ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1954
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ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1954(ドイツ語: Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker 1954)は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1954年のニューイヤー・コンサート。指揮者はクレメンス・クラウスが務めた(11回目 最後)。
概要
[編集]- ニューイヤー・コンサートの創始者クレメンス・クラウスにとっての最後のニューイヤー・コンサート。彼はこのコンサートを指揮した3ヶ月後の同年5月16日に死去した。
- 音源が確認されている最古のニューイヤー・コンサートである。この音源により、文字どおりのアンコールが5曲もあること、観客の拍手で中断し再開している曲が3曲あること、指揮者と楽員からの新年の挨拶がないこと、ラデツキー行進曲で冒頭の小太鼓ソロがなく、観客の手拍子もないことなど、現在とは異なる当時のニューイヤー・コンサートの様子を知ることができる。
演奏曲目
[編集]第1部
[編集]- ワルツ「剣と琴」 (ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・フランセーズ「ルドルフスハイムの人々」 (ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・マズルカ「とんぼ」(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・シュネル「休暇旅行で」(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・シュネル「休暇旅行で」(ヨーゼフ・シュトラウス) ☆アンコール
- ワルツ「わが家で」(ヨハン・シュトラウス2世)
- 新ピチカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)
- 新ピチカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世) ☆アンコール
- ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳!」(ヨハン・シュトラウス2世)
- ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳!」(ヨハン・シュトラウス2世) ☆アンコール
第2部
[編集]- ワルツ「天体の音楽」(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・フランセーズ「5月の喜び」(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・シュネル「おしゃべりなかわいい口」(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ポルカ・シュネル「おしゃべりなかわいい口」(ヨーゼフ・シュトラウス) ☆アンコール(中間部から)
- ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」(ヨハン・シュトラウス2世)
- ワルツ「春の声」(ヨハン・シュトラウス2世) ☆歓呼の拍手で一時中断し、もう一度序奏から演奏している。
- 狩りのポルカ(ヨハン・シュトラウス2世)
- 狩りのポルカ(ヨハン・シュトラウス2世) ☆アンコール
- 常動曲(ヨハン・シュトラウス2世)
- ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314 (ヨハン・シュトラウス2世) ☆歓呼の拍手で一時中断し、もう一度序奏から演奏している。
- ラデツキー行進曲Op.228 (ヨハン・シュトラウス1世) ☆歓呼の拍手で一時中断し、もう一度序奏から演奏している。