コンテンツにスキップ

エスモール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エスモール[広報 1]
S-MALL[広報 1]
エスモール地図
店舗概要
所在地 997-0031
山形県鶴岡市錦町2番21号[1]
開業日 1978年(昭和53年)11月4日[2]
閉業日 2002年(平成14年)8月31日[6]
正式名称 S-MALL(エスモール)[注 1]
施設管理者 株式会社庄交コーポレーション
設計者 泉沢建築設計事務所[4]
施工者 清水建設[4]
敷地面積 26,335.89m2[4]

17,256.67 m²[広報 1]
延床面積 24,461.688m2[4]

18,774.0 m²[広報 1]
商業施設面積 11,153m2[5]

13,334 m²[広報 1]
中核店舗 ダイエー鶴岡店

マルホンプラスエスモール店[広報 2]
店舗数 50[広報 1]
営業時間 10:00 - 20:00[広報 1]
※一部専門店では営業時間が異なる。
駐車台数 600(開業時)[3]

440[広報 1]
駐輪台数 200[広報 1]
前身 庄内交通本社[3]
最寄駅 鶴岡駅[3]
最寄IC 鶴岡IC
外部リンク エスモール公式
テンプレートを表示

エスモールS-MALL)は、山形県鶴岡市にある株式会社庄交コーポレーションが運営するショッピングセンター庄内交通のエスモールバスターミナルと東京第一ホテル鶴岡を併設し、50店舗のテナントで構成。

地元では、若者の間ではエスモの愛称で親しまれている。また、旧称である庄交モール(しょうこうモール)と呼ぶ人も少なくない。[独自研究?]

概要

[編集]

1974年(昭和49年)に庄内交通が本社敷地の高度利用と活性化の検討を開始し、フィジビリティスタディで大型ショッピングセンターの建設が可能との結果を受けて、ダイエーを核店舗とするショッピングセンターとバスターミナル・大型駐車場を建設する計画を纏めたのが始まりである[3]

1976年(昭和51年)7月7日に「ダイエー進出反対決起大会」が開催された[7]

1978年(昭和53年)1月に着工し[4]、同年11月に7バースのバスターミナルと約600台収容の立体駐車場を併設したショッピングセンター(SC)の「庄交モール」として開業した[3]

開業時にはキーテナントとしてダイエー鶴岡店が入り、ピーク時には同店の年間売り上げが約54億円を超え[8]、山王町商店街や銀座通りなど、鶴岡の商業界に大きな影響を与えていた。

1981年(昭和56年)4月に第一ホテルシステムのフランチャイズで「庄交開発株式会社」が運営する「第一イン鶴岡」(延べ床面積約5,490m2)が開業した[3]

1983年(昭和58年)4月に「ドゥ・スポーツプラザ」の協力で[3]「庄交余暇開発株式会社」が運営するスポーツ・カルチャー施設[9]「プラス・ワン」(敷地面積約3,300m2、延べ床面積約4,992m2)を開業した[3]

1985年(昭和60年)5月3日に鉄骨造5階建ての第2駐車場(延べ床面積約18,000m2、約400台収容)を開設した[10]

新年の出初式や鶴岡神社の獅子舞、園児の募金活動や共同作業所のバザーなどの地域の催しの会場提供も行っていた[11]

しかし、1995年(平成7年)7月27日に「生協共立社」が「コメリパワー」を併設した「鶴岡共同の家・こぴあ」を開業すると[12]最も大きな影響を受け[13]、地域の催しの多くも同店に移行することになった[11]

2001年(平成13年)8月に東田川郡三川町国道7号三川バイパス沿いにイオン三川SC(現:イオンモール三川)が開業すると、ダイエー鶴岡店は売り上げ低迷に陥り、ダイエーは経営再建策の一環に沿って、2002年(平成14年)8月31日をもって鶴岡店を閉店した[8]。その後、庄交モールは改装によってファッション性の高いテナントを導入し、商業施設名をエスモールと改めて、10月26日にリニューアルオープンした[14]

ダイエーの撤退や施設の老朽化のほか、郊外型量販店の攻勢もあり、一時存続が危ぶまれたが、リニューアルを積極的に行い、人の流れを取り戻しつつある。[要出典]

営業時間は、通常は10:00から20:00まで。

沿革

[編集]
  • 1978年昭和53年)
  • 1979年(昭和54年)12月2日 - 庄交モールなどの事業を行う庄交コーポレーションを設立。[要出典]
  • 1981年(昭和56年)4月 - 「庄交開発株式会社」が運営する「第一イン鶴岡」が開業[3]
  • 1983年(昭和58年)4月[3] - 「庄交余暇開発株式会社」が運営するスポーツ・カルチャー施設[9]「プラス・ワン」が開業[3]
  • 1985年(昭和60年)5月3日 - 鉄骨造5階建ての第2駐車場を開設[10]
  • 2002年平成14年)
    • 8月31日 - ダイエー鶴岡店が撤退し[6]、専門店も閉鎖。
    • 10月26日 - S-MALL(エスモール)として、専門店の営業を再開[14]
  • 2003年(平成15年)5月15日 - 株式会社東京第一ホテル鶴岡(存続会社)に吸収され、株式会社庄交コーポレーションとなった。この際に不動産関連会社やプラスワン、庄交トラベル等も合併した。[要出典]
  • 2017年(平成29年)4月1日 - エスモールバスターミナルが新装開業[15]
  • 2019年令和元年)9月26日 - マルホンプラスが開店[広報 2]
  • 2021年(令和3年)6月 - 2階のまなびの広場に「クッキングスタジオ」とコワーキングスペース「S-MALLワークスペース」を開設[16]

主な施設

[編集]

核店舗のマルホンプラス[広報 3]と50の専門店で構成される[広報 1]

  • イベント広場 - 貸会場として、展示物や集合型ワークショップなど多様な利用が可能[広報 4]
  • まなびの広場 - 各種習い事やワークショップ、会議としての用途に利用できる貸し教室[広報 5]

エスモールバスターミナル

[編集]
旧バスターミナル

7バースのバスターミナルとして開業した[3]。 庄内交通の主要ターミナルであり、鶴岡地域のほとんどのバスはエスモール発着となっている。

2017年(平成29年)4月1日、待合スペースを拡充し、庄交トラベル事業部のチケットカウンターやコーヒーショップを整備したバスターミナル全面改修工事が完了し、オープンした[17][15]

高速バス路線

[編集]

すべての高速バス路線は、4番乗り場から発車する。[要出典]

空港アクセス

[編集]

路線バス

[編集]

庄内交通が運行。どの路線も本数があまり多くないため、時刻表を確認する必要がある。[独自研究?]

自動車

[編集]

鉄道

[編集]

周辺

[編集]

徒歩でJR羽越本線の線路沿いに行くと、バスターミナル側に着くことができる。周辺は若干の店舗があるものの、にぎわいをみせるまでに至っていない。近隣には、長らく大きな建造物は建てられなかったが、2005年サンシティのマンションが建設された。[独自研究?]

  • 鶴岡駅 … 徒歩5分。路線バスで1区間。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 大規模小売店舗立地法に基づく届出における、大規模小売店舗名。[要出典]

出典

[編集]
  1. ^ 『山形県年鑑 昭和61年版』 山形新聞社、1986年1月1日。 pp763
  2. ^ a b “開店ニュース”. 商業界 1979年1月号 (商業界) (1979年1月).pp68
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 播戸正臣 『地方都市における民間再開発 山形県鶴岡市の事例』 建設月報 1984年6月号 (建設広報協議会) (1984年6月15日)。pp34
  4. ^ a b c d e f 『作品サロン5点』 ひろば 通巻183号 (近畿建築士会協議会) (1979年7月15日)。pp21
  5. ^ 山崎兌 『日本におけるアメリカ郊外型ショッピングセンターの出現について』 東洋大学工学部研究報告 17号 (東洋大学工学部研究報告編集委員会) (1982年3月)。pp88
  6. ^ a b “ダイエー、閉鎖11店を追加”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2002年7月12日). pp3
  7. ^ 『荘内大観 1984年版』 荘内日報社、1983年10月25日。 pp40
  8. ^ a b 「ダイエー鶴岡店が閉店 三川SCの開店が響く 来月31日 『朝日新聞』山形版 2002年7月2日
  9. ^ a b 播戸正臣 『地方都市における民間再開発 山形県鶴岡市の事例』 建設月報 1984年6月号 (建設広報協議会) (1984年6月15日)。pp35
  10. ^ a b 『荘内大観 1988年版』 荘内日報社、1988年6月1日。 pp78
  11. ^ a b “シリーズ 生協既存店の活性化対策(1)生協共立社・こぴあ 生協「とは」と「らしさ」を懐に,あくまでも同質競争で勝つ”. 生協運営資料 1998年5月号 (日本生活協同組合連合会) (1998年5月1日).pp95
  12. ^ 山中洋 “こぴあオープン その意義と経営重点”. 生協運営資料 1995年12月号 (日本生活協同組合連合会) (1995年12月1日).pp6
  13. ^ “シリーズ 生協既存店の活性化対策(1)生協共立社・こぴあ 生協「とは」と「らしさ」を懐に,あくまでも同質競争で勝つ”. 生協運営資料 1998年5月号 (日本生活協同組合連合会) (1998年5月1日).pp86-87
  14. ^ a b 「専門店など34店、エスモール開店 鶴岡」 『朝日新聞』山形版 2002年10月27日
  15. ^ a b “エスモールのバスターミナルリニューアルオープン”. 荘内日報. (2017年4月2日). http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2017:04:02:7809 2017年5月15日閲覧。 
  16. ^ “鶴岡・エスモールにクッキングスタジオ 庄内の食文化体験の場に”. 山形新聞. (2021年6月17日). オリジナルの2021年6月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210617015928/https://www.yamagata-np.jp/news/202106/17/kj_2021061700493.php 2021年6月20日閲覧。 
  17. ^ “新たな庄内観光、創造 庄交グループ旅行商品開発へ”. 山形新聞. (2016年11月30日). オリジナルの2016年12月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161201125540/http://www.yamagata-np.jp/news/201611/30/kj_2016113000655.php 2017年5月15日閲覧。 

広報資料・プレスリリースなど一次資料

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j エスモール 総合案内”. 庄交コーポレーション. 2024年1月24日閲覧。
  2. ^ a b 9月26日「マルホン Plus」NEW OPEN!”. (株)庄交コーポレーション. 2022年4月2日閲覧。
  3. ^ マルホンプラス エスモール店 | 店舗情報・チラシ-山形県エリア”. マルホンカウボーイグループ | 本間物産株式会社. 2022年1月21日閲覧。
  4. ^ 【エスモール】会場のレンタル”. (株)庄交コーポレーション. 2022年4月2日閲覧。
  5. ^ 【会場のレンタル】まなびの広場”. (株)庄交コーポレーション. 2022年4月2日閲覧。
  6. ^ a b 高速バス 仙台・本荘線”. 庄内交通. 2024年1月24日閲覧。
  7. ^ a b 高速バス 山形線”. 庄内交通. 2024年1月24日閲覧。
  8. ^ 庄交バスターミナルの移転および酒田駅前停留所の変更について”. 庄内交通 (2022年7月5日). 2022年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月5日閲覧。
  9. ^ 高速バス 池袋・渋谷線”. 庄内交通. 2024年1月24日閲覧。
  10. ^ 高速バス 東京・新宿線”. 庄内交通. 2024年1月24日閲覧。
  11. ^ 庄内空港連絡バス 庄内空港⇔鶴岡市内”. 庄内交通. 2024年1月24日閲覧。

外部リンク

[編集]

座標: 北緯38度44分20.4秒 東経139度49分55.2秒 / 北緯38.739000度 東経139.832000度 / 38.739000; 139.832000