グランド・スラム・オヴ・ダーツ
Grand Slam of Darts | |
---|---|
概要 | |
開催国 |
イギリス ( イングランド) |
開催地 | ウルヴァーハンプトン |
会場 | アルダーズリー・レジャー・ビレッジ |
初開催 | 2007年 |
主催団体 | PDC |
テレビ | Sky Sports |
インターネット | PDCTV |
使用ボード | unicorn ECLIPSE PRO |
形式 |
legs BDOの招待プレイヤーも参加 |
賞金総額 | £650,000 (2023) |
開催月 | 11月 |
ナイン・ダート・フィニッシュ | |
有-TV放送 |
ジェームズ・ウェイド (2008) キム・ハイブレクト (2014) デイブ・チズナル (2015) ディミトリ・バン・デン・バーグ (2018) ジョシュ・ロック (2022) ライアン・サール (2023) |
現在のチャンピオン | |
ルーク・ハンフリーズ (2023) |
グランド・スラム・オヴ・ダーツ (bwin Grand Slam) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。PDCは、競合団体のブリティッシュ・ダーツ・オーガナイゼイション (BDO) からも、最高のパフォーマンスをしたプレイヤー達を招待しており、全強豪が1つのワールド・チャンピオンシップで争えない現在、その代わりとなるイベントとなっている。(BDOの清算に伴い、2021年度大会からはPDC所属プレイヤーのみの参加)
これまでに2つの異なる団体のチャンピオン同士で直接対決が2回あり、また、いくつかのイギリス以外でのトーナメントでも、BDOとPDCの対決を取り上げたものは存在する。しかし、このイベントは、イギリスで開催され、両団体から (直接対決ではなく) 多くのトップ・プレイヤーが参加する初めてのトーナメントである。
以前のPDC vs BDOのトーナメント
[編集]このトーナメントが開催される以前にも、PDCとBDOのどちらからもプレイヤーが出場するトーナメントが存在する。
2005 マスターズ・オヴ・ダーツは、両団体のトップ・プレイヤー達の対戦を呼び物にした最初のトーナメントであり、2006年と2007年には、オランダで開催されたインターナショナル・ダーツ・リーグとワールド・ダーツ・トロフィーは、BDO対PDCを呼び物にするため、PDCのプレイヤーが招待されている。
PDC オーダー・オヴ・メリットと賞金
[編集]このトーナメントは、獲得した賞金額に基づくPDCのワールド・ランキング・システムであるPDC オーダー・オヴ・メリット (PDC OOM) に反映されるメジャー・トーナメントである。
現在、賞金総額は、PDCのイベント中、ワールド・マッチプレイに次いで4番目となっている[1]。
このトーナメントの賞金は、以下の通りとなっている[2][3]。
年 | 優勝 | 準優勝 | 準決勝 | 準々決勝 | ラスト 16 |
グループ3位 | グループ4位 | グループ 首位 |
ハイエスト・ チェクアウト |
9ダーター | 実総額[4] | 公称総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | £80,000 | £35,000 | £15,000 | £10,000 | £6,000 | - | £4,000 | - | £3,000 | - | £300,000 | [5]£250,000 [6]£300,000 |
2008 | £100,000 | £40,000 | £20,000 | £12,500 | £7,500 | - | £4,000 | - | £2,000 | 不明 | £356,000 | [7]£356,000 |
2009 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | [8]£400,000 |
2010 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | [9]£400,000 |
2011 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | [10]£400,000 |
2012 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | £400,000 |
2013 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | £400,000 |
2014 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | £400,000 |
2015 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | £30,000 | £430,000 | £400,000 |
2016 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | 不明 | - | £400,000 | £400,000 |
2017 | £110,000 | £55,000 | £28,500 | £16,000 | £10,000 | £5,000 | £3,000 | £2,500 | 不明 | - | £450,000 | £450,000 |
2018 | £110,000 | £55,000 | £28,500 | £16,000 | £10,000 | £5,000 | £3,000 | £2,500 | 不明 | £25,000 | £475,000 | £450,000 |
2019 | £125,000 | £65,000 | £40,000 | £20,000 | £10,000 | £7,500 | £4,000 | £3,500 | 不明 | - | £550,000 | £550,000 |
2020 | £125,000 | £65,000 | £40,000 | £20,000 | £10,000 | £7,500 | £4,000 | £3,500 | 不明 | - | £550,000 | £550,000 |
2021 | £125,000 | £65,000 | £40,000 | £20,000 | £10,000 | £7,500 | £4,000 | £3,500 | 不明 | - | £550,000 | £550,000 |
2022 | £150,000 | £70,000 | £50,000 | £25,000 | £12,250 | £8,000 | £5,000 | £3,500 | 不明 | 不明 | £650,000 | £650,000 |
2023 | £150,000 | £70,000 | £50,000 | £25,000 | £12,250 | £8,000 | £5,000 | £3,500 | 不明 | £10,000 | £660,000 | £650,000 |
なお、この賞金額はWDF/BDOの賞金額が最も多いイベントであるBDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップス (レイクサイド) の実際に払われた賞金額も、BDOによる公称額[11]も超えている。
2011年における他のトーナメントとの賞金額の比較は、次の通りである[1][12][13]。
年 | 団体 | 大会 | 公称総額 | 実総額[14] | 優勝 | 準優勝 | 準決勝 | 準々決勝 | ラスト 16 |
ラスト 24 |
ラスト 32 |
グループ 1位通過 |
9ダーター | ハイエスト・ チェクアウト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | PDC | グランド・スラム・オヴ・ダーツ | £400,000 | £400,000 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | £2,500 | - | 不明 |
2011 | PDC | ワールド・マッチプレイ | £400,000 | £410,000 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | - | £5,000 | - | £10,000 | 不明 |
2011 | PDC | ワールド・グランプリ | £350,000 | £355,000 | £100,000 | £40,000 | £20,000 | £12,500 | £7,000 | - | £4,000 | - | £5,000 | 不明 |
2011 | WDF (BDO) |
レイクサイド (メンズ) | £329,000 | £261,000 | £100,000 | £30,000 | £11,000 | £6,000 | £4,250 | - | £3,000 | - | - | £3,000 |
レイクサイド (ウィメンズ) | £16,000 | £10,000 | £2,000 | £1,000 | £500 | - | - | - | - |
本戦の日程・会場・放送など
[編集]日程、会場、タイトル・スポンサー、テレビ放送などの情報は、以下の通りである[2][3]。
初回から2010年まではITV、2011年よりSky Sportsで全試合が生放送されており、PDCtvでも生放送とハイライトが視聴できる。
年 | 開始日 | 終了日 | 開催日数 | 会場 | スポンサー | 使用ボード | テレビ放送 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 11/17 (土) | 11/25 (日) | 9 | シヴィック・ホール (ウルヴァーハンプトン) | PartyBets.com | unicorn ECLIPSE PRO | ITV |
2008 | 11/15 (土) | 11/23 (日) | 9 | シヴィック・ホール (ウルヴァーハンプトン) | PartyPoker.com | unicorn ECLIPSE PRO | ITV |
2009 | 11/14 (土) | 11/22 (日) | 9 | シヴィック・ホール (ウルヴァーハンプトン) | PartyPoker.com | unicorn ECLIPSE PRO | ITV |
2010 | 11/13 (土) | 11/21 (日) | 9 | シヴィック・ホール (ウルヴァーハンプトン) | Daily Mirror | unicorn ECLIPSE PRO | ITV |
2011[15] | 11/12 (土) | 11/20 (日) | 9 | シヴィック・ホール (ウルヴァーハンプトン) | William Hill | unicorn ECLIPSE PRO | Sky Sports HD |
テレビ放送
[編集]ITVは、初開催から、2010年まで、このグランド・スラム・オヴ・ダーツを放映していた。これは、1988年にWDF/BDOのワールド・マスターズの放送を止めてから、初めてITVで放送されたダーツ・トーナメントとなる(例外として、1999年のフィル・テイラーとレイモンド・ファン・バルネフェルトが行ったチャンピオン同士の対決がある)。
2007年から2010年までITV4の週間順位1位を譲ることはなかった[16]。
2009年のこのトーナメントの放送は、週間順位において1位から9位までを独占した[17]。
2011年からは、Sky Sportsがこのトーナメントを3年間放送する契約が発表されている[15]。
ハイライト
[編集]フィル・テイラーが、決勝でアンディ・ハミルトンに18-11(レッグ)で勝利し、このタイトルを獲得した。
テイラーは、18-9でテリー・ジェンキンスを打ち破り、タイトル防衛に成功した。
テイラーが、16-2という大差でスコット・ウェイツに勝利し、3度連続のグランド・スラム優勝を手に入れた。ただし、ウェイツは、BDOのプレイヤーで初の決勝進出となっている。また、女子プレイヤーのアナスタシア・ドブロミスロワが[18]、グループ戦の対ヴィンセント・ファン・デル・フォールト戦において、5-4でグランド・スラム・オヴ・ダーツ初の女子プレイヤーの勝利を成し得た。
BDOのプレイヤーであるウェイツが、決勝でPDCのプレイヤーであるジェームズ・ウェイドを破り、テイラー以外かつBDOのプレイヤー初となるタイトル獲得を達成した。
テイラーが決勝においてゲイリー・アンダーソンに16-4で勝利し、このタイトルを取り戻した。
レイモンド・ファン・バルネフェルトが、決勝においてマイケル・ヴァン・ガーウェンとのオランダ人対決を16-14の接戦で制し、この大会で初めてチャンピオンとなった。
テイラーが決勝でスコットランドのロバート・ソーントンを16-9で破り、5度目のタイトルを獲得した。準決勝のテイラー対エイドリアン・ルイス戦は史上まれに見る高レベルな試合となり、3ダーツ平均は、テイラーが109.76、ルイスが110.99であった。180得点は、27レグの間に両者合わせて32回行われた。
テイラーは16-13でデイブ・チズナルを破り、6度目のタイトルを手にした。ベルギーのキム・ハイブレクトは準々決勝の対マイケル・ヴァン・ガーウェン戦で9ダーツを達成し、大会史上2人目の9ダーツ達成者となった。
この年から初めてPDCオーダー・オブ・メリットのランキングトーナメントに追加された。前回及び過去6回のチャンピオンであるテイラーは決勝でマイケル・ヴァン・ガーウェンに13-16で破れ、タイトルを失った。グループステージではデイブ・チズナルがピーター・ライトに対し9ダーツを達成し、大会史上3人目の達成者となった。またこの年の大会は、2007年の初開催以来毎年出場を拒んできたBDOのレジェンド、マーティン・アダムズが初めて出場した大会でもある。
前回王者のヴァン・ガーウェンが決勝でジェームズ・ウェイドに16-8で勝利し、テイラー以来となるタイトル防衛、及び2度目のチャンピオンとなった。
ヴァン・ガーウェンが決勝でピーター・ライトを16-12で破り、大会3連覇を成し遂げた。テイラーはこの年が最後の出場で、準決勝まで進むも最終的なチャンピオンであるヴァン・ガーウェンに8-16で敗れた。
ウェールズのガーウィン・プライスは決勝でゲイリー・アンダーソンに16-13で勝利することによって、最初のPDCメジャー・タイトルを手に入れた。ベルギーのディミトリ・バン・デン・バーグは第2ラウンドのスティーブン・バンティング戦において大会史上4度目の9ダーツを達成した。この大会では、史上初めてイングランドの選手が準々決勝に進めなかった。またこの年からのチャンピオンには、2018年4月に亡くなった伝説のプレイヤーにちなんで「エリック・ブリストウ・トロフィー」が送られることとなった。
前年度チャンピオンのガーウィン・プライスが圧倒的なパフォーマンスでピーター・ライトを16-6で破り、テイラー、ヴァン・ガーウェンに続いて史上3人目のタイトル防衛に成功した。なお、決勝のライト戦の3ダーツ平均は107.86であり、これは決勝史上2番目に高い記録であった。
ホセ・デ・ソーサが決勝でジェームズ・ウェイドを16-12で破り、ポルトガル人として初めてPDCメジャー・タイトルを獲得した。ウェイドは3度目の準優勝となった。準々決勝ではサイモン・ウィットロックがヴァン・ガーウェンに対し大会記録となる20回の180得点を行い、最終的には16-15で勝利した。
ガーウィン・プライスはピーター・ライトを16-8で破り、3度目のタイトルを手にした。ファロン・シャーロックはグループステージにおいて3ダーツ平均101.55を叩き出し、テレビで放映された女性の最高3ダーツ平均記録の新記録を樹立した。シャーロックは女性として初めてグループステージを突破し、さらに第2ラウンドでもメンサー・スルホビックに10-5で勝利するが、準々決勝でライトに13-16で敗退となった。ヴァン・ガーウェンはグループステージでジョー・カレン相手に3ダーツ平均115.19で大会記録を塗り替えた。また、2020年にBDOが解散したため、大会史上初めてBDOの代表がトーナメントに参加しなかった。
前回王者のプライスは準々決勝で、2021年2月に現役復帰したレイモンド・ファン・バルネフェルトに13-16で敗れてタイトルを失った。バルネフェルトは準決勝でマイケル・スミスに12-16で敗れた。スミスはそのままの勢いでネーザン・アスピナルを16-5の大差で下し、初のメジャー・タイトルを手にした。北アイルランドのジョシュ・ロックは初出場ながらグループステージを突破し、第2ラウンドの対ヴァン・ガーウェン戦で大会5度目の9ダーツを達成するが、3ダーツ平均107.71のヴァン・ガーウェンに8-10で敗れた。
形式
[編集]グランド・スラム・オヴ・ダーツは、ラスト32から始まるグループ戦とラスト16からのシングル・エリミネイション・トーナメントを合わせたトーナメントであり、最たる特徴は、PDCとBDOの両プレイヤーの対戦が実現することである(BDOは2020年に消滅)。
出場者の決定
[編集]このトーナメントは招待制であるが、次のどれかを満たしたプレイヤーは、開始当初から毎年招待されている。
- 各メジャー・トーナメントで決勝に進出
- ワイルド・カード予選を通過
2023年の対象となるトーナメントとプレイヤーは、以下となった[19]。例年、対象プレイヤーが、既に出場者となっている場合、例年、対象トーナメントを後に増やしたり、各種オーダー・オヴ・メリットやWDFランキングを用いたりして選抜を行っている。
トーナメント | 優勝 | 準優勝 | 準決勝 | 同年 | 昨年 | 一昨年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
グランド・スラム・オヴ・ダーツ | ○ | ○ | - | - | ○ | - | |
PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
ワールド・マッチプレイ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
ワールド・グランプリ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
UKオープン | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
プレミア・リーグ・ダーツ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
プレイヤーズ・チャンピオンシップ・ファイナルズ | ○ | ○ | - | - | ○ | - | |
ヨーロピアン・チャンピオンシップ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | |
マスターズ | ◯ | ◯ | - | ◯ | - | - | |
ワールドシリーズ・オブ・ダーツ・ファイナルズ | ◯ | ◯ | - | ◯ | - | - | |
PDC ワールド・カップ・オヴ・ダーツ | ○ | ○ | - | ◯ | - | - | |
ワールド・ユース・チャンピオンシップ | ○ | ○[20] | - | - | ○ | - | |
女子ワールド・マッチプレイ | ◯ | - | - | ◯ | - | - | |
PDC アジア・チャンピオンシップ | ◯ | - | - | ◯ | - | - | |
CDC コンチネンタル・カップ | ◯ | - | - | ◯ | - | - |
他に、上記該当選手を除くヨーロピアンツアーのチャンピオン及びプレイヤーズ・チャンピオンシップのチャンピオンなども出場者となった。またこれらに加え、PDC チャレンジツアー、PDC 開発ツアー、PDC ウィメンズシリーズからそれぞれの最高位のプレイヤー (既に出場権を得た者を除く) が1名ずつ出場権を得た。
本戦
[編集]まず、各4名のグループ (A-Hの8グループ) に分け、グループ内総当たり戦を行う。このグループ戦は、ポイント制であり、上位2名がラスト16のシングル・エリミネイション・トーナメントへ出場できる。なお、同点の場合は、得失レッグズ差、それも同じ場合は、1位と2位に関しては直接対決の結果、2位と3位に関しては、ナイン・ダート・シュータウトという9本のダーツで多くの点数を獲得したプレイヤーを勝ちとする方法で、順位を付ける[21]。
曜日 | ラウンド | レッグズ (ベスト・オヴ) |
試合数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
土 | グループ | 9 | 4 | グループA-Dから各1試合 |
日 | 8 | グループE-H、A-Dから各1試合 | ||
月 | 4 | グループE-Hから各1試合 | ||
火 | 4 | グループA-Dから各1試合 | ||
水 | 4 | グループE-Hから各1試合 | ||
木 | ラスト16 | 19 | 4 | - |
金 | 4 | - | ||
土 | 準々決勝 | 31 | 4 | - |
日 | 準決勝 | 31 | 2 | - |
決勝 | 31 | 1 | - |
レッグ数
[編集]各年の各ラウンドにおけるレッグ数は、以下の通りである。どの試合も、タイブレイクはない[22][23][8][21]。
年 | グループ | ラスト16 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 9 | 19 | 19 | 25 | 35 | |
2008 | 9 | 19 | 19 | 31 | 35 | |
2009 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2010 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2011 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2012 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2013 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2014 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2015 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2016 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2017 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2018 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2019 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2020 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2021 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2022 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 | |
2023 | 9 | 19 | 31 | 31 | 31 |
結果
[編集]年 | 優勝 (決勝平均) | Score | 準優勝 (決勝平均) | 賞金 | スポンサー | 会場 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総額 | 優勝 | 準優勝 | ||||||
2007 | フィル・テイラー (101.75) | 18–11 | アンディ・ハミルトン (100.97) | £300,000 | £80,000 | £35,000 | PartyBets.com | シヴィックホール, Wolverhampton |
2008 | フィル・テイラー (106.25) | 18–9 | テリー・ジェンキンス (100.92) | £356,000 | £100,000 | £40,000 | PartyPoker.com | |
2009 | フィル・テイラー (103.94) | 16–2 | スコット・ウェイツ (94.16) | £400,000 | £50,000 | |||
2010 | スコット・ウェイツ (99.86) | 16–12 | ジェームズ・ウェイド (92.79) | デイリー・ミラー | ||||
2011 | フィル・テイラー (109.04) | 16–4 | ゲイリー・アンダーソン (98.92) | ウィリアムヒル | ||||
2012 | レイモンド・ファン・バルネフェルト (95.79) | 16–14 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.55) | |||||
2013 | フィル・テイラー (98.14) | 16–6 | ロバート・ソーントン (97.02) | |||||
2014 | フィル・テイラー (102.45) | 16–13 | デイブ・チズナル (98.02) | Singha Beer | ||||
2015 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (100.94) | 16–13 | フィル・テイラー (102.53) | |||||
2016 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.74) | 16–8 | ジェームズ・ウェイド (90.73) | |||||
2017 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (102.18) | 16–12 | ピーター・ライト (97.71) | £450,000 | £110,000 | £55,000 | Bwin | |
2018 | ガーウィン・プライス (96.70) | 16–13 | ゲイリー・アンダーソン (97.25) | Aldersley Leisure Village, Wolverhampton | ||||
2019 | ガーウィン・プライス (107.86) | 16–6 | ピーター・ライト (96.28) | £550,000 | £125,000 | £65,000 | BoyleSports | |
2020 | ホセ・デ・ソーサ (99.95) | 16–12 | ジェームズ・ウェイド (94.26) | Ricoh Arena, Coventry | ||||
2021 | ガーウィン・プライス (103.90) | 16–8 | ピーター・ライト (91.51) | Cazoo | Aldersley Leisure Village, Wolverhampton | |||
2022 | マイケル・スミス (96.84) | 16–5 | ネーザン・アスピナル (90.94) | £650,000 | £150,000 | £70,000 | ||
2023 | ルーク・ハンフリーズ (104.69) | 16–8 | ロブ・クロス (103.61) | Mr Vegas |
ナイン=ダート・フィニッシュ
[編集]グランド・スラム・オヴ・ダーツで達成されたナイン・ダート・フィニッシュは、以下の通りである[25]。
選手 | 年 | ラウンド | 方法 | 相手 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
ジェームズ・ウェイド | 2008 | ラスト16 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | ゲイリー・アンダーソン | 敗北 |
キム・ハイブレクト | 2014 | 準々決勝 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | 勝利 |
デイブ・チズナル | 2015 | グループ戦 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | ピーター・ライト | 勝利 |
ディミトリ・バン・デン・バーグ | 2018 | ラスト16 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | スティーブン・バンティング | 勝利 |
ジョシュ・ロック | 2022 | ラスト16 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | 敗北 |
ライアン・サール | 2023 | グループ戦 | 3 x T20; 3 x T20; T20, T19, D12 | ネイサン・ラファティ | 勝利 |
ハイエスト・チェクアウト
[編集]2023年までで、延べ25人がハイエスト・チェックアウトを達成している。
年 | プレイヤー | 数字 |
---|---|---|
2007 | ジェームズ・ウェイド | 170 |
2008 | ゲイリー・アンダーソン | 170 |
2009 | ケビン・マクダイン フィル・テイラー |
170 |
2010 | コリン・ロイド ゲイリー・アンダーソン |
170 |
2011 | ジェームズ・ウェイド テッド・ハンキー |
161 |
2012 | マイケル・ヴァン・ガーウェン x 4 ウェスリー・ハームズ |
170 |
2013 | テッド・ハンキー | 170 |
2014 | ロビー・グリーン ジェームズ・ウェイド デイブ・チズナル |
170 |
2015 | ロビー・グリーン デイブ・チズナル マイケル・ヴァン・ガーウェン |
170 |
2016 | ジェフ・スミス マイケル・ヴァン・ガーウェン |
170 |
2017 | ロブ・クロス ピーター・ライト |
170 |
2018 | サイモン・ウィットロック x 2 スティーブン・バンティング ガーウィン・プライス |
170 |
2019 | スティーブ・レノン | 167 |
2020 | ジョー・カレン | 164 |
2021 | ファロン・シャーロック ロウビー=ジョン・ロドリゲス マイケル・ヴァン・ガーウェン マイケル・スミス ピーター・ライト |
170 |
2022 | ルーク・ウッドハウス ジョー・カレン |
170 |
2023 | クリストフ・ラタイスキー ルーク・ハンフリーズ ロブ・クロス |
170 |
記録
[編集]回数
[編集]ここでは、回数に関する記録を紹介する。
最多優勝
[編集]- 6 フィル・テイラー (2007 - 2009, 2011, 2013 - 2014)
- 3 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2015 - 2017)
- 3 ガーウィン・プライス (2018 - 2019, 2021)
- 1 スコット・ウェイツ (2010)
- 1 レイモンド・ファン・バルネフェルト (2012)
- 1 ホセ・デ・ソーサ (2020)
- 1 マイケル・スミス (2022)
- 1 ルーク・ハンフリーズ (2023)
最多決勝出場
[編集]- 7 フィル・テイラー (2007 - 2009, 2011, 2013 - 2015)
- 4 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2012, 2015 - 2017)
- 3 ガーウィン・プライス (2018 - 2019, 2021)
- 3 ジェームズ・ウェイド (2010, 2016, 2020)
- 3 ピーター・ライト (2017, 2019, 2021)
- 2 スコット・ウェイツ (2009 - 2010)
- 2 ゲイリー・アンダーソン (2011, 2018)
出場回数
[編集]グランド・スラムは、主要トーナメントで決勝や準決勝に出場したり、各ランキングで上位に入っているプレイヤーを招待するトーナメントなので、参加できること自体がある程度名誉なことであるが、何度も招待されることは、ことさら名誉なことである。
- 16 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 16 ジェームズ・ウェイド
- 16 ゲイリー・アンダーソン
- 14 レイモンド・ファン・バルネフェルト
- 11 フィル・テイラー
- 11 サイモン・ウィットロック
- 11 エイドリアン・ルイス
- 11 デイブ・チズナル
- 11 ピーター・ライト
最多勝利
[編集]- 61 マイケル・ヴァン・ガーウェン (7回: 2015 - 2017; 6回: 2012; 5回: 2019; 4回: 2014, 2018, 2020 - 2021; 3回: 2013, 2022 - 2023; 2回: 2011; 1回: 2007 - 2008)
- 58 フィル・テイラー (7回: 2007, 2011, 2013 - 2014; 6回: 2008 - 2009, 2015; 4回: 2017; 3回: 2010, 2016; 2回: 2012)
不敗記録
[編集]- 22 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2015年グループ戦 - 2018年グループ戦)
- 20 フィル・テイラー (2013年グループ戦 - 2015年決勝)
ナイン・ダート・フィニッシュ
[編集]- 1 ジェームズ・ウェイド
- 1 キム・ハイブレクト
- 1 デイブ・チズナル
- 1 ディミトリ・バン・デン・バーグ
- 1 ジョシュ・ロック
- 1 ライアン・サール
180
[編集]180の記録は、2009年以降のものに限定する。
最多の大会
[編集]1大会中の最多
[編集]- 52 エイドリアン・ルイス (2013)
- 41 ゲイリー・アンダーソン (2011)
- 39 デイブ・チズナル (2014)
- 35 レイモンド・ファン・バルネフェルト (2012)
- 35 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2012)
- 33 スコット・ウェイツ (2010)
- 33 キム・ハイブレクト (2014)
- 32 フィル・テイラー (2013)
100以上の平均値
[編集]全ラウンド
[編集]過去5人の選手が全ラウンドでの対戦平均値100越えを達成している。なお、括弧内の「GP」はグループ戦を意味する。
- 2014 フィル・テイラー (GP: 100.20; GP: 114.65; GP: 106.47; L16: 101.70; QF: 107.28; SF: 101.61; F: 102.45)
- 2015 マイケル・ヴァン・ガーウェン (GP: 102.95; GP: 106.23; GP: 105.38; L16: 109.18; QF: 111.05; SF: 102.19; F: 100.94)
- 2017 マイケル・ヴァン・ガーウェン (GP: 100.95; GP: 108.28; GP: 108.29; L16: 104.98; QF: 104.26; SF: 106.87; F: 102.18)
- 2007 レイモンド・ファン・バルネフェルト (GP: 105.26; GP: 100.94; GP: 104.08; L16: 101.01)
- 2015 ゲイリー・アンダーソン (GP: 101.55; GP: 103.36; GP: 102.79; L16: 104.22)
- 2017 ロブ・クロス (GP: 103.87; GP: 104.70; GP: 105.76; L16: 103.87; QF: 102.54)
回数
[編集]2023年までで、最多は、フィル・テイラーの45回である。
- 45 フィル・テイラー
- 44 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 32 ゲイリー・アンダーソン
- 17 ガーウィン・プライス
- 16 マイケル・スミス
- 15 ジェームズ・ウェイド
- 15 ピーター・ライト
最高対戦平均値
[編集]2023年までで、最高は、マイケル・ヴァン・ガーウェンの115.19である。
記録 | プレイヤー | 対戦相手 | 年 | ラウンド |
---|---|---|---|---|
115.19 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | ジョー・カレン | 2021 | グループ戦 |
114.85 | ディミトリ・バン・デン・バーグ | リッキー・エヴァンス | 2020 | グループ戦 |
114.65 | フィル・テイラー | クリスチャン・キスト | 2014 | グループ戦 |
113.86 | ヘルト・デ・ヴォス | ジョニー・クレイトン | 2015 | グループ戦 |
113.62 | マイケル・スミス | ネーザン・アスピナル | 2019 | グループ戦 |
112.66 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | ゲイリー・ロブソン | 2018 | グループ戦 |
112.54 | ゲイリー・アンダーソン | イアン・ホワイト | 2018 | グループ戦 |
112.37 | フィル・テイラー | ウェズ・ニュートン | 2011 | ラスト16 |
112.30 | ガーウィン・プライス | ジャン・ヴァン・ヴィーン | 2023 | グループ戦 |
112.16 | フィル・テイラー | スチュアート・ケレット | 2013 | グループ戦 |
最高大会平均値
[編集]2023年までで、最高はマイケル・ヴァン・ガーウェンの105.42 (2015) である。
記録 | プレイヤー | 年 | 結果 |
---|---|---|---|
105.42 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | 2015 | チャンピオン |
105.12 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | 2017 | チャンピオン |
104.91 | フィル・テイラー | 2014 | チャンピオン |
104.89 | ゲイリー・アンダーソン | 2013 | ラスト16 |
104.20 | フィル・テイラー | 2013 | チャンピオン |
両者共
[編集]2011年までで、8回達成されている。
年 | ラウンド | 勝者 | スコア | 敗者 |
---|---|---|---|---|
2007 | グループ戦 | (104.08) レイモンド・ファン・バルネフェルト | 5 – 2 | デニス・プリーストリー (103.53) |
2007 | ラスト16 | (102.14) テリー・ジェンキンス | 10 – 7 | レイモンド・ファン・バルネフェルト (101.01) |
2008 | 準決勝 | (102.30) テリー・ジェンキンス | 16 – 14 | ゲイリー・アンダーソン (105.65) |
2009 | グループ戦 | (108.90) ジェームズ・ウェイド | 5 – 3 | ロバート・ソーントン (100.95) |
2009 | グループ戦 | (103.25) アンディ・ハミルトン | 5 – 3 | ジェームズ・ウェイド (102.62) |
2010 | グループ戦 | (102.63) トニー・オシェイ | 5 – 1 | ヴィンセント・ファン・デル・フォールト (100.92) |
2010 | グループ戦 | (103.38) スコット・ウェイツ | 5 – 1 | マーティン・フィリップス (103.28) |
2011 | 準決勝 | (107.76) フィル・テイラー | 16 – 9 | エイドリアン・ルイス (101.10) |
年齢
[編集]ここでは、年齢に関する記録を紹介する。
最年長優勝
[編集]- 54歳95日 フィル・テイラー (2014)
最年少優勝
[編集]- 26歳204日 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2015)
最年長出場
[編集]- 60歳163日 マーティン・アダムズ (2016)
- 57歳126日 デニス・プリーストリー (2007)
最年少出場
[編集]- 18歳206日 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2007)
- 18歳272日 アダム・ゴーラス (2020)
- 19歳101日 テッド・エベッツ (2016)
参照・脚注
[編集]- ^ a b Revised PDC ProTour Rules Professional Darts Corporation
- ^ a b Grand Slam of Darts Darts Database
- ^ a b Grand Slam of Darts Mastercaller
- ^ 実際に支払われた賞金の合計。ただし、不明の項目を£0としている。
- ^ PDC Launch Grand Slam of Darts (2007) Professional Darts Corporation
- ^ Increased Prize Fund For Grand Slam of Darts (2007) PDC (導入の発表後、スポンサーがついたため、賞金額が増加した。)
- ^ ITV Commits To Grand Slam of Darts (2008) Professional Darts Corporation
- ^ a b Grand Slam of Darts NetZone (2009) Professional Darts Corporation
- ^ Daily Mirror GSOD Day One Professional Darts Corporation
- ^ William Hill GSoD NetZone (2011) Professional Darts Corporation
- ^ 男女各部門で実際に払われた合計額と、達成されたら支払われ、達成されなければ積み立てられることなく消失するナイン・ダート・フィニッシュの賞金の合計額。
- ^ Lakeside World Professional Darts Championships (Men's) Darts Database
- ^ Lakeside World Professional Darts Championships (Women's) Darts Database
- ^ PDCが2011年に開催するトーナメントにおけるハイエスト・チェクアウトの賞金額は不明なため、それ以外の実際に支払われた額の合計。
- ^ a b Sky Sports Snap Up Grand Slam (2011) Professional Darts Corporation
- ^ Weekly Top 10 Programmes Broadcasters' Audience Research Board
- ^ ちなみに10位の番組タイトルは、"PHIL TAYLOR: THE POWER AND THE GLORY"であり、ダーツ関連の番組がトップ10を占めた。
- ^ 2009年大会以前は、2008年大会にも、招待されている。
- ^ Grand Slam Qualification Criteria Professional Darts Corporation
- ^ 同年のみ。
- ^ a b Daily Mirror GSOD NetZone (2010) Professional Darts Corporation
- ^ PartyBets.com Grand Slam of Darts NetZone (2007) Professional Darts Corporation
- ^ PartyPoker.com Grand Slam of Darts NetZone (2008) Professional Darts Corporation
- ^ “Grand Slam Of Darts Winners”. Darts Database. 5 November 2014閲覧。
- ^ 9 DART CLUB PDPA