シングウィズジョイ
シングウィズジョイ | |||||||||
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2015年9月20日 阪神競馬場 | |||||||||
現役期間 | 2014年 - 2017年 | ||||||||
欧字表記 | Sing with Joy[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牝[1][2] | ||||||||
毛色 | 青鹿毛[1][2] | ||||||||
生誕 | 2012年2月25日[1][2] | ||||||||
死没 | 2017年1月22日(5歳没) | ||||||||
抹消日 | 2017年1月22日 | ||||||||
父 | マンハッタンカフェ[1][2] | ||||||||
母 | シングライクバード[1][2] | ||||||||
母の父 | シンボリクリスエス[1][2] | ||||||||
生国 | 日本(北海道千歳市)[1][2] | ||||||||
生産者 | 社台ファーム[1][2] | ||||||||
馬主 | 社台レースホース[1][2] | ||||||||
調教師 | 友道康夫[1][2] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 16戦4勝[1][2] | ||||||||
獲得賞金 | 1億5036万3000円[1][2] | ||||||||
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シングウィズジョイ(英:Sing with Joy[1])は、日本の競走馬である[2]。2015年のフローラステークス、ターコイズステークスの勝ち馬[2]。2016年のエリザベス女王杯では2着だった[3]。しかし2017年のアメリカジョッキークラブカップのレース中に転倒し骨折、予後不良となった[4]。馬名の由来は「楽しそうに歌う」[2]。
現役時代
[編集]2歳(2014年)
[編集]デビュー戦はペガサスボスの2着に敗れる[5]も、次の未勝利戦で初勝利を飾る[6]。初のオープン戦となる野路菊ステークスでダノンメジャーの2着に入る[7]。
3歳(2015年)
[編集]重賞3戦目となるフローラステークスで重賞初勝利を挙げる[8]。クラシックでは結果を出せなかったが、初の古馬戦となるターコイズステークスで11番人気の低評価を覆して勝利を収める[9]。このレースは2着に16番人気ダンスアミーガ、3着に15番人気オツウが入り、3連単295万円の大波乱となった[10]。
4歳(2016年)
[編集]年明け初戦は中山牝馬ステークスで始動。鞍上には新たに岩田康誠を迎えた。レースでは、5番手につけるも、15着に沈んだ[11]。7か月の休養をはさみ出走した府中牝馬ステークスでは田辺裕信が騎乗した。レースでは先行したが、直線で交わされクイーンズリングの7着だった[12]。
次戦はGI、エリザベス女王杯に12番人気で出走[3]。クリストフ・ルメールが騎乗した。レースは4番手あたりで進め、最後の直線で早く抜け出しそのまま粘るも、後方から追い込んできたクイーンズリングにクビ差差し切られ2着[3]。それでも12番人気ながら健闘した。
5歳(2017年)
[編集]5歳になったシングウィズジョイは、1月のアメリカジョッキークラブカップに出走[13]。単勝オッズ4番人気に支持された[13]。レースは先行せず中団あたりで進めた。最終コーナーでは馬群が詰まり体勢を崩すも、鞍上のルメールが立て直した。しかし直線に入りすぐ、シングウィズジョイは前の馬に接触して転倒、競走を中止した[4]。そしてルメールは放り出されるように落馬した。ルメールは背部打撲、咽頭部挫傷と診断されたが、命に別条はなかった。しかしシングウィズジョイは左上腕骨骨折で予後不良と診断され[4]、安楽死処分となった[4]。
競走成績
[編集]以下の内容は、JBISサーチ[14]およびnetkeiba.com[15]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2014. 7. 6 | 中京 | 2歳新馬 | 芝1600m(良) | 12 | 8 | 11 | 5.1 (2人) | 2着 | 1:40.1(34.4) | 0.1 | 小牧太 | 54 | ペガサスボス | 450 | |
7.27 | 中京 | 2歳未勝利 | 芝1600m(良) | 13 | 7 | 11 | 1.5 (1人) | 1着 | 1:39.0(36.1) | -0.2 | 小牧太 | 54 | (ビジューミニョン) | 450 | |
9.20 | 阪神 | 野路菊S | OP | 芝1800m(良) | 7 | 2 | 2 | 6.2 (4人) | 2着 | 1:48.5(33.4) | 0.1 | 福永祐一 | 54 | ダノンメジャー | 454 |
11. 1 | 東京 | アルテミスS | GIII | 芝1600m(稍) | 17 | 1 | 2 | 6.1 (3人) | 6着 | 1:35.0(34.2) | 0.6 | 小牧太 | 54 | ココロノアイ | 454 |
2015. 2.14 | 東京 | クイーンC | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 1 | 1 | 16.9 (9人) | 6着 | 1:34.3(35.1) | 0.3 | 内田博幸 | 54 | キャットコイン | 456 |
3. 8 | 阪神 | アルメリア賞 | 5下 | 芝1800m(稍) | 9 | 3 | 3 | 2.0 (1人) | 4着 | 1:49.8(36.7) | 0.1 | M.デムーロ | 54 | マサハヤドリーム | 458 |
3.28 | 阪神 | 君子蘭賞 | 5下 | 芝1800m(良) | 12 | 6 | 8 | 3.5 (2人) | 1着 | 1:48.7(34.8) | -0.1 | 内田博幸 | 54 | (マキシマムドパリ) | 456 |
4.26 | 東京 | フローラS | GII | 芝2000m(良) | 17 | 3 | 5 | 6.0 (2人) | 1着 | 2:01.8(34.3) | -0.0 | 内田博幸 | 54 | (ディアマイダーリン) | 450 |
5.24 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 3 | 5 | 25.5 (9人) | 17着 | 2:27.5(36.9) | 2.5 | 内田博幸 | 55 | ミッキークイーン | 450 |
9.20 | 阪神 | ローズS | GII | 芝1800m(良) | 17 | 2 | 4 | 23.4 (8人) | 14着 | 1:48.0(37.6) | 2.8 | 内田博幸 | 54 | タッチングスピーチ | 466 |
10.18 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(良) | 15 | 8 | 14 | 103.9(15人) | 10着 | 1:57.7(35.4) | 0.8 | 内田博幸 | 55 | ミッキークイーン | 466 |
12.19 | 中山 | ターコイズS | 新設重賞 | 芝1600m(良) | 16 | 8 | 16 | 22.8(11人) | 1着 | 1:35.7(34.5) | -0.2 | 戸崎圭太 | 53 | (ダンスアミーガ) | 468 |
2016. 3.13 | 中山 | 中山牝馬S | GIII | 芝1800m(良) | 16 | 6 | 12 | 14.0 (6人) | 15着 | 1:50.9(35.3) | 0.6 | 岩田康誠 | 55 | シュンドルボン | 470 |
10.15 | 東京 | 府中牝馬S | GII | 芝1800m(良) | 13 | 2 | 2 | 31.4 (8人) | 7着 | 1:47.5(34.7) | 0.9 | 田辺裕信 | 54 | クイーンズリング | 474 |
11.13 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 15 | 5 | 9 | 61.6(12人) | 2着 | 2:12.9(33.7) | 0.0 | C.ルメール | 56 | クイーンズリング | 474 |
2017. 1.22 | 中山 | AJCC | GII | 芝2200m(良) | 17 | 2 | 4 | 8.6 (4人) | 競走中止 | C.ルメール | 54 | タンタアレグリア | 474 |
血統表
[編集]シングウィズジョイの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛 |
父の父 サンデーサイレンス1986 青鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well 1975 鹿毛 |
Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 サトルチェンジ1988 黒鹿毛 |
Law Society 1982 黒鹿毛 |
Alleged | ||
Bold Bikini | ||||
Santa Luciana 1973 黒鹿毛 |
Luciano | |||
Sleika | ||||
母 シングライクバード 2005 鹿毛 |
シンボリクリスエス 1999 黒鹿毛 |
Kris S. 1977 黒鹿毛 |
Roberto | |
Sharp Queen | ||||
Tee Kay 1990 黒鹿毛 |
Gold Meridian | |||
Tri Argo | ||||
母の母 シングライクトーク1992 鹿毛 |
ノーザンテースト 1971 栗毛 |
ノーザンダンサー | ||
Lady Victoria | ||||
フリートーク 1985 鹿毛 |
リアルシャダイ | |||
ダイナフリート | ||||
5代内の近親交配 | Hail to Reason 4×5 Roberto 4×5 | [§ 2] | ||
出典 |
- 母シングライクバードは23戦目の1600万を勝利しオープン入り。GIエリザベス女王杯の出走経験もある。
- 母母(祖母)シングライクトークは7勝を挙げオープン馬に昇り詰めた。重賞は2着が2回あるも勝利には至らなかった。
- 母母母(曾祖母)フリートークは7戦3勝。フラワーカップ、クイーンステークスの2つの重賞の勝ち馬である。また桜花賞、優駿牝馬への出走経験もありそれぞれ3着、4着の成績を残した。しかし秋を迎える前に膝を負傷し戦線離脱、競走馬を引退した(詳しくは本馬の項を参照)。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o シングウィズジョイ|JBISサーチ(JBIS-Search)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o シングウィズジョイ|競走馬データnetkeibaより 2017年1月23日閲覧。
- ^ a b c 第41回エリザベス女王杯 結果netkeibaより 2017年1月23日閲覧。
- ^ a b c d ルメール2回落馬シングウィズジョイ接触転倒安楽死日刊スポーツより 2017年1月23日閲覧。
- ^ “ペガサスボスがデビュー戦制す、岩田「抜けてくる時の脚がすごかった」/中京新馬”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ “【2歳未勝利】(中京1R)~シングウィズジョイが勝利”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ “ダノンメジャーが豪快に差し切りデビュー2連勝/野路菊S”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ “シングウィズジョイが押し切り重賞初V オークス行きの切符を獲得/フローラS”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ “【ターコイズS】(中山)~3歳シングウィズジョイが低評価を覆してV”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ “第1回ターコイズステークス(G)”. netkeiba.com. 2017年10月7日閲覧。
- ^ 11R 第34回中山牝馬ステークス(G3)競馬Compassより 2017年1月23日閲覧。
- ^ 11R 第64回府中牝馬ステークス(G2)競馬Compassより 2017年1月23日閲覧。
- ^ a b 第58回アメリカジョッキークラブカップ 結果netkeibaより 2017年1月23日閲覧。
- ^ “シングウィズジョイ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年10月8日閲覧。
- ^ “シングウィズジョイの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b “血統情報:5代血統表|シングウィズジョイ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017-0-27閲覧。