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キャメロン・ノリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャメロン・ノリー
Cameron Norrie
2022年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー
基本情報
国籍 ニュージーランドの旗 ニュージーランド (2010–13)
イギリスの旗 イギリス (2013–現在)
出身地 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
ヨハネスブルグ
生年月日 (1995-08-23) 1995年8月23日(29歳)
身長 188cm
体重 82kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2017年
ツアー通算 6勝
シングルス 5勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 11,472,429 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2024)
全仏 3回戦(2021-23)
全英 ベスト4(2022)
全米 4回戦(2022)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2019)
全仏 2回戦(2019・20)
全英 3回戦(2021)
全米 2回戦(2019)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全英 1回戦(2017)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 ベスト8(2021・23)
ホップマン杯 ラウンドロビン(2019)
ATP杯 ベスト8(2020)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 8位(2022年9月12日)
ダブルス 117位(2022年6月13日)
2025年2月2日現在

キャメロン・ノリーCameron Norrie1995年8月23日 - )は、イギリスの男子プロテニス選手。南アフリカ共和国ヨハネスブルグ出身。キャメロン・ノーリーとも表記される。ATPランキング自己最高位はシングルス8位、ダブルス117位。これまでにATPツアーシングルスで5勝、ダブルスで1勝を挙げている。身長188cm、体重82kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

選手経歴

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ジュニア時代

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南アフリカ共和国ヨハネスブルグで生まれ、3歳のときにニュージーランドに家族で移住。16歳のときに国籍をイギリスに変更する。

2017年 プロ転向

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2017年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

同年にプロ転向して、ツアーに参戦する。ウィンブルドン選手権にワイルドカード(主催者推薦)によりグランドスラム初出場を果たす。1回戦では第12シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガに3-6, 2-6, 2-6のストレートで初戦敗退となったが、全米オープンでは予選を突破し、1回戦で相手の途中棄権によりグランドスラム初勝利を挙げた[1]。2回戦では第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに2-6, 4-6, 3-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは114位。

2018年 トップ100入り

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カイル・エドマンドとペアを組み、ポルトガル・オープンでツアーダブルス初優勝を挙げた。年間最終ランキングは90位。

2019年 トップ50入り

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全豪の前哨戦であるASBクラシックでATPツアーシングルス初の決勝進出を果たす。決勝ではテニーズ・サングレンに敗れ、準優勝。全豪オープンでは1回戦でテイラー・フリッツに初戦敗退。

リオ・オープンではドゥシャン・ラヨビッチを下すも、2回戦ではハウメ・ムナルに敗れた。メキシコ・オープンではATPツアー・500シリーズ初のベスト4入りを果たす。準決勝ではアレクサンダー・ズベレフに敗れた。BNPパリバ・オープンではフェリックス・オジェ=アリアシムに、マイアミ・オープンではジョーダン・トンプソンにそれぞれ初戦敗退するも、モンテカルロ・マスターズではATPマスターズ1000で3回戦進出を果たす。バルセロナ・オープンではアルベルト・ラモス=ビノラスに初戦敗退。BNLイタリア国際では予選通過するも、2回戦でボルナ・チョリッチに敗退。全仏オープンでは初戦敗退。

2019年全仏オープンでのキャメロン・ノリー

クイーンズ・クラブ選手権ではケビン・アンダーソンに初戦敗退。イーストボーン国際では2回戦でカイル・エドマンドに敗退。ウィンブルドン選手権では2回戦で錦織圭に敗退。

2019年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

アトランタ・オープンではベスト4入り。準決勝でテイラー・フリッツに敗れた。ロス・カボス・オープンではミハイル・ククシュキンに2回戦敗退。ロジャーズ・カップでは2回戦でズベレフに敗れた。全米オープンでは初戦敗退。上海マスターズでは2回戦でダニール・メドベージェフに敗れた。パリ・マスターズではミロシュ・ラオニッチに初戦敗退。年間最終ランキングは53位。

2020年 ATP杯ベスト8

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年始の新設されたATPカップにはイギリス代表として出場。ベルギー戦では敗れるものの、ブルガリアとモルドバ戦で勝利して、チームはベスト8進出。準々決勝ではニック・キリオスに敗れてイギリスはオーストラリアに敗退。

全豪オープンではピエール=ユーグ・エルベールに5-7, 6-3, 6-3, 5-7, 4-6のフルセットの末に初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではライリー・オペルカに初戦敗退。全米オープンでは1回戦で第9シードのディエゴ・シュワルツマンを3-6, 4-6, 6-2, 6-1, 7-5のフルセットで破る金星を挙げた。2回戦ではフェデリコ・コリア英語版を6-3, 6-4, 6-4のストレートで勝利する。3回戦ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに6-7(2), 6-4, 2-6, 1-6で敗れるも、グランドスラム3回戦進出を果たした。

全仏オープンでは1回戦でダニエル・ガラン英語版に6-4, 3-6, 7-5, 1-6, 1-6のフルセットで敗れ、初戦敗退。サンクトペテルブルク・オープンでは準々決勝でアンドレイ・ルブレフに敗退。ヨーロピアン・オープンでは2回戦でミロシュ・ラオニッチに敗れた。年間最終ランキングは71位。

2021年 マスターズ初優勝 ツアー初優勝 ATPファイナルズ初出場 トップ15入り

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全豪オープンでは1回戦で同胞の第30シードのダニエル・エバンスを下し、2回戦も突破。3回戦では第2シードのラファエル・ナダルに敗れた。バルセロナ・オープンではカレン・ハチャノフダビド・ゴファンらを下してベスト8入り。準々決勝でもナダルに敗れた。

ミレニアム・エストリル・オープンではジョアン・ソウザクリスチャン・ガリンマリン・チリッチらを倒して決勝進出。決勝ではアルベルト・ラモス=ビノラスに敗れ、ツアー初優勝にはならなかった。リヨン・オープンでもドミニク・ティエム 、ハチャノフらを下して決勝進出をするも第2シードのステファノス・チチパスに敗れた。全仏オープンでは3回戦進出を果たしたが、クレーキングのナダルにストレートで敗れた。

2021年全仏オープンでのキャメロン・ノリー

クイーンズ・クラブ選手権ではデニス・シャポバロフを下してATPツアー・500シリーズ初の決勝進出をするも決勝でマッテオ・ベレッティーニに敗れ、準優勝。ウィンブルドン選手権は1回戦でリュカ・プイユ、2回戦でアレックス・ボルトを破り、3回戦進出。3回戦でロジャー・フェデラーに敗れたが、その後のミフェル・オープンでツアー初優勝を果たした。2021年全米オープンでは1回戦でカルロス・アルカラスに敗れたが、大会後に自己最高となる世界ランキング28位を記録し[2]、トップ30入りを果たした。

レーバーカップにも欧州選抜の補欠として参加。サンディエゴ・オープンではダニエル・エバンスデニス・シャポバロフアンドレイ・ルブレフらを下し、決勝進出を果たした。決勝ではキャスパー・ルードに敗れた。BNPパリバ・オープンではロベルト・バウティスタ・アグートディエゴ・シュワルツマングリゴール・ディミトロフ らを倒して決勝進出。決勝では同じくマスターズ1000初優勝を目指すニコロズ・バシラシビリに逆転で勝利し、ATPマスターズ1000初優勝を遂げ、トップ15入りを記録した。

ATPファイナルズにはレースランキング10位だったが、先にマッテオ・ベレッティーニが、その次にステファノス・チチパスとが途中棄権したため、その代役として最終戦に初出場を果たした。年間最終ランキングは12位。

2022年 ウィンブルドンベスト4 世界8位

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ATPカップにイギリス代表として出場するもドイツのアレクサンダー・ズベレフ、カナダのフェリックス・オジェ=アリアシム、アメリカのテイラー・フリッツらに3連敗となり、チームはラウンドロビン敗退。

全豪オープンでは第12シードとして出場するも、1回戦でセバスチャン・コーダに3-6, 0-6, 4-6のストレートで敗れた。ABNアムロ世界テニス・トーナメントではベスト8入り。準々決勝でオジェ=アリアシムに敗れたが、デルレイビーチ・オープンでは決勝でライリー・オペルカを下して、ツアー3勝目を挙げる。続くメキシコ・オープンでも2週連続で決勝進出。決勝ではラファエル・ナダルに敗れて準優勝。

昨年ATPマスターズ1000初優勝を果たしたBNPパリバ・オープンではベスト8入りするも、準々決勝でカルロス・アルカラスに敗れたが、大会後のランキングで10位となり、初のトップ10入りを果たす。マイアミ・オープンでは初の4回戦進出したが、4回戦でキャスパー・ルードに敗れた。

2022年モンテカルロ・マスターズでのキャメロン・ノリー

クレーシーズンになり、モンテカルロ・マスターズではアルベルト・ラモス=ビノラスに初戦敗退。バルセロナ・オープンではベスト8入りするも、アレックス・デミノーに敗れた。マドリード・オープンでは3回戦でアルカラスに敗れた。BNLイタリア国際ではマリン・チリッチに2回戦敗退したが、続くリヨン・オープンでは決勝進出して、決勝でアレックス・モルチャン英語版を6-3, 6-7(3), 6-1で破り、ツアー4勝目を挙げた。第10シードで迎えた2022年全仏オープンでは3回戦で第21シードのカレン・ハチャノフに2-6, 5-7, 7-5, 4-6で敗れた。

芝シーズンではクイーンズ・クラブ選手権グリゴール・ディミトロフに7-6(2), 1-6, 4-6で初戦敗退。イーストボーン国際ではベスト8入りするも、準々決勝でマクシム・クレシーに5-7, 5-7のストレートで敗れた。第9シードで迎えたウィンブルドン選手権では1回戦でパブロ・アンドゥハルに6-0, 7-6(3), 6-3のストレートで、2回戦ではハウメ・ムナルに6-4, 3-6, 5-7, 6-0, 6-2のフルセットで、3回戦でスティーブ・ジョンソンを6-4, 6-1, 6-0、4回戦でトミー・ポール (テニス) を6-4, 7-5, 6-4のストレートでそれぞれ勝利して、グランドスラム初のベスト8入り。準々決勝ではダビド・ゴファンを3-6, 7-5, 2-6, 6-3, 7-5のフルセットの熱戦の末に勝利を掴み、グランドスラム初のベスト4入りを果たした。準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチに6-2, 3-6, 2-6, 4-6の第1セットを奪う健闘を見せるも、巻き返さず敗れた。

2022年ウィンブルドン選手権でのキャメロン・ノリー

ロス・カボス・オープンでは準々決勝でラドゥ・アルボットを6-3 7-6(4)のストレートで下し、準決勝ではオジェ・アリアシムを6-4 3-6 6-3のフルセットで下し、決勝に進出。決勝ではダニール・メドベージェフに5-7 0-6のストレートで敗れ、今季2度の準優勝。ナショナル・バンク・オープンでは初の3回戦進出をするも、オジェ・アリアシムに3-6, 4-6のストレートで敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは準々決勝でアルカラスを破り、初のベスト4進出。準決勝ではボルナ・チョリッチに3-6, 4-6のストレートで敗れた。第7シードとして迎えた全米オープンでは3回戦で第28シードのホルガ・ルーネを7-5, 6-4, 6-1のストレートで破るも、初の4回戦進出をするも、4回戦では第9シードのアンドレイ・ルブレフに4-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れたが、大会後に自己最高の世界ランキング8位を更新した。レーバーカップでは欧州代表として2年連続の出場となり、フリッツに1-6, 6-4, 8-10で敗れ、欧州代表の勝利に貢献できなかった。パリ・マスターズではミオミル・キツマノビッチを6-2, 6-4のストレートで破り、初戦突破するも、2回戦ではコランタン・ムーテに3-6, 7-5, 6-7(3)で敗れた。年間最終ランキングは14位。

2023年 ツアー5勝目

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1月、ユナイテッド・カップではイギリス代表として出場。スペインのラファエル・ナダルを3-6, 6-3, 6-4、アメリカのテイラー・フリッツを6-4, 5-7, 6-4でトップ選手2名を下す活躍でチームはベスト8入り。オークランドでは決勝進出。決勝ではリシャール・ガスケに6-4, 4-6, 4-6の逆転で敗れ、準優勝となった。全豪オープンでは第11シードとして出場。1回戦ではルカ・ヴァン・アッシュ英語版を7-6(3), 6-0, 6-3、2回戦ではコンスタン・レスティエンヌ英語版を6-3, 3-6, 7-6(2), 6-3がそれぞれ下すも、3回戦ではイジー・レヘチカに7-6(8), 3-6, 6-3, 1-6, 4-6のフルセットで敗れた。

2月、アルゼンチン・オープンでは決勝進出するも、カルロス・アルカラスに3-6, 5-7のストレートで敗れ、準優勝となるも、続くリオ・オープンでは2週連続決勝進出。決勝でもアルカラスと対決し、5-7, 6-4, 7-5の逆転で勝利し、リベンジをすると共にツアー5勝目を挙げた。

3月、BNPパリバ・オープンでは4回戦でアンドレイ・ルブレフを2-6, 4-6のストレートで破り、ベスト8入り。準々決勝ではフランシス・ティアフォーに4-6, 4-6のストレートで敗れた。マイアミ・オープンではグレゴワール・バレール英語版に3-6, 2-6のストレートで初戦敗退。

2023年モンテカルロ・マスターズでのキャメロン・ノリー

4月、モンテカルロ・マスターズではフランシスコ・セルンドロに3-6, 4-6のストレートで初戦敗退。バルセロナ・オープンでは2回戦でロレンツォ・ムゼッティに6-3, 4-6, 1-6で敗退。マドリード・オープンでは3回戦でジャン・ジジェン英語版に敗れた。

5月、BNLイタリア国際では初の4回戦進出。4回戦ではノバク・ジョコビッチに3-6, 4-6のストレートで敗れた。リヨン・オープンではベスト4入り。準決勝でセルンドロに3-6, 0-6で敗れた。

6月、全仏オープンでは1回戦でブノワ・ペールに7-5, 4-6, 3-6, 6-1, 6-4のフルセットで破り、2回戦ではリュカ・プイユを6-1, 6-3, 6-3のストレートで下す。3回戦ではムゼッティに1-6, 2-6, 4-6のストレートで敗れた。

7月、ウィンブルドン選手権では第12シードとして出場。1回戦ではトマーシュ・マハーチに6-3, 4-6, 6-1, 6-4で初戦を突破するも、2回戦でクリストファー・ユーバンクス英語版に3-6, 6-3, 2-6, 6-7(3)で敗れた。

8月、ロス・カボス・オープンではアレクサンダル・コバチェビッチ英語版に初戦敗退。ナショナル・バンク・オープンではアレックス・デミノーに5-7, 4-6のストレートで初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではガエル・モンフィスに6-3, 4-6, 3-6の逆転で初戦敗退。

9月、全米オープンでは第16シードとして出場。1回戦でアレクサンダー・シェフチェンコ英語版を6-3, 6-2, 6-2、2回戦では許育修英語版を7-5, 6-4, 6-4のストレートでそれぞれ下すも、3回戦ではマッテオ・アルナルディ英語版に3-6, 4-6, 3-6のストレートで敗退。

10月、上海マスターズではJ. J.ウルフ英語版を3-6, 7-5, 6-7(4)で初戦敗退するも、リンキー・ヒジカタと組んだダブルスではベスト4進出を果たした。準決勝ではマルセル・グラノリェルス/オラシオ・セバジョス組に2-6, 3-6のストレートで敗れた。木下グループジャパンオープンではテイラー・フリッツに4-6, 3-6のストレートで初戦敗退。エルステ・バンク・オープンではアレクサンダー・ズベレフに2-6, 4-6のストレートで2回戦敗退。年間最終ランキングは18位。

2024年 ツアー通算200勝

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全豪オープンでは3回戦で第11シードのキャスパー・ルードを6-4, 6-7(7), 6-4, 6-3で破り、初の4回戦進出を果たす。4回戦では第6シードのアレクサンダー・ズベレフに5-7, 6-3, 3-6, 6-4, 6-7(3)のフルセットの末に敗退した。BNPパリバ・オープンではガエル・モンフィスに7-6(5), 6-7(5), 3-6、マイアミ・オープンではダニール・メドベージェフに5-7, 1-6、それぞれ3回戦敗退。モンテカルロ・マスターズではカレン・ハチャノフに5-7, 6-7(3)のストレートで初戦敗退。バルセロナ・オープン2回戦ではロベルト・バウティスタ・アグートを4-6, 3-6のストレートで破ったことでツアー通算200勝目を挙げた。マドリード・オープンでは3回戦でルードに2-6, 4-6のストレートで敗れた。BNLイタリア国際ではステファノス・チチパスに2-6, 6-7(1)のストレートで敗れた。全仏オープンでは第32シードとして出場するも、パーヴェル・コトフ英語版に6-4, 3-6, 6-3, 6-7(5), 2-6のフルセットの末に初戦敗退。ウィンブルドン選手権では1回戦でファクンド・ディアス・アコスタ英語版を7-5, 7-5, 6-3、2回戦では第28シードのジャック・ドレイパーを7-6(3), 6-4, 7-6(6)のストレートでそれぞれ下すも、3回戦では第4シードのズベレフに4-6, 4-6, 6-7(15)のストレートで敗れた。スウェーデン・オープンでは2回戦でラファエル・ナダルに4-6, 4-6のストレートで敗れ、さらに前腕の怪我により、数ヶ月休養を取ることとなった。10月のロアンヌ・チャレンジャーフランス語版で復帰し、ベスト8進出。ストックホルム・オープンでツアーレベルの大会に復帰するも、ミオミル・キツマノビッチに4-6, 4-6のストレートで初戦敗退。続くエルステ・バンク・オープンではフランシス・ティアフォーに4-6, 6-7(4)のストレートで初戦敗退。パリ・マスターズではクエンティン・ハリーズ英語版に3-6, 4-6のストレートで予選敗退。しかし、11月のモゼール・オープンでは決勝進出。決勝ではバンジャマン・ボンジ英語版に6-7(6), 4-6のストレートで敗れ、準優勝となり、大会後にはトップ50復帰を果たした。年間最終ランキングは49位。

2025年

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1月、香港オープンでは1回戦でラーナー・ティエンを6-3, 7-5のストレートで破り、今季初勝利で初戦突破。2回戦ではロレンツォ・ソネゴを6-2, 4-6, 6-1で破り、ベスト8進出。準々決勝では錦織圭に3-6, 6-3, 3-6で敗れた。全豪オープンではマッテオ・ベレッティーニに7-6(4), 4-6, 1-6, 3-6の逆転で初戦敗退。

ATPツアー決勝進出結果

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シングルス: 15回 (5勝10敗)

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大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (1–0)
ATPツアー500 (1–2)
ATPツアー250 (3–8)
サーフェス別タイトル
ハード (3–6)
クレー (2–3)
芝 (0–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2019年1月12日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード アメリカ合衆国の旗 テニーズ・サンドグレン 4-6, 2-6
準優勝 2. 2021年5月2日 ポルトガルの旗 エストリル クレー スペインの旗 アルベルト・ラモス=ビノラス 6-4, 3-6, 6-7(3-7)
準優勝 3. 2021年5月23日 フランスの旗 リヨン クレー ギリシャの旗 ステファノス・チチパス 3-6, 3-6
準優勝 4. 2021年6月20日 イギリスの旗 ロンドン イタリアの旗 マッテオ・ベレッティーニ 4-6, 7-6(7-5), 3-6
優勝 1. 2021年7月24日 メキシコの旗 ロス・カボス ハード アメリカ合衆国の旗 ブランドン・ナカシマ 6-2, 6-2
準優勝 5. 2021年10月3日 アメリカ合衆国の旗 サンディエゴ ハード ノルウェーの旗 キャスパー・ルード 0-6, 2-6
優勝 2. 2021年10月17日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ジョージア (国)の旗 ニコロズ・バシラシビリ 3-6, 6-4, 6-1
優勝 3. 2022年2月20日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード アメリカ合衆国の旗 ライリー・オペルカ 7-6(7-1), 7-6(7-4)
準優勝 6. 2022年2月27日 メキシコの旗 アカプルコ ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 4-6, 4-6
優勝 4. 2022年5月22日 フランスの旗 リヨン クレー スロバキアの旗 アレックス・モルチャン英語版 6-3, 6-7(3-6), 6-1
準優勝 7. 2022年8月7日 メキシコの旗 ロス・カボス ハード ロシアの旗 ダニール・メドベージェフ 5-7, 0-6
準優勝 8. 2023年1月14日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード フランスの旗 リシャール・ガスケ 6-4, 4-6, 4-6
準優勝 9. 2023年2月20日 アルゼンチンの旗 ブエノスアイレス クレー スペインの旗 カルロス・アルカラス 3-6, 5-7
優勝 5. 2023年2月27日 ブラジルの旗 リオデジャネイロ クレー スペインの旗 カルロス・アルカラス 5-7, 6-4, 7-5
準優勝 10. 2024年11月9日 フランスの旗 メス ハード (室内) フランスの旗 バンジャマン・ボンジ英語版 7-6(8-6), 6-4

ダブルス: 1回 (1勝0敗)

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大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー500 (0–0)
ATPツアー250 (1–0)
サーフェス別タイトル
ハード (0–0)
クレー (1–0)
芝 (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2018年5月6日 ポルトガルの旗 エストリル クレー イギリスの旗 カイル・エドマンド オランダの旗 ウェスリー・クールホフ英語版
ニュージーランドの旗 アルテム・シタク英語版
6-4, 6-2

成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

グランドスラム

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大会 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 通算成績
全豪オープン A Q2 1R 1R 3R 1R 3R 4R 1R 7–7
全仏オープン A 2R 1R 1R 3R 3R 3R 1R 7–7
ウィンブルドン 1R 1R 2R NH 3R SF 2R 3R 11–7
全米オープン 2R 2R 1R 3R 1R 4R 3R A 9–7

大会最高成績

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大会 成績
ATPファイナルズ RR 2021
インディアンウェルズ W 2021
マイアミ 4R 2022
モンテカルロ 3R 2019
マドリード 3R 2022-2024
ローマ 4R 2023
カナダ 3R 2022
シンシナティ SF 2022
上海 2R 2019, 2023
パリ 3R 2021
オリンピック A 出場なし
デビスカップ QF 2021, 2023
ATPカップ QF 2020
ユナイテッド・カップ QF 2023

脚注

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  1. ^ Career Player Activity”. ATPTour.com. ATP Tour. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ Rankings History”. ATPTour.com. ATP Tour. 2021年10月3日閲覧。

外部リンク

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