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ブルック・ロペス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルック・ロペス
Brook Lopez
2021年のロペス
ミルウォーキー・バックス  No.11
ポジション C
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Splash Mountain
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1988-04-01) 1988年4月1日(36歳)
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 216cm (7 ft 1 in)
体重 128kg (282 lb)
キャリア情報
高校 サンノゼクイン・メモリアル高等学校
大学 スタンフォード大学
NBAドラフト 2008年 / 1巡目 / 全体10位[1]
プロ選手期間 2008年–現在
経歴
20082017ニュージャージー / ブルックリン・ネッツ
2017–2018ロサンゼルス・レイカーズ
2018ミルウォーキー・バックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ブルック・ロバート・ロペスBrook Robert Lopez, 1988年4月1日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。NBAミルウォーキー・バックスに所属している。ポジションはセンター双子の弟ロビン・ロペスもNBA選手である。

生い立ち

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ブルックと弟のロビンの父ヘリベルト・ロペス野球キューバ代表選手、アメリカ人の母、デボラ・レドフォードは水泳のアメリカ代表候補にも選ばれたというスポーツ一家で育った。しかし父のヘリベルトは彼らが5歳の頃に出奔しており、以来2人とは会っていない。祖父がバスケット選手だった影響を受けて、バスケットボールを始める。

サン・ワーキン記念高校卒業後、ロビンと共にスタンフォード大学に進学。双子のビッグマンとして注目を集めるようになる。1年目のシーズン、ブルックは背中の手術のため最初の5試合を逃したが、復帰後の26試合中18試合に先発出場し、12.6得点、6.0リバウンドを記録。2年目のシーズンには学業面の問題で最初の9試合を逃したが、27試合中25試合に先発出場し、19.3得点、8.3リバウンド、2.1ブロックを記録し、チームをNCAAトーナメントのSweet16まで導いた。ブルック個人は全米コーチ会、AP通信選出のオールアメリカ3rdチーム、Pac-10の1stチームなどに選ばれた。

大学では2シーズンだけプレイし、ロビンと共に2008年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。

NBAキャリア

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ニュージャージー・ネッツ

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2008-09シーズン

ドラフトではニュージャージー・ネッツから全体10位指名を受けた。ロビンはフェニックス・サンズから15位指名を受け、一卵性双生児が同じ年に共に1巡目指名された初めての例として話題になった。ドラフト前には7位指名権を持つシャーロット・ボブキャッツから指名を約束されていたが、ボブキャッツはD.J.オーガスティンを指名した。

10位という決して高くない順位で指名されたが、先発センターのジョシュ・ブーンが故障で戦列を離れたのを契機に先発に抜擢され、以後シーズン終了まで先発の座を守り抜いた。シーズン後半には持ち前の得点力を発揮して2桁得点を連発し、この年の新人王に輝いたデリック・ローズを抑えて1月と2月の月間新人賞に選ばれた。最終的には13.0得点、8.1リバウンドの成績を残し、通算152ブロックはリーグ全体でも4位の好記録だった。オールルーキーチームでは1stチームに名を連ねている。

ブルックリン・ネッツ

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2012年7月11日、新生ブルックリン・ネッツと4年契約を結んだ[1]

ロサンゼルス・レイカーズ

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2017年6月20日、デアンジェロ・ラッセルらとのトレードでロサンゼルス・レイカーズに移籍。生まれ故郷のアメリカ西海岸のチームで再出発することになった[2]。11月3日の古巣のブルックリン・ネッツ戦では、34得点、10リバウンドを記録し、 古巣相手に強烈な「恩返し」を果たした[3]

ミルウォーキー・バックス

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2018年7月8日、ミルウォーキー・バックスと1年総額340万ドルで契約した[4]2018-2019シーズンは攻守に活躍し、60勝を挙げたチームに大きく貢献した。2018年11月11日のデンバー・ナゲッツ戦ではキャリアハイとなる8本のスリーポイントを決めた[5]。2019年6月30日、バックスと4年総額5200万ドルで再契約した[6]。また同日弟のロビンもバックスと契約し、キャリア12年目して初めて兄弟が同じチームでプレーすることとなった。ロビンは1年でバックスを去った。2020-21シーズンはファイナルの進出、フェニックス・サンズとのファイナルでは6試合で平均11.5得点を記録するなど優勝に貢献した[7]

2022-2023シーズン、2月27日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリア15000得点を記録した[8]2023-2024シーズン、11月24日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイに並ぶ39得点を記録した(2011年4月6日のデトロイト・ピストンズとの対戦でも39得点を記録していた。)[9]2024-2025シーズンNBAカップ決勝では13得点9リバウンドを記録して優勝に貢献した[10]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン     リーグリーダー

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008–09 NJN/
BKN
82* 75 30.5 .531 .000 .793 8.1 1.0 .5 1.8 13.0
2009–10 82* 82* 36.9 .499 .000 .817 8.6 2.3 .7 1.7 18.8
2010–11 82 82 35.2 .492 .000 .787 6.0 1.6 .6 1.5 20.4
2011–12 5 5 27.2 .494 .000 .625 3.6 1.2 .2 .8 19.2
2012–13 74 74 30.4 .521 .000 .758 6.9 .9 .4 2.1 19.4
2013–14 17 17 31.4 .563 .000 .817 6.0 .9 .5 1.8 20.7
2014–15 72 44 29.2 .513 .100 .814 7.4 .7 .6 1.8 17.2
2015–16 73 73 33.7 .511 .143 .787 7.8 2.0 .8 1.7 20.6
2016–17 75 75 29.6 .474 .347 .810 5.4 2.3 .5 1.7 20.5
2017–18 LAL 74 72 23.4 .465 .345 .703 4.0 1.7 .4 1.3 13.0
2018–19 MIL 81 81 28.7 .452 .352 .842 4.9 1.2 .6 2.2 12.5
2019–20 68 67 26.7 .435 .314 .836 4.6 1.5 .7 2.4 12.0
2020–21 70 70 27.2 .503 .338 .845 5.0 .7 .6 1.5 12.3
2021–22 13 11 22.9 .466 .358 .870 4.1 .5 .6 1.2 12.4
2022–23 78 78 30.4 .531 .374 .784 6.7 1.3 .5 2.5 15.9
2023–24 79 79 30.5 .485 .366 .821 5.2 1.6 .5 2.4 12.5
通算 1,025 985 30.2 .496 .349 .796 6.2 1.4 .6 1.9 16.1
オールスター 1 0 11.0 .000 .000 .750 5.0 3.0 .0 .0 3.0

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013 BKN 7 7 37.6 .472 1.000 .886 7.4 1.4 .9 3.0 22.3
2015 6 6 39.0 .494 .000 .825 9.0 .8 .7 2.2 19.8
2019 MIL 15 15 29.2 .455 .293 .828 5.5 1.4 .4 1.9 11.2
2020 10 10 32.8 .535 .396 .750 5.5 .5 1.0 1.3 15.8
2021 23 23 29.0 .548 .319 .860 5.9 .3 .7 1.5 13.0
2022 12 12 27.7 .490 .214 .913 5.9 .7 .5 1.5 10.6
2023 5 5 36.3 .582 .412 .769 6.4 1.2 1.4 1.8 19.0
2024 6 6 33.4 .587 .435 .533 4.3 1.8 .0 1.3 17.7
通算 84 84 31.5 .517 .335 .824 6.0 .9 .7 1.7 14.6

1試合記録

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  • 得点:39(2024年11月24日、ワシントン戦、2011年4月6日、デトロイト戦)[11]
  • リバウンド:20(2009年4月13日、シャーロット戦)[11]
  • アシスト:9(2018年3月26日、デトロイト戦)[11]
  • 3ポイント成功数:8(2018年11月11日、デンバー戦)[11]

エピソード

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脚注

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  1. ^ Brooklyn Nets Re-Sign Brook Lopez”. NBA.com (2012年6月11日). 2015年3月10日閲覧。
  2. ^ Lakers trading Russell and Mozgov to the Nets in exchange of Brook Lopez and 27th pick
  3. ^ レイカーズがネッツを撃破、古巣との初対戦で34得点のブルック・ロペスは「リベンジじゃない」 NBA.com JAPAN
  4. ^ ブルック・ロペス 1年340万ドル契約合意でバックス移籍へ”. NBA SWEETDAYS. 2020年3月27日閲覧。
  5. ^ Brook Lopez hits record-tying eight 3-pointers as Bucks top Nuggets”. ESPN (November 11, 2018). January 31, 2024閲覧。
  6. ^ ロペス兄弟がバックスと契約合意”. TunaDrama (2019年7月1日). 2020年3月27日閲覧。
  7. ^ Brook Lopez 2020-21” (英語). ESPN. 2024年12月15日閲覧。
  8. ^ "I have a long way to still go, a long time to still play!" - Brook Lopez earns 15,000 career points in the Milwaukee Bucks’ win over the Portland Trail Blazers” (英語) (2023年2月7日). 2024年12月15日閲覧。
  9. ^ Brook Lopez matches career high with 39 points as Bucks edge Wizards 131-128”. APF (Novemnber 25, 2023). January 31, 2024閲覧。
  10. ^ バックスがNBAカップの2代目王者に!大会MVPに輝いたヤニスは「このチームが本当に誇らしい。心からそう思うよ」”. ザダイジェスト (2024年12月18日). 2024年12月18日閲覧。
  11. ^ a b c d Brook Lopez CAREER REGULAR SEASON STATS” (英語). NBA. January 31, 2024閲覧。
  12. ^ 現役バリバリのNBA選手、ブルック・ロペスが来日。親日家となったきっかけはディズニーランド!”. SPORTS BULL. January 31, 2024閲覧。

外部リンク

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