インドールアルカロイド
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インドールアルカロイド(英: indole alkaloid)はインドールを基本骨格に持つアルカロイドの一群を指す。最も数多くのアルカロイド化合物が属する分類の一つであり、これまでに4100種類以上のインドールアルカロイド類が知られている[1]。多くが顕著な生理活性を有している。
インドールアルカロイドとしては、
- 単純なインドールアルカロイド:ジメチルトリプタミン、シロシン、シロシビン
- β-カルボリン誘導体:ハルミン、ハルマリン
- ピロロインドールアルカロイド:フィゾスチグミン
- 麦角アルカロイド:エルゴタミン、エルゴメトリン、その他リゼルグ酸 誘導体
- モノテルペンインドールアルカロイド:最も多様な分類で、アジマリン、レセルピン、ヨヒンビン、イボガイン、リングビアトキシンAなど
ビンブラスチンやビンクリスチン、スタウロスポリンなど2つのインドール環を含むアルカロイドは、ビスインドール (bisindole) と呼ばれる。
出典
[編集]- ^ David S. Seigler. Plant secondary metabolism. — Springer, 2001. — p. 628. — 776 p. — ISBN 0412019817
参考文献
[編集]- Tadeusz Aniszewski. Alkaloids – secrets of life. — Amsterdam: Elsevier, 2007. — 335 p. — ISBN 978-0-444-52736-3
- Manfred Hesse. Alkaloids. Nature's Curse or Blessing. — Wiley-VCH, 2002. — 414 p. — ISBN 978-3-906390-24-6
- Paul M Dewick. Medicinal Natural Products. A Biosynthetic Approach. Second Edition. — Wiley, 2002. — 515 p. — ISBN 0471496405