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グスタフ・クヌート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グスタフ・クヌート
Gustav Knuth
本名 Gustav Adolf Karl Friedrich Knuth
生年月日 (1901-07-07) 1901年7月7日
没年月日 (1987-02-01) 1987年2月1日(85歳没)
国籍 ドイツの旗 ドイツ
職業 俳優
著名な家族 息子:クラウス・クヌート(俳優)
主な作品
映画
プリンセス・シシー
最後の08/15
若き皇后シシー
シシー ある皇后の運命の歳月
アルプスの少女ハイジ
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グスタフ・クヌートGustav Knuth, 1901年7月7日 - 1987年2月1日)は、旧ドイツ帝国ブラウンシュヴァイク生まれのドイツ俳優

来歴

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小学校を卒業し、旧ドイツ帝国国有鉄道で鍛冶屋の見習い修行をした後、俳優を志し、地元のブラウンシュヴァイクで演技のレッスンを受け、1918年に俳優デビュー。ハンブルクバーゼルベルリンの各地の舞台に立ち、古典劇・現代劇の両方で様々な役を演じた。

映画には1935年に初出演。以降、多数の映画に出演している。1955年に出演した旧西ドイツ映画『Die Ratten』(日本未公開)は第5回ベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)を受賞。大ヒットした映画『プリンセス・シシー』3部作(1955年 - 1957年)ではロミー・シュナイダー扮するシシー(エリザベート)の父マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルンを演じた。1960年にはジュリアン・デュヴィヴィエ監督の映画『Das Kunstseidene Mädchen』(日本未公開)にも出演している。1965年の旧西ドイツ/オーストリア映画『アルプスの少女ハイジ』(実写版)では〝ハイジのおじいさん〟を演じた。また、テレビドラマにも1960年代初め頃から進出して、複数のヒットシリーズを持っている。

1974年に自伝「Mit einem Lächeln im Knopfloch」を出版。同年、長年の功績を称えられ、ドイツ映画賞の功労賞を受賞。

その後も1980年代初頭まで活躍を続け、1987年2月1日、心筋梗塞のためチューリッヒ近郊で死去。墓もそのチューリッヒ近郊にある。

最初の結婚で儲けた息子のクラウス・クヌート(Klaus Knuth。1935年生まれ)も俳優になった。

主な出演映画

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制作年 邦題
原題
役名 備考
1944 グローセ・フライハイト7番地
Große Freiheit Nr. 7
Fiete [1]
1945 橋のたもとで
Unter den Brücken
Willy [2]
1955 プリンセス・シシー
Sissi
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン
最後の08/15
08/15 - In der Heimat
Major Hinrichsen
雨の夜の銃声
Himmel ohne Sterne
Otto Friese
1956 若き皇后シシー
Sissi - Die junge Kaiserin
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン [3]
1957 シシー ある皇后の運命の歳月
Sissi - Schicksalsjahre einer Kaiserin
マクシミリアン・ヨーゼフ・イン・バイエルン [4]
1958 ザイラーの初恋物語
Ein Stück vom Himmel
Axel von Pröhl
黒い稲妻
Der Schwarze Blitz
Hotelier Haringer
1959 黄色い恐怖
Geliebte Bestie
Carl de Vries, Varieté-Agent
未完成交響楽
Das Dreimäderlhaus
Christian Tschöll [5]
1960 三色すみれ
Eine Frau fürs ganze Leben
Vater Barnebusch
1965 ヴィエナ超特急
Schüsse im Dreivierteltakt
Oberst
アルプスの少女ハイジ
Heidi
ハイジのおじいさん [6]

脚注

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  1. ^ 2007年3月、東京アテネ・フランセ文化センターで「ヘルムート・コイトナーHelmut Käutner)監督特集」が開催され、その中で日本語字幕付きでDVD上映された。
    アテネ・フランセ 2007年1月・2月・3月上映スケジュール
  2. ^ 1.と同じ「ヘルムート・コイトナー監督特集」の中で日本語字幕付きでDVD上映された。
  3. ^ 「プリンセス・シシー3部作」で日本で劇場公開されたのは第1作目の「プリンセス・シシー」のみで、第2作目のこの作品は日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK-BSで3部作が一挙放映された。また、日本では3部作のDVDも発売されている。
  4. ^ 3.と同じく、「プリンセス・シシー3部作」の第3作目のこの作品も日本未公開だったが、2009年2月にLaLa TVで、2010年9月にNHK-BSで3部作が一挙放映された。以下、3.と同文。
  5. ^ 過去に日本で劇場公開されたが、2010年9月、「未完成交響曲~シューベルトの恋~」の改題で東京都写真美術館ホールでリバイバル上映された。公式ページ
  6. ^ 日本では、劇場公開時の邦題(「アルプスの少女ハイジ」)とDVD化の時の邦題(「ハイジ」)が異なっている(DVDでの彼の表記はグスタフ・クヌーツ)。ここでは劇場公開時の邦題を採用した。

外部リンク

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