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イタリアンレッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イタリアンレッド
第16回マーメイドS出走時(2011年6月19日)
欧字表記 Italian Red[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2006年2月24日(18歳)[1]
登録日 2008年9月18日
抹消日 2012年3月21日
ネオユニヴァース[1]
バルドネキア[1]
母の父 Indian Ridge[1]
生国 日本の旗 日本北海道千歳市[1]
生産者 社台ファーム[1]
馬主 東京ホースレーシング[1]
調教師 石坂正栗東[1]
競走成績
生涯成績 20戦8勝[1]
獲得賞金 2億2618万9000円[1]
勝ち鞍
GII 府中牝馬S 2011年
GIII 七夕賞 2011年
GIII 小倉記念 2011年
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イタリアンレッド(欧字名:Italian Red2006年2月24日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬[1]。主な勝ち鞍に2011年七夕賞小倉記念府中牝馬ステークス2011サマー2000シリーズチャンピオンである。

馬名の意味は、イタリアで見られる艶のある赤色。「レッド」は冠名でもある。

戦績

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2009年

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クラシックシーズンに間に合わず、デビューは6月6日中京芝1800mの未勝利戦でのデビューとなった(8番人気で3着)。2戦目の8月1日小倉の未勝利戦(芝2000m)で初勝利を飾る。続く小倉の500万下も連勝。しかし重賞初挑戦となったローズステークスは15着に敗れてこの後休養に入る。

2010年

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3月の中山戦で復帰し、2戦するもそれぞれ3着、4着となる。5月の京都の御室特別で2着に入ったものの、500万に降級した阪神の平場戦は1番人気で7着に敗れる。しかし小倉の対馬特別を1番人気に応え勝利すると、続く西海賞も連勝。9月の阪神の準オープンのムーンライトハンデも勝ち、3連勝を飾りオープン入りする。オープンに入ってからはアンドロメダステークスは10着、重賞の愛知杯は4着となる。

2011年

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休養明けの新潟福島牝馬ステークスは5着。マーメイドステークスは4着となる。そして、東日本大震災の影響で中山開催となった七夕賞は直線差しきり重賞初制覇を飾り[2]、さらに小倉記念も七夕賞同様に直線差しきり、勝ち時計1:57.3の小倉芝2000mのコースレコードで重賞連勝を飾る[3]と共に2011サマー2000シリーズの覇者となった。牝馬がサマー2000シリーズを制したのは史上初である。府中牝馬ステークスは中団待機から直線で抜け出しアニメイトバイオフミノイマージンとの叩き合いを制し重賞3連勝となる[4][5]エリザベス女王杯では好位追走も直線で伸びず9着だった。

2012年

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中山牝馬ステークスでは終始後方のまま14着に大敗した。3月21日付けで競走馬登録を抹消、社台ファームで繁殖牝馬となる[6]

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量
[kg]
距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2009.06.06 中京 3歳未勝利 16 34.9 (8人) 03着 浜中俊 54 芝1800m(稍) R1:48.3(37.0) -0.9 マヤノカピオラニ
0000.08.01 小倉 3歳未勝利 16 05.6 (2人) 01着 浜中俊 54 芝2000m(良) R2:00.5(35.6) -0.0 (カノヤグッドラック)
0000.08.30 小倉 3歳上500万下 14 04.1 (2人) 01着 浜中俊 52 芝1800m(良) R1:47.9(34.3) -0.1 (リーガルアミューズ)
0000.09.20 阪神 ローズS GII 18 33.3 (7人) 15着 浜中俊 54 芝1800m(良) R1:45.9(35.5) -1.2 ブロードストリート
2010.03.20 中山 鎌ケ谷特別 1000万下 14 13.5 (4人) 03着 吉田豊 55 芝1800m(良) R1:50.1(34.7) -0.3 スカーレットダイヤ
0000.04.11 中山 野島崎特別 1000万下 13 03.2 (2人) 04着 吉田豊 55 芝1800m(良) R1:48.4(34.5) -0.1 ダイワジャンヌ
0000.05.30 京都 御室特別 1000万下 10 06.1 (3人) 02着 秋山真一郎 55 芝2000m(良) R2:01.8(34.1) -0.1 サクラローズマリー
0000.06.26 阪神 3歳上500万下 8 01.7 (1人) 07着 浜中俊 55 芝2000m(重) R2:05.6(39.4) -2.3 ロイヤルネックレス
0000.07.17 小倉 対馬特別 500万下 12 02.5 (1人) 01着 浜中俊 55 芝1700m(良) R1:39.9(34.7) -0.2 (アグネスサクラ)
0000.08.08 小倉 西海賞 1000万下 15 02.4 (1人) 01着 浜中俊 55 芝1800m(良) R1:47.3(34.4) -0.2 (スイートマトルーフ)
0000.09.26 阪神 ムーンライトH 1600万下 11 04.3 (2人) 01着 浜中俊 52 芝2000m(良) R2:00.2(34.0) -0.1 (ロイヤルネックレス)
0000.11.13 京都 アンドロメダS OP 13 08.5 (4人) 10着 秋山真一郎 52 芝2000m(良) R2:00.6(36.2) -1.1 アドマイヤメジャー
0000.12.19 小倉 愛知杯 GIII 18 07.4 (3人) 04着 秋山真一郎 53 芝2000m(良) R1:59.7(34.3) -0.2 セラフィックロンプ
2011.04.23 新潟 福島牝馬S GIII 16 16.6 (10人) 05着 中舘英二 54 芝1800m(良) R1:46.1(33.8) -0.7 フミノイマージン
0000.06.19 阪神 マーメイドS GIII 13 06.1 (3人) 04着 福永祐一 53 芝2000m(良) R2:00.8(34.7) -0.4 フミノイマージン
0000.07.10 中山 七夕賞 GIII 17 17.7 (7人) 01着 中舘英二 52 芝2000m(良) R2:00.5(34.9) -0.0 (タッチミーノット)
0000.07.31 小倉 小倉記念 GIII 18 07.6 (4人) 01着 浜中俊 55 芝2000m(良) R1:57.3(35.7) -0.3 (キタサンアミーゴ)
0000.10.16 東京 府中牝馬S GII 16 09.6 (5人) 01着 中舘英二 55 芝1800m(稍) R1:46.8(33.7) -0.0 (アニメイトバイオ)
0000.11.13 京都 エリザベス女王杯 GI 18 10.5 (5人) 09着 浜中俊 56 芝2200m(良) R2:12.7(35.2) -1.1 スノーフェアリー
2012.03.11 中山 中山牝馬S GIII 16 15.3 (6人) 14着 三浦皇成 56 芝1800m(重) R1:52.2(37.0) -1.6 レディアルバローザ
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

繁殖成績

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馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
第1仔 レッドアルバ 2013年 鹿毛 キングカメハメハ (株)東京ホースレーシング 栗東・石坂正 3戦0勝(引退・乗馬)
第2仔 レッドジュラーレ 2014年 黒鹿毛 ハービンジャー (株)東京ホースレーシング 栗東・石坂正 8戦0勝(引退・繁殖)
第3仔 バレーノロッソ 2015年 栗毛 ノヴェリスト (有)社台レースホース 栗東・石坂公一 25戦3勝(引退)
第4仔 アルデンテ 2016年 鹿毛 エンパイアメーカー 吉田千津 栗東・河内洋 3戦1勝(引退・繁殖)
不受胎 2017年 ノヴェリスト
第5仔 フィエラブラス 2018年 黒鹿毛 キングカメハメハ (有)社台レースホース 美浦・手塚貴久 4戦0勝(引退)
第6仔 ラウレッタ 2019年 鹿毛 ロードカナロア 美浦・木村哲也

北海道・小野望

4戦0勝(引退)
第7仔 イタリアンレッドの2020 2020年 デビュー前
第8仔 イタリアンレッドの2022 2022年 栗毛 ノヴェリスト デビュー前

・2024年10月4日現在


血統表

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イタリアンレッド血統サンデーサイレンス系/クロス無し) (血統表の出典)

ネオユニヴァース
2000 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding
Mountain Flower
父の母
*ポインテッドパス
Pointed Path
1984 栗毛
Kris Sharpen Up
Doubly Sure
Silken Way Shantung
Boulevard

*バルドネキア
Bardonecchia
1995 栗毛
Indian Ridge
1985 栗毛
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Hillbrow Swing Easy
Golden City
母の母
Rosa de Caerleon
1986 芦毛
Caerleon Nijinsky II
Foreseer
Carose Caro
Pomme Rose F-No.20-c

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o イタリアンレッド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年12月19日閲覧。
  2. ^ 牝馬のイタリアンレッドが牡馬なで斬り重賞初V/七夕賞 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年1月30日閲覧。
  3. ^ イタリアンレッドがレコードV/小倉記念 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年1月30日閲覧。
  4. ^ “イタリアンレッドが勝つ 府中牝馬ステークス”. 日本経済新聞. (2011年10月16日). https://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKA0143_W1A011C1000000/ 2022年1月30日閲覧。 
  5. ^ イタリアンレッドが重賞3連勝/府中牝馬S | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年1月30日閲覧。
  6. ^ ワンカラット引退「いい子を産んで」と藤岡師 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年1月30日閲覧。

外部リンク

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