体 |
匂い | 強いタマネギ臭、ニンニク臭 |
融点 |
-86℃ |
沸点 |
195℃ |
水への溶解度 | 難溶 |
有機溶媒への溶解度 | エタノール、アセトンに可溶。 |
危険性 | |
引火点 | 64℃ |
関連する物質 | |
関連するジスルフィド類 | ジメチルジスルフィド ジエチルジスルフィド ジアリルジスルフィド ジフェニルジスルフィド アリルプロピルジスルフィド |
関連物質 | ジプロピルトリスルフィド |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジプロピルジスルフィド(英: Dipropyl disulfide )は、ジスルフィドにプロピル基が結合した有機硫黄化合物である。化学式は(CH3CH2CH2)2S2で表される。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[2]。
生成
[編集]生のタマネギの主要な匂い成分であり[3]、長ネギ[4]、ニンニク、キャベツ[5]などにも含まれる。アルキルシステインスルホキシドが、リアーゼにより分解されて生じる。興奮・発汗・利尿や、消化液の分泌に効果があるとされる[6]。タマネギ、ニンニク、野菜のフレーバーとして利用される[5]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 印藤元一『合成香料 化学と商品知識』化学工業日報社、2005年。ISBN 4-87326-460-X。
- 長谷川香料株式会社『香料の科学』講談社、2013年。ISBN 978-4-06-154379-9。