エマニュエル (2024年の映画)
エマニュエル | |
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監督 | オドレイ・ディワン |
製作 | オドレイ・ディワン |
出演者 | |
音楽 |
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撮影 | Laurent Tangy |
編集 | ポリーヌ・ガイヤール |
配給 | パテ |
公開 |
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上映時間 | 105分[1] |
製作国 | フランス |
言語 | 英語 |
製作費 | 1800万ユーロ[2] |
『エマニュエル』(Emmanuelle) は、2024年に制作された、英語によるフランスの映画で、オドレイ・ディワンが監督、共同脚本、制作を務めたエロティックなドラマ映画である。 エマニュエル・アルサンの1967年の小説『エマニュエル夫人 (Emmanuelle)』を原作としており、エマニュエル・シリーズの第8作にあたり、その他の関連作を含めると第15作となるリブートである。主人公エマニュエルをノエミ・メルランが演じ、ナオミ・ワッツとウィル・シャープが共演している。
この作品の世界初公開は、第72回サン・セバスティアン国際映画祭において2024年9月20日におこなわれ、フランスではパテの配給により、2024年9月25日に公開された[3]。
あらすじ
[編集]とある高級ホテル・ブランドの品質管理担当者であるエマニュエルは、マーゴが運営しているホテルを評価するため、香港に到着するが、その使命はマーゴを陥れる材料を見つけることにあった。失われた快楽を追い求めるうちに、彼女はホテルで様々な性的経験を重ね、謎に満ちたクライアントのケイと出会い、やがて彼に惹かれていく。[4]
キャスト
[編集]- ノエミ・メルラン - エマニュエル
- ナオミ・ワッツ - マーゴ[5]
- ウィル・シャープ - ケイ[4]
- ジェイミー・キャンベル・バウアー - サー・ジョン
- チャチャ・ホアン - ゼルダ
- アンソニー・ウォン - 監視者 (The Eye)
- キャロル・フランク - エマニュエルの母
制作
[編集]2022年5月、エマニュエル・アルサンの小説『エマニュエル夫人』を原作に、オドレイ・ディワンがレベッカ・ズロトヴスキとともに書いた脚本で、ディワン自身が監督と制作を務める映画にレア・セドゥが出演すると発表された[6]。2023年2月には、セドゥに代わって、ノエミ・メルランが出演することになった[7]。2023年12月には、ナオミ・ワッツ、ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、チャチャ・ホアン、アンソニー・ウォンが出演陣に加わった[8]。
主要撮影は、2023年10月にパリで始まった[9]。撮影は香港でもおこなわれ[4]、ウォン・カーウァイの1994年の映画『恋する惑星』のおもな舞台となった重慶大厦でも撮影がおこなわれたが、これはディワンがこの映画を深く愛好していたためであった[10][11]。
公開
[編集]2023年11月、ネオンが、この作品のアメリカ合衆国における配給権を獲得したと発表した[12]。 この作品の世界初公開は、2024年9月20日に、第72回サン・セバスティアン国際映画祭でおこなわれた[13]。フランスの映画館では、パテにより2024年9月25日に公開された[14]。
日本では、ギャガが配給し、2025年1月10日に公開された[15]。
評価
[編集]アメリカ合衆国の映画評論サイト「Rotten Tomatoes」は、評論家によるレビュー17件の18%が好意的な評価を下しており、平均点は 5.1/10 であるとした[16]。
脚注
[編集]- ^ “Emmanuelle (18)”. British Board of Film Classification (7 January 2025). 9 January 2025閲覧。
- ^ Wachthausen, Jean-Luc (27 September 2024). “La nouvelle « Emmanuelle » : une autre façon d'élargir le champ de l'érotisme” (フランス語). Le Point. 2025年1月11日閲覧。
- ^ Lang, Jamie (7 May 2024). “Audrey Diwan's 'Emmanuelle' to World Premiere as San Sebastian Opening Film”. Variety. 2025年1月11日閲覧。
- ^ a b c Frater, Patrick (2 July 2024). “'Emmanuelle' Trailer: Noémie Merlant and Will Sharpe Embark on an Erotic Quest in Audrey Diwan's Adaptation of Famous French Novel”. Variety. 2025年1月11日閲覧。
- ^ “Emmanuelle”. Pathé. September 21, 2024閲覧。
- ^ Ritman, Alex (May 16, 2022). “Lea Seydoux to Lead New 'Emmanuelle' Adaptation by 'Happening' Director Audrey Diwan”. The Hollywood Reporter. May 17, 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。December 19, 2023閲覧。
- ^ D’Alessandro, Anthony (February 13, 2023). “Noémie Merlant To Star In Audrey Diwan-Directed 'Emmanuelle'; Hot EFM Package Shoots September In Hong Kong”. Deadline Hollywood. December 19, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。December 19, 2023閲覧。
- ^ Wiseman, Andreas (December 19, 2023). “'Emmanuelle': First Image Revealed Of Star Noémie Merlant In Erotic Drama; Naomi Watts, Will Sharpe & Jamie Campbell Bower Among Cast To Join As Pathé Secures French Rights”. Deadline Hollywood. December 19, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。December 19, 2023閲覧。
- ^ Goodfellow, Melanie (October 18, 2023). “Audrey Diwan Announces Start Of 'Emmanuelle' Shoot In Paris”. Deadline Hollywood. October 18, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。October 18, 2023閲覧。
- ^ Chen, Kahlen (December 9, 2024). “《艾曼紐2024》:情慾如水,流動於現實與幻想的邊界” [Emmanuelle 2024: Desire Flows Like Water, Blurring the Lines Between Reality and Fantasy.] (中国語). Elle. December 24, 2024閲覧。
- ^ 杜欣穎 (November 12, 2024). “《艾曼紐》導演致敬王家衛 取景重慶大廈” [Emmanuelle's Director Pays Tribute to Wong Kar-wai, Filming at Chungking Mansions] (中国語). China Times. December 24, 2024閲覧。
- ^ Keslassy, Elsa (November 1, 2023). “Neon Circling Audrey Diwan's Erotic Drama 'Emmanuelle' Starring Noemie Merlant (EXCLUSIVE)”. Variety. November 5, 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。December 19, 2023閲覧。
- ^ Goodfellow, Melanie (7 May 2024). “Audrey Diwan's 'Emmanuelle' To Open San Sebastian Film Festival”. Deadline Hollywood. 7 May 2024閲覧。
- ^ Dalton, Ben (2 July 2024). “'Emmanuelle': first trailer for Audrey Diwan's film starring Noemie Merlant ahead of San Sebastian premiere”. ScreenDaily. 2 July 2024閲覧。
- ^ エマニュエル - 映画.com
- ^ “"Emmanuelle"”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 30 December 2024閲覧。