カタールグランプリ (4輪)
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ルサイル・インターナショナル・サーキット | |
![]() | |
レース情報 | |
---|---|
周回 | 57 |
コース長 | 5.419[1] km (3.367 mi) |
レース長 | 308.611[1] km (191.762 mi) |
開催回数 | 3 |
初回 | 2021年 |
最多勝利 (ドライバー) |
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最多勝利 (コンストラクター) |
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最新開催(2024年): | |
ポールポジション |
![]() メルセデス 1:20.575 |
決勝順位 |
1. ![]() レッドブル-ホンダ・RBPT 1:31:05.323 2. ![]() フェラーリ +6.031s 3. ![]() マクラーレン-メルセデス +6.819s |
ファステストラップ |
![]() マクラーレン-メルセデス 1:22.384 |
カタールグランプリ(カタールGP, 英: Qatar Grand Prix) は、2021年11月21日にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで初開催されたフォーミュラ1(F1)世界選手権レース。
概要
[編集]2021年7月にオーストラリアグランプリの中止発表後、8月末に発表された修正版カレンダーの第20戦が空白となっており、その候補にカタールやバーレーンなどが挙がっていた[3]。その後、9月30日にF1は第20戦をカタールで行うことを正式に発表し、2022年はカタールでFIFAワールドカップが開催されるためF1カレンダーに入れず、2023年から10年間の開催の契約を結んだことも発表した[4]。
初開催となった2021年はトワイライトレースとして[4]、2023年以降はナイトレースとして開催されている[5]。
特筆すべきレース
[編集]- 2023年 - 決勝前日にスプリントレースが行われ、ドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2位、唯一タイトルの可能性が残っていたチームメイトのセルジオ・ペレスがリタイアで無得点に終わったため、フェルスタッペンの3年連続ドライバーズチャンピオンが決定した。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポール・トゥ・ウィンで初めてスプリントを制した[6]。初日のセッション終了後にタイヤサプライヤーのピレリが調査した結果、決勝で突如パンクが発生する可能性があることが判明し[7]、決勝は各タイヤの使用上限周回数が18周に制限されることになった[8]。タイヤの周回数が制限されたレースはF1世界選手権史上初の事例となった[9]。また、決勝は夜間に行われたが猛暑に見舞われ、リタイアしたローガン・サージェント(ウィリアムズ)をはじめ、多くのドライバーが脱水症状に悩まされた[10]。
過去のレース結果
[編集]年 | 決勝日 | ラウンド | サーキット | 勝者 | コンストラクター | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 11月21日 | 20 | ルサイル | ![]() |
メルセデス | 詳細 |
2022 | 開催されず | |||||
2023 | 10月 | 8日18 | ルサイル | ![]() |
レッドブル-ホンダ・RBPT | 詳細 |
2024 | 12月 | 1日23 | ルサイル | ![]() |
レッドブル-ホンダ・RBPT | 詳細 |
出典:[11] |
優勝回数
[編集]ドライバー
[編集]回数 | ドライバー | 優勝年 |
---|---|---|
2 | ![]() |
2023, 2024 |
1 | ![]() |
2021 |
出典:[12] |
- 太字は2025年のF1世界選手権に参戦中のドライバー。
コンストラクター
[編集]回数 | コンストラクター | 優勝年 |
---|---|---|
2 | ![]() |
2023, 2024 |
1 | ![]() |
2021 |
出典:[13] |
- 太字は2025年のF1世界選手権に参戦中のコンストラクター。
エンジン
[編集]回数 | メーカー | 優勝年 |
---|---|---|
2 | ![]() |
2023, 2024 |
1 | ![]() |
2021 |
出典:[14] |
- 太字は2025年のF1世界選手権に参戦中のメーカー。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 予選トップタイムはマックス・フェルスタッペンの1:20.520だが、フェルスタッペンがグリッド降格ペナルティを受けたため、2番手のラッセルが繰り上がりでポールポジションを獲得した[2]。
出典
[編集]- ^ a b “Qatar Grand Prix 2023 - F1 Race”. formula1.com. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “フェルスタッペンがポールを失う。不必要な低速走行で異例の1グリッド降格「危険」と訴えたラッセルが繰り上がり”. autosport web (2024年12月1日). 2024年12月2日閲覧。
- ^ “初のF1カタールGPが2021年に開催か。後半戦カレンダーは今週発表の見込み”. auto sport Web (2021年8月24日). 2021年11月5日閲覧。
- ^ a b “初のF1カタールGP開催が正式決定。2021年第20戦の枠を獲得、2023年からの10年契約も”. auto sport Web. 2021年10月28日閲覧。
- ^ “Qatar Grand Prix 2023 - F1 Race”. formula1.com. 2023年9月26日閲覧。
- ^ “マクラーレンのピアストリが初優勝! 3連覇達成のフェルスタッペンを寄せ付けず。角田裕毅12位|F1カタールGP スプリント”. motorsport.com (2023年10月8日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ “タイヤへの懸念が急浮上したF1カタールGP……決勝は3ストップが義務となるのか? ピレリがスプリント終えたタイヤをチェック後、監督ミーティングを経て決定へ”. motorsport.com (2023年10月8日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “F1カタールGP決勝、各タイヤの使用上限周回数が18周に決定。実質3ストップ必須のレースに……土曜日のスプリントでも、剥離の兆候が確認される”. motorsport.com (2023年10月8日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “タイトル3連覇フェルスタッペン、前例なきタイヤ周回数制限付きレースも盤石の優勝。マクラーレンがダブル表彰台獲得|F1カタールGP決勝”. motorsport.com (2023年10月9日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “F1カタールGP決勝が“地獄”と化した理由とは? オコンはレース中に嘔吐も「死んでもリタイアしたくなかった」”. motorsport.com (2023年10月9日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “Grand Prix Qatar - Wins”. STATS F1 (2024年12月1日). 2024年12月2日閲覧。
- ^ “Grand Prix Qatar - Wins - Drivers”. STATS F1 (2024年12月1日). 2024年12月2日閲覧。
- ^ “Grand Prix Qatar - Wins - Constructors”. STATS F1 (2024年12月1日). 2024年12月2日閲覧。
- ^ “Grand Prix Qatar - Wins - Engines”. STATS F1 (2024年12月1日). 2024年12月2日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- フォーミュラ1公式ウェブサイト(英語)