クローンタン駅
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クローンタン駅 | |
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คลองตัน Khlong Tan | |
◄アソーク (2.87 km) (1.29 km) スクムウィット71► | |
所在地 |
タイ王国 バンコク都 フワイクワーン区 |
駅番号 | 3009 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 二等駅 |
所属路線 | 東本線 |
キロ程 | 9.85 km(クルンテープ駅起点) |
電報略号 | วท. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1908年1月24日 |
クローンタン駅(クローンタンえき、タイ語:สถานีรถไฟคลองตัน )は、タイ王国の首都バンコク都フワイクワーン区にある、タイ国有鉄道東線の駅である。
概要
[編集]クローンタン駅は、タイ王国の首都バンコク都の、人口約7万7千人が暮らすフワイクワーン区にある。
当駅付近にはエアポート・レール・リンクの駅は設置されていないが、車両基地が近くにある。
当駅から都心部北側をう回し、北本線バーンスー操車場との間にバイパス線を建設する計画が1930年代からあるが、実現していない[1]。
1990年代には、ホープウェル計画[2]による東線の高架化工事が一部着工され、当駅構内でも高架橋の建設が開始されたが、1997年の同計画中止に伴い建設は中断された。高架橋の構造物は施工途中の状態のまま残存していたものの、エアポート・レール・リンクの建設に際してホープウェル計画の構造物は撤去され、新たな高架橋が建設されている[3]。
歴史
[編集]1908年1月24日に、タイ国鉄東本線第一期工事区間クルンテープ駅(バンコク) - チャチューンサオ間が完成しそれに伴い当駅も開業した[4]。
- 1908年1月24日 【開業】クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅 (60.99km)
駅構造
[編集]地平駅で、島式ホーム・片面ホーム各1面を有していた[5]が、エアポート・レール・リンクの建設に伴い、施設の一部が撤去され、地平の本線に並行してエアポート・レール・リンクの高架橋が設けられている。
現在、プラットホームは1面1線の棒線駅だが、その西隣に交換設備が設けられており、早朝は多くの列車がここで離合する。
駅周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.147,p.256-p.257
- ^ 香港の建設会社・ホープウェル社が提案したBOT方式による高速道路建設・タイ国鉄都心部高架化計画(『鉄道ジャーナル』2005年5月号(No.463)p.117 及び『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.317-p.319)
- ^ "Removing 25 unusable Hopewell pillars to make way for the Airport Link", Prachachat Thurakij, November 18, 2004.
- ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.49
- ^ 『鉄道ピクトリアル』2004年7月号(No.748)p.141 及び『鉄道ジャーナル』2005年5月号(No.463)p.121 掲載の構内の写真による。
参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5