シネンセ種
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シネンセ種(シネンセしゅ)は、植物の種形容語 sinenseに対し、用いられる和名である。sinēnse はラテン語で「中国(支那)」を意味する Sinae および「(地名)の」を意味する接尾辞 -ēnsis の主格中性単数形 -ēnse からなる。
- チクシャ Saccharum sinense Roxb. - 1609年に福建省から奄美大島に初めて渡来したサトウキビ属 Saccharumの作物[1]。漢字は「竹蔗」で、カラサトウキビや中国細茎種などとも呼ばれる[2]。普通サトウキビと呼ばれるのは同属のSaccharum officinarum。
- コミノネズミモチ Ligustrum sinense Lour.- イボタノキ属の低木。シルバープリベットとも呼ばれ、庭木・生垣に用いられる。
- オオヒエンソウ Delphinium grandiflorum L.(syn. Delphinium sinense Fisch. ex Link)- デルフィニウム属の草本で、シノニムであるDelphinium sinense から、シネンセ系デルフィニウムなどと言及される。
脚注
[編集]関連項目
[編集]- カプシクム・キネンセ Capsicum chinense - トウガラシ属の作物。同じ「中国の」を意味する chinense を種形容語を持つ。Capsicum sinense というシノニム(異名)を持つ。