シェリー・カーリー
シェリー・カーリー Cherie Currie | |
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シェリー・カーリー(2023年) | |
基本情報 | |
生誕 |
1959年11月30日(64歳) アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス・エンシーノ |
ジャンル | パンク・ロック、ハードロック、ロックンロール |
職業 | シンガーソングライター、音楽家、女優、美術家、音楽プロデューサー |
担当楽器 | ボーカル、ピアノ、ギター |
活動期間 | 1976年 - |
共同作業者 | ザ・ランナウェイズ |
シェリー・カーリー(Cherie Currie、1959年11月30日 - )は、アメリカ合衆国の歌手・ミュージシャン・女優。カーリーは1970年代半ばから後半まで活躍した、ロサンゼルスのハードロックバンド、ザ・ランナウェイズのリード・ボーカリストであった。
来歴
[編集]カーリーはロサンゼルス・エンシーノのサンフェルナンド・バレーの町で育った。彼女は伝説的なガールズロックバンド、ザ・ランナウェイズの10代のリード・ボーカリストとして、メンバーのジョーン・ジェット、リタ・フォード、サンディ・ウェスト、ジャッキー・フォックスと共に活動。
カーリーは1975年、16歳になる前にランナウェイズに加わった。「チェリー・ボム」はオーディションで彼女のために書かれた。
ランナウェイズとして『悩殺爆弾〜禁断のロックン・ロール・クイーン』『クイーン・オブ・ノイズ』『ライヴ・イン・ジャパン』という3枚のアルバムをリリースした後、グループを脱退。カーリーは2枚のソロ・アルバム、ポリグラムから『ビューティーズ・オンリー・スキン・ディープ』、キャピトル・レコードから双子の姉妹マリー・カーリーと共演した『シェリー&マリー (Messin' With The Boys)』を発表している。
その後、女優としても活動し、ジョディ・フォスターと共演した『フォクシー・レディ』やデミ・ムーアと共演した『悪魔の寄生虫・パラサイト』(Parasite: 1982年)、 ロバート・キャラダインと共演した『SFザ・ウェーブ/地球外生物からのSOS!』(Wavelength: 1983年)、『トワイライトゾーン/超次元の体験』(1983年)、『スパイナル・タップ』(1984年) などに出演。また、多くのテレビドラマにもゲスト出演している。
カーリーは自叙伝『Neon Angel: The Cherie Currie Story』の共著者である[3]。本には苦難の連続であったカリフォルニアで育った1970年代、薬物・アルコールとの闘い、ランナウェイズ時代についてが書かれている。またダコタ・ファニングがカーリーを演じ、クリステン・スチュワートがジョーン・ジェットを演じる[4]、2010年公開の映画『ランナウェイズ』の土台にもなっている[5]。
カーリーはキャリー・ボルツィロ=ヴレナ (Carrie Borzillo-Vrenna) の2008年の著書『Cherry Bomb: The Ultimate Guide to Becoming a Better Flirt, a Tougher Chick, and a Hotter Girlfriend--and to Living Life Like a Rock Star』(ISBN 978-1416961161) に関与している[6]。
私生活
[編集]カーリーは1990年に俳優のロバート・ヘイズと結婚し1人息子も授かったが、1997年に離婚している[7]。
元女優のマリー・ハーモン (Marie Harmon)は実母、主にテレビで活躍している女優のソンドラ・カーリー (Sondra Currie)は実姉、ソンドラの夫は映画監督のアラン・J・レヴィ (Alan J. Levi)である。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ビューティーズ・オンリー・スキン・ディープ』 - Beauty's Only Skin Deep (1978年)
- 『シェリー&マリー』 - Messin' with the Boys (1980年) ※with マリー・カーリー
- Reverie (2015年)
- Blvds of Splendor (2019年)
- The Motivator (2019年) ※with ブリー・ダーリング
ライブ・アルバム
[編集]- Live in Los Angeles 8/30/13 (2013年)
- Midnight Music in London (2016年)
EP
[編集]- Cherry Bomb (2007年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- Young and Wild (1998年) ※with マリー・カーリー
- 80's Collection (1999年) ※with マリー・カーリー
ザ・ランナウェイズ
[編集]- 『悩殺爆弾〜禁断のロックン・ロール・クイーン』 - The Runaways (1976年、Mercury)
- 『クイーンズ・オブ・ノイズ』 - Queens Of Noise (1977年、Mercury)
- 『ライヴ・イン・ジャパン』 - Live in Japan (1978年、Mercury) ※ライブ
脚注
[編集]- ^ 北澤孝、共同通信「チェリー・カーリーの下着コスチュームにはみんな悩殺されました ザ・ランナウェイズ 『チェリー・ボム』」『琉球新報』2009年5月6日。2014年11月10日閲覧。
- ^ 町山智浩 (2010年3月24日). “やじうまUSAウォッチ ダコタ・ファニングが家出娘の悩殺爆弾 蘇るランナウェイズ”. Newsweek日本語版. 2014年11月10日閲覧。
- ^ Currie, Cherie; Shusterman, Neal (1989-8-23) (英語). Neon Angel: The Cherie Currie Story. PSS Adult. ISBN 978-0843123487
- ^ Michael Fleming (2009年3月4日). “Dakota Fanning fronts 'Runaways'” (英語). Variety.com. 2009年8月16日閲覧。
- ^ Michael Fleming (2007年4月17日). “Runaways head to the bigscreen” (英語). Variety.com. 2009年8月16日閲覧。
- ^ “who says coolness can’t be taught?” (英語). Skope Magazine.com (2008年5月7日). 2009年8月16日閲覧。
- ^ “Biography for Cherie Currie” (英語). Internet Movie Database. 2009年8月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- ChainsawChick.com - シェリー・カーリーのチェーンソーアートのサイト
- シェリー・カーリー - Myspace
- ザ・ランナウェイズ公式サイト
- シェリー・カーリー - IMDb
- シェリー・カーリー - Discogs