オオバンブルマイ
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
オオバンブルマイ | |||||||||
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2023年アーリントンカップ | |||||||||
欧字表記 | Obamburumai[1] | ||||||||
香港表記 | 大宴重酬 | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2020年2月26日(4歳)[1] | ||||||||
父 | ディスクリートキャット[1] | ||||||||
母 | ピンクガーベラ[1] | ||||||||
母の父 | ディープインパクト[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道新ひだか町)[2] | ||||||||
生産者 | サンデーヒルズ[1] | ||||||||
馬主 | 岡浩二[1] | ||||||||
調教師 | 吉村圭司(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 |
10戦4勝[1] 中央:7戦3勝 海外:3戦1勝 | ||||||||
獲得賞金 |
6億143万6400円[3] 中央:1億3090万8000円[1] 豪州:525万豪ドル[4] (2024年9月29日現在) | ||||||||
WBRR | M116 / 2023年[5] | ||||||||
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オオバンブルマイ(欧字名:Obamburumai 香:大宴重酬、2020年2月26日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2022年の京王杯2歳ステークス、2023年のアーリントンカップ、ゴールデンイーグル。
馬名の意味は、大盤振る舞い。ファンに配当金を盛大に振る舞えるように[3]。
戦績
[編集]2歳(2022年)
[編集]2022年9月24日、中京競馬場5レースの2歳新馬(芝1400m)でデビューし勝利。2戦目は重賞初挑戦で11月15日の京王杯2歳ステークスに出走。単勝51.0倍の10番人気と伏兵扱いだったが、好スタートから好位の内を追走すると、直線外を伸びて逃げる11番人気のフロムダスクを差し切り、重賞初優勝を飾った。人気二桁番台の2頭がワンツーフィニッシュを決めた一方、人気上位4頭が全員馬券外に飛んだため、3連単の払い戻しが222万1830円に達する大波乱の決着となった[6]。
年末に初のGI挑戦で出走した朝日杯フューチュリティステークスは後方から鋭く脚を伸ばしたが、前方集団には届かず7着に敗れた。
3歳(2023年)
[編集]3歳初戦として、4月15日に阪神競馬場で開催されたアーリントンカップに出走。道中の進みは今一つだったが、直線に向くと強烈な伸び脚を見せてアタマ差抜け出し、重賞2勝目を挙げた[7]。その後、NHKマイルカップ3着となり、秋に向けて放牧に出された。
秋は9月17日に栗東トレーニングセンターに帰厩し、11月4日にオーストラリア・ローズヒルガーデンズ競馬場で行われるゴールデンイーグルに出走する事となった[8]。当初の予定では引き続き武豊を鞍上に予定していたが、同騎手が前週10月29日の東京競馬で馬に蹴られて右太腿の筋挫傷を負ったため騎乗がキャンセルとなり、現地の1100勝騎手であるジョシュア・パーが騎乗する事となった[9]。 レースは、道中中団追走から直線インから伸びてきてゴール前で差し切り1着。1着賞金525万オーストラリアドルを獲得した[10]。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[11]、JBISサーチ[12]およびRacing Post[13]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2022. 9.24 | 中京 | 2歳新馬 | 芝1400m(良) | 14 | 3 | 4 | 14.9 (5人) | 1着 | 1:22.1(35.1) | -0.2 | 角田大河 | 51 | (スプル) | 414 | |
11. 5 | 東京 | 京王杯2歳S | GII | 芝1400m(良) | 18 | 5 | 10 | 51.0(10人) | 1着 | 1:20.9(34.2) | -0.2 | 横山武史 | 55 | (フロムダスク) | 422 |
12.18 | 阪神 | 朝日杯FS | GI | 芝1600m(良) | 17 | 4 | 7 | 14.0 (5人) | 7着 | 1:34.5(35.5) | 0.6 | C.ルメール | 55 | ドルチェモア | 428 |
2023. 4.15 | 阪神 | アーリントンC | GIII | 芝1600m(重) | 18 | 3 | 6 | 7.0 (5人) | 1着 | 1:33.9(34.6) | 0.0 | 武豊 | 56 | (セッション) | 426 |
5. 7 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(稍) | 17 | 5 | 10 | 6.1 (3人) | 3着 | 1:34.0(34.4) | 0.2 | 武豊 | 57 | シャンパンカラー | 426 |
11. 4 | ローズヒル | ゴールデンイーグル | 芝1500m(Gd4)[注 1] | 17 | 2 | 12 | 7.0 (4人) | 1着 | 1:29.26 | (-0.19馬身) | J.パー | 56.5 | (Pericles) | 計不 | |
2024. 4. 6 | ランドウィック | ドンカスターM | GI | 芝1600m(不) | 19 | 2 | (3人) | 13着 | 1:35.8 | 0.6 | D.レーン | 55 | Celestial Legend | 計不 | |
4.28 | 沙田 | チャンピオンズM | GI | 芝1600m(稍) | 11 | 5 | 22.3 (6人) | 10着 | 1:36.2 | 1.7 | D.レーン | 57 | Beauty Eternal | 445 | |
8.25 | 札幌 | キーンランドC | GIII | 芝1200m(良) | 16 | 1 | 1 | 18.7 (7人) | 3着 | 1:08.2(33.2) | 0.3 | 武豊 | 57 | サトノレーヴ | 448 |
9.29 | 中山 | スプリンターズS | GI | 芝1200m(良) | 16 | 1 | 1 | 17.1 (8人) | 11着 | 1:07.6(33.3) | 0.6 | 武豊 | 58 | ルガル | 454 |
- 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
- 海外のオッズ・人気はRacing Postのもの(日本式のオッズ表記とした)
- 競走成績は2024年9月29日現在
血統表
[編集]オオバンブルマイの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ストームバード系 |
[§ 2] | ||
父 *ディスクリートキャット Discreet Cat 2003 鹿毛 |
父の父 Forestry1996 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | ||||
Shared Interest | Pleasant Colony | |||
Surgery | ||||
父の母 Pretty Discreet1992 鹿毛 |
Private Account | Damascus | ||
Numbered Account | ||||
Pretty Persuasive | Believe It | |||
Bury the Hatchet | ||||
母 ピンクガーベラ 2014 芦毛 |
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Bulghclere | ||||
母の母 ルシュクル2006 芦毛 |
サクラバクシンオー | サクラユタカオー | ||
サクラハゴロモ | ||||
*アジアンミーティア | Unbridled | |||
Trolley Song | ||||
母系(F-No.) | (FN:4-m) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | なし | [§ 4] | ||
出典 |
- 叔母に2015年函館2歳ステークス、2016年キーンランドカップを勝ったブランボヌール、叔父に2019年函館2歳ステークス、2020年葵ステークス、2021年函館スプリントステークスを勝ったビアンフェ、2021年、2022年のフォレ賞3着のエントシャイデンがいる。
- 祖母ルシュクルの半弟に2015年新潟大賞典を勝ったダコールがいる。
- 3代母アジアンミーティアはUnbridled's Songの全妹。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “オオバンブルマイ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2024年4月28日閲覧。
- ^ “オオバンブルマイ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2023年11月4日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 - オオバンブルマイ”. 日本中央競馬会. 2024年4月28日閲覧。
- ^ “2023 ゴールデンイーグルの登録要綱”. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年1月26日閲覧。
- ^ “【京王杯2歳S結果】オオバンブルマイがデビュー2連勝、2桁人気馬のワンツーで3連単222万円超えの大波乱”. netkeiba.com. (2022年11月5日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ “【アーリントンC】オオバンブルマイ豪快差し切り 武豊「この世代のマイルでトップレベルの一頭」NHKマイルC目標”. netkeiba.com. (2023年4月16日) 2022年12月11日閲覧。
- ^ オオバンブルマイ、武豊騎手とオーストラリアの1着5億円レースに挑戦へ - 日刊スポーツ 2023年9月18日
- ^ 武豊が豪遠征見送り、オオバンブルマイは地元の1100勝騎手ジョシュア・パーでゴールデンイーグル参戦 - Sponichi Annex 2023年10月31日
- ^ “オオバンブルマイが劇的勝利! 豪ゴールデンイーグル制して1着賞金約5億円ゲット | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年11月7日閲覧。
- ^ “オオバンブルマイの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年5月7日閲覧。
- ^ “オオバンブルマイ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月7日閲覧。
- ^ “Obamburumai|Race Record & Form|Racing Post”. Racing Post. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “Racing.com”. 2023年11月4日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|オオバンブルマイ”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2023年4月15日閲覧。
- ^ “オオバンブルマイの血統表”. netkeiba.com. 2022年11月7日閲覧。