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アディオス・アミーゴス (さらば友よ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『アディオス・アミーゴス (さらば友よ)』
ラモーンズスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク ベイビー・モンスター・スタジオ[1]
ジャンル パンク・ロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗レディオアクティヴ・レコード
イギリスの旗クリサリス・レコード
プロデュース ダニエル・レイ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 16位(スウェーデン[3]
  • 62位(イギリス[4]
  • 148位(アメリカ[5]
  • ラモーンズ アルバム 年表
    アシッド・イーターズ
    (1993年)
    アディオス・アミーゴス (さらば友よ)
    (1995年)
    Greatest Hits Live
    (1996年)
    テンプレートを表示

    アディオス・アミーゴス (さらば友よ)』(原題:¡Adios Amigos!)は、アメリカ合衆国パンク・ロックバンドラモーンズ1995年に発表した、14作目にして最後のスタジオ・アルバム

    背景

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    収録曲のうち6曲は、元メンバーのディー・ディー・ラモーンがソングライティングに貢献しており[6]、そのうち「ザ・クラッシャー」は、「ディー・ディー・キング」名義で1988年に発表したアルバム『Standing in the Spotlight』収録曲のリメイクである[7]。「大人になんかなるものか」は、トム・ウェイツがアルバム『ボーン・マシーン』(1992年)で発表した曲のカヴァーで[8]、日本盤ボーナス・トラック「ラモーンズ」は、モーターヘッドがアルバム『1916』(1991年)で発表した曲のカヴァー[9]。ジャケットの絵は、ロサンゼルス出身の画家マーク・コスタビ英語版が1984年に描いた作品『Enasaurs』が元になっており、原画で恐竜が被っていたパーティー・ハットは、デジタル処理によりカウボーイ・ハットに差し替えされた[10]

    バンドは本作のリリース前に解散を公表し[6]、1996年8月6日のハリウッド公演をもって活動を終了した[11]

    反響・評価

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    母国アメリカでは2週にわたりBillboard 200入りし、最高148位を記録した[5]。スウェーデンのアルバム・チャートでは16位に達し、バンドにとって通算13作目のトップ60アルバムとなった[3]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「彼らの作品の中で特に優れているわけではないが、最後の挨拶としては立派である」と評している[2]。Ultimate Classic Rockの2017年の企画「Ramones Albums Ranked Worst to Best」では14作中13位となり「印象に残るのは、冒頭を飾る遊び心に満ちたトム・ウェイツのカヴァー"I Don't Want to Grow Up"だけ」と評されている[12]

    収録曲

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    特記なき楽曲はディー・ディー・ラモーンとダニエル・レイの共作。

    1. 大人になんかなるものか - "I Don't Want to Grow Up" (Tom Waits, Kathleen Brennan) - 2:46
    2. メイキン・モンスターズ・フォー・マイ・フレンズ - "Makin Monsters for My Friends" - 2:35
    3. 知りたかないぜ - "It's Not for Me to Know" - 2:51
    4. ザ・クラッシャー - "The Crusher" - 2:27
    5. ライフ・イズ・ア・ギャス - "Life's a Gas" (Joey Ramone) - 3:34
    6. テイク・ザ・ペイン・アウェイ - "Take the Pain Away" - 2:42
    7. アイ・ラヴ・ユー - "I Love You" (Johnny Thunders) - 2:21
    8. クリテン・ファミリー - "Cretin Family" - 2:09
    9. ハヴ・ア・ナイス・デイ - "Have a Nice Day" (Marky Ramone, Skinny Bones) - 1:39
    10. スキャッターガン - "Scattergun" (C. J. Ramone) - 2:30
    11. 御意見無用 - "Got a Lot to Say" (C. J. Ramone) - 1:41
    12. シー・トーク・トゥ・レインボー - "She Talks to Rainbows" (Joey Ramone) - 3:14
    13. ボーン・トゥ・ダイ・イン・ベルリン - "Born to Die in Berlin" (Dee Dee Ramone, John Carco) - 3:32

    アメリカ初回盤CD (RARD-11273)ボーナス・トラック

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    1. "Spider-Man" (Paul Francis Webster) - 2:03

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. ラモーンズ - "R.A.M.O.N.E.S." (Lemmy Kilmister, Phil Taylor, Phil Campbell, Michael Burston) - 1:23

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “¡Adios Amigos! - Ramones - Album”. AllMusic. 2024年7月25日閲覧。
    3. ^ a b swedishcharts.com - Ramones - ¡Adios Amigos!
    4. ^ RAMONES songs and albums | full Official Chart history
    5. ^ a b The Ramones - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2024年7月25日閲覧。
    6. ^ a b 日本盤CD (TOCP-8596)ライナーノーツ(畔柳雪子、1995年4月)
    7. ^ Carlson, Matt. “Standing in the Spotlight - Dee Dee King - Album”. AllMusic. 2024年7月25日閲覧。
    8. ^ I Don't Wanna Grow Up by Tom Waits”. Songfacts. 2024年7月25日閲覧。
    9. ^ Random Cover Song: Ramones - "R.A.M.O.N.E.S." (Motörhead)”. Dying Scene. 2024年7月25日閲覧。
    10. ^ Ask Mark Kostabi”. Artnet Worldwide. 2024年7月25日閲覧。
    11. ^ Swanson, Dave (2016年8月6日). “The Night the Ramones Played Their Last Show”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2024年7月25日閲覧。
    12. ^ Gallucci, Michael (2017年1月9日). “Ramones Albums Ranked Worst to Best”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2024年7月25日閲覧。

    外部リンク

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