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カイル・クーズマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カイル・クーズマ
Kyle Kuzma
ワシントン・ウィザーズでのクーズマ
(2022年)
ワシントン・ウィザーズ  No.33
ポジション PF / SF
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1995-07-24) 1995年7月24日(29歳)
出身地 ミシガン州の旗 ミシガン州フリント
身長 206cm (6 ft 9 in)
体重 100kg (220 lb)
ウィングスパン 214cm  (7 ft 0 in)[1]
キャリア情報
大学 ユタ大学
NBAドラフト 2017年 / 1巡目 / 全体27位[1]
プロ選手期間 2017–現在
経歴
2017-2021ロサンゼルス・レイカーズ
2021-ワシントン・ウィザーズ
受賞歴
Stats Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

カイル・アレクサンダー・クーズマKyle Alexander Kuzma , 1995年7月24日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州フリント出身のバスケットボール選手。NBAワシントン・ウィザーズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

高校・大学

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ミシガン州のベントリー高校の最終学年に、平均22得点、7リバウンドを記録するなど注目されたクーズマは、大学進学の際にコネチカット大学アイオワ州立大学テネシー大学ミズーリ大学などの誘いを受け、最終的にユタ大学に進学。3年生時の2016-17シーズンに平均16.2得点、9.3リバウンドの好成績を残し、Pac-12のファーストチームに選出された。

NBAキャリア

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ロサンゼルス・レイカーズ

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クーズマは4年生でのプレーはせずに2017年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明[2]。27位でブルックリン・ネッツから指名された後、ドラフト開催日にブルック・ロペスデアンジェロ・ラッセルらが絡んだロサンゼルス・レイカーズとの大型トレードに組み込まれ、権利がレイカーズに移動[3]サマーリーグでファイナルMVPに選出されるなど、片鱗を見せた。

2017-18シーズン

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2017年12月1日、ウェスタン・カンファレンスの10月、11月の月間最優秀新人選手賞に選出された[4]。2017年12月20日のヒューストン・ロケッツ戦では、キャリア・ハイとなる38得点を記録し、ロケッツの連勝を14で止めた[5]。2018年2月10日に行われたダラス・マーベリックス戦で12得点、キャリア・ハイとなる15リバウンドのダブル・ダブルを記録、試合は130-123でマーベリックスに敗れた[6]。4月4日に行われたサンアントニオ・スパーズ戦で30得点を記録、試合はレイカーズがオーバータイムの末、122-112で勝利した[7]。このシーズンは77試合で平均31.2分に出場し、16.1得点・6.3リバウンド・1.8アシストなどを記録し、NBAオールルーキーチーム1stチームに選ばれた(新人王ベン・シモンズだった)。

2018-2019シーズン

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2019年1月7日のデトロイト・ピストンズ戦で自身最多の41得点を記録した[8]。このシーズンは70試合で平均33.1分に出場し、18.7得点、5.5リバウンド、2.5アシストなどを記録した。

2019-2020シーズン

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この年からアンソニー・デイビスが加入したことにより控えに回った。チームはプレーオフを勝ち上がり優勝し、自身初優勝となった。

2020-2021シーズン

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前年同様にADの控えとしてシーズンを始めたが、ADの度重なる怪我によって先発出場の機会が増えた。主力のレブロン・ジェームズやADの離脱によってチームは前年以下の成績へ落ち込んでしまう。プレイオフではシュートタッチに苦しんだ。1回戦のフェニックス・サンズ相手に2勝4敗でシリーズを落とし、連覇は叶わなかった。

ワシントン・ウィザーズ

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2021-2022シーズン

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2021年8月6日、ラッセル・ウェストブルックを巡る、ロサンゼルス・レイカーズワシントン・ウィザーズブルックン・ネッツインディアナ・ペイサーズサンアントニオ・スパーズの5チーム間の大型トレードでモントレズ・ハレルケンテイビアス・コールドウェル=ポープとともにワシントン・ウィザーズへ移籍した[9]。本人はトレードが行われたことを知った際には、「興奮したんだ。ずっとトレードされたかった」と出場機会を求めていたことを率直に語った[10]

これまでフォワードでスタメン起用されていた八村塁が個人的な事情で離脱していたこともあり、開幕から出場した全ての試合でスターターを務めた。また、今季からはフォワード起用だけではなくガードやセンターとしてオールラウンダーな活躍を見せた。エースであるブラッドリー・ビールが左手首の手術によって離脱したり、同時加入したクリスタプス・ポルジンギスが怪我のリハビリで17試合しか出場出来なかったことも影響して、チーム成績は35勝47敗のプレイオフ圏外で終わってしまう。個人ではルーキーシーズン並みのプレイタイムを獲得したことで成績を回復させることが出来た。64試合の出場で、17.1得点、キャリアベストの8.5リバウンド、3.5アシストなどを記録した。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017–18 LAL 77 37 31.2 .450 .366 .707 6.3 1.8 .6 .4 16.1
2018–19 70 68 33.1 .456 .303 .752 5.5 2.5 .6 .4 18.7
2019–20 61 9 25.0 .436 .316 .735 4.5 1.3 .5 .4 12.8
2020–21 68 32 28.7 .443 .361 .691 6.1 1.9 .5 .6 12.9
2021–22 WAS 66 66 33.4 .452 .341 .712 8.5 3.5 .6 .9 17.1
2022–23 64 64 35.0 .448 .333 .730 7.2 3.7 .6 .5 21.2
2023–24 70 70 32.6 .463 .336 .775 6.6 4.2 .5 .7 22.2
通算 476 346 31.3 .451 .337 .733 6.4 2.7 .6 .6 17.3

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2020 LAL 21 0 23.0 .430 .313 .784 3.1 .8 .3 .3 10.0
2021 6 0 21.5 .292 .174 .667 3.8 1.2 .3 .2 6.3
キャリア 27 0 22.7 .401 .283 .761 3.3 .9 .3 .3 9.1

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 ユタ 31 0 8.1 .456 .324 .556 1.8 .6 .0 .2 3.3
2015–16 36 35 24.1 .522 .255 .611 5.7 1.4 .3 .4 10.8
2016–17 29 29 30.8 .504 .321 .669 9.3 2.4 .6 .5 16.4
通算 96 64 21.0 .506 .302 .631 5.6 1.5 .3 .4 10.1

1試合自己最多記録

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統計 記録 所属チーム 対戦相手 日付
出場時間 48 ワシントン・ウィザーズ ボストン・セルティックス 2021年10月30日
得点 41 ロサンゼルス・レイカーズ デトロイト・ピストンズ 2019年1月9日
リバウンド 22 ワシントン・ウィザーズ オーランド・マジック 2022年1月9日
アシスト 13 ワシントン・ウィザーズ ミルウォーキー・バックス 2023年11月20日
スティール 4 ロサンゼルス・レイカーズ ユタ・ジャズ 2019年12月4日
ブロックショット 4 ワシントン・ウィザーズ フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 2024年2月10日
ターンオーバー 8 ワシントン・ウィザーズ オーランド・マジック 2022年12月30日
フィールドゴール成功数 16 ロサンゼルス・レイカーズ デトロイト・ピストンズ 2019年1月9日
フィールドゴール試投数 28 ワシントン・ウィザーズ ミルウォーキー・バックス 2023年1月3日
スリーポイント成功数 8 ワシントン・ウィザーズ クリーブランド・キャバリアーズ 2022年2月26日
スリーポイント試投数 18 ワシントン・ウィザーズ アトランタ・ホークス 2023年12月31日
フリースロー成功数 12 ワシントン・ウィザーズ マイアミ・ヒート 2024年3月10日
フリースロー試投数 16 ワシントン・ウィザーズ マイアミ・ヒート 2024年3月10日
出場時間(プレイオフ) 30 ロサンゼルス・レイカーズ ポートランド・トレイルブレイザーズ 2020年8月18日
得点(プレイオフ) 19 ロサンゼルス・レイカーズ マイアミ・ヒート 2020年10月4日
リバウンド(プレイオフ) 10 ロサンゼルス・レイカーズ フェニックス・サンズ 2021年5月27日
アシスト(プレイオフ) 3 ロサンゼルス・レイカーズ フェニックス・サンズ 2021年5月27日
スティール(プレイオフ) 1 ロサンゼルス・レイカーズ フェニックス・サンズ 2021年6月3日
ブロックショット(プレイオフ) 1 ロサンゼルス・レイカーズ フェニックス・サンズ 2021年5月25日
ターンオーバー(プレイオフ) 4 ロサンゼルス・レイカーズ デンバー・ナゲッツ 2020年9月20日
フィールドゴール成功数(プレイオフ) 7 ロサンゼルス・レイカーズ ヒューストン・ロケッツ 2020年9月8日
フィールドゴール試投数(プレイオフ) 14 ロサンゼルス・レイカーズ ポートランド・トレイルブレイザーズ 2020年8月18日
スリーポイント成功数(プレイオフ) 5 ロサンゼルス・レイカーズ ポートランド・トレイルブレイザーズ 2020年8月24日
スリーポイント試投数(プレイオフ) 9 ロサンゼルス・レイカーズ ポートランド・トレイルブレイザーズ 2020年8月24日
フリースロー成功数(プレイオフ) 4 ロサンゼルス・レイカーズ ヒューストン・ロケッツ 2020年9月12日
フリースロー試投数(プレイオフ) 5 ロサンゼルス・レイカーズ フェニックス・サンズ 2021年6月1日

脚注

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  1. ^ 2017年のNBAドラフトコンバイン” (英語). nbadraft.net (2017年5月11日). 2018年5月14日閲覧。
  2. ^ Utah basketball's Kyle Kuzma to hire agent, remain in NBA Draft
  3. ^ BROOKLYN NETS ACQUIRE D'ANGELO RUSSELL AND TIMOFEY MOZGOV FROM L.A. LAKERS
  4. ^ Ryan Primeaux (2017年12月1日). “Kyle Kuzma Named Western Conference Rookie of the Month” (英語). NBA.com. 2018年2月16日閲覧。
  5. ^ Kellen Becoats (2017年12月21日). “Kyle Kuzma Scores Career-High 38 as Lakers Break Houston's 14-Game Winning Streak” (英語). si.com. Sports Illustrated. 2018年2月16日閲覧。
  6. ^ Lakers' Kyle Kuzma: Double-doubles in victory” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年2月11日). 2018年2月16日閲覧。
  7. ^ Kuzma scores 30, Lakers beat Spurs 122-112 in overtime” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月5日). 2018年4月5日閲覧。
  8. ^ 29分間でキャリアハイの41得点、カイル・クーズマ「自分は優れたシューター」”. バスケット・カウント (2019年1月11日). 2020年1月28日閲覧。
  9. ^ Lakers Acquire Russell Westbrook” (英語). Los Angeles Lakers. 2021年8月7日閲覧。
  10. ^ Krishnamurthy, Aaditya (2021年9月30日). “Kyle Kuzma Admits He Wanted To Be Traded From The Lakers: “For Me, Wanting To Get Traded, And Be In A Type Of Situation Where I Can Really Spread My Wings And Develop A Certain Type Of Trajectory That I Was On Prior.”” (英語). Fadeaway World. 2023年5月25日閲覧。

外部リンク

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