ジェイアールバス東北十和田南営業所
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ジェイアールバス東北十和田南営業所(ジェイアールバスとうほくとわだみなみえいぎょうしょ)は秋田県鹿角市十和田南駅前にあったジェイアールバス東北の営業所である。2003年3月31日をもって廃止された[1]。
十和田観光の輸送拠点として、十和田南線の運行開始と共に設置された。最盛期には大館方面、寺坂線などの路線を有していたが、花輪線を利用した十和田観光の減少で、末期は十和田南駅 - 大湯温泉のローカル輸送が主だった。東北新幹線開業に伴いとわだこ号に参入、民営化以後に他の高速バスにも参入して一時は収支が好転したが、末期は利用者が減少していた。
沿革
[編集]- 1935年(昭和10年)8月1日 - 仙台鉄道局青森自動車所毛馬内支所として開業。十和田南線和井内 - 毛馬内間開業。
- 1936年(昭和11年)9月1日 - 仙台鉄道局青森自動車区毛馬内支区となる。
- 1939年(昭和14年)9月15日 - 鉛山線和井内 - 十和田ホテル間開業。
- 1943年(昭和18年)9月1日 - 十和田南線を仙台鉄道局から移管し、新潟鉄道局毛馬内自動車区となる。
- 1947年(昭和22年)12月20日 - 新潟鉄道局阿仁合自動車区開業。
- 1950年(昭和25年)4月1日 - 国鉄自動車局信越地方自動車事務局毛馬内自動車営業所となる。
- 1952年(昭和27年)
- 1953年(昭和28年)
- 1955年(昭和30年)11月15日 - 十和田東線(のち田子線)中滝 - 田子間開業。
- 1957年(昭和32年)6月1日 - 十和田南自動車営業所となる。
- 1961年(昭和36年)12月15日 - 十和田南線十和田南駅 - 大館駅間開業。秋北バスと相互乗り入れ。
- 1963年(昭和38年)
- 5月20日 - 鉛山線銀山 - 滝ノ沢間開業。
- 12月15日 - 十和田南線川原の湯 - 大湯スキー場間開業。
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)2月29日 - 十和田南線大湯温泉スキー場 - 四ノ岱間開業。
- 1968年(昭和43年)
- 1972年(昭和47年)8月1日 - 鹿角線の一般路線貨物自動車運送事業廃止。
- 1973年(昭和48年)
- 1976年(昭和51年)5月15日 - 寺坂線ワンマン運行開始。管内の全路線でワンマン運行となる。
- 1982年(昭和57年)6月23日 - 「とわだこ号」盛岡駅 - 十和田湖間開業。
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 十和田南線の一般路線貨物自動車運送事業廃止。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道東北自動車部(JR東日本バス)十和田南自動車営業所となる。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - ジェイアールバス東北株式会社十和田南営業所となる。
- 1990年(平成2年)8月1日 - 鉛山線営業休止。田子線廃止。
- 1991年(平成3年)7月31日 - 鉛山線廃止。
- 1992年(平成4年)11月11日 - 十和田北線十和田湖 - 蔦温泉間の冬季運行開始。
- 1993年(平成5年)11月11日 - 十和田北線十和田湖 - 谷地温泉間の冬季運行開始。
- 1995年(平成7年)9月19日 - 陸中花輪駅に旅プラザを開設。
- 1997年(平成9年)12月15日 - 寺坂線廃止。
- 1999年(平成11年)7月25日 - 「仙台・大館号」仙台駅 - 大館駅間運行開始。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 十和田東線八戸駅 - 焼山間運行開始、担当営業所となる。
- 2003年(平成15年)3月31日 - 十和田南線廃止[1]、十和田南営業所閉所[1]。十和田東線と「とわだこ号」を青森支店、「ヨーデル号」と「仙台・大館号」を盛岡支店に移管。
末期の担当路線
[編集]車両
[編集]- 国鉄時代には、十和田北線を担当する青森自動車営業所(当時)と同様、新車を繁忙期に当営業所に配置し、その後全国に転配する十和田方式が導入されていた(民営化とともに中止)。
- 当所と象潟営業所は信越地方自動車部管轄(1985年3月末まで)であったため、他の東北地区の営業所にはないUDトラックス(旧:日産ディーゼル)車が多く配置されていた。
脚注
[編集]- ^ a b c 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、193頁。ISBN 4-88283-124-4。